Parallels DesktopにインストールしたWindowsのライセンス購入・認証をする手順を紹介します。
手順は2パターンあるので、それぞれのメリット・デメリットの紹介、さらに注意点も紹介します。
概要
Windowsのライセンス購入・認証するには、2つの方法があります。
それぞれのメリット・デメリットと合わせて、以下の表にまとめました。
Windowsのライセンス購入・認証の2つの方法
- ① Windowsパッケージでライセンス購入・認証
- メリット
- 既にライセンスを持っている時は使いまわせる場合がある(絶対ではない)
- 値引き販売で安く買える場合がある
- デメリット
- インスールUSBメディアは、インテル版のWindowsしか販売されていない(ライセンスコードはARM版でも使用可能)
- メリット
- ② Microsoftストアでライセンス購入・認証
- メリット
- Windows内から行える
- デメリット
- 値引き販売なし
インテル版のWindowsしか対応していない- ARM版でも、最新版のWindows 11 22H2(22000.1936)では使用可能(2023/5/17追記)
- メリット
まず①は、家電量販店・パソコンショップ・ネットショップでインストールUSBメディアやライセンスコードを購入します。
Amazonのようなネットショップでは、インストールUSBメディアとライセンスコードのどちらでも購入可能な場合があります。
一方②は、今のところインテル版のWindowsでしか使えないので、AppleシリコンMacでWindowsを使う場合は対応していません。
以上から、インテルMacのユーザは①か②から選択、AppleシリコンMacのユーザは①を選択、となります。
注意点
WindowsのエディションにはPro版とHome版の2種類があり、ライセンスも別々です。
よって、Windowsのライセンスを購入・認証する前には、必ずインストールしているWindowsのバージョン・エディションを確認してください。
- バージョン
- Windows 11
- Windows 10
- エディション
- Pro
- Home
以下からは、バージョン・エディションを確認する手順です。(以下の説明では、Parallels Desktop 17とWindows 11を使っていますが、それぞれ別のバージョンでも手順は同じです。)
▶︎ Parallels DesktopでWindowsを起動します。
▶︎Windowsのスタートメニューを開きます。
▶︎ キーボードで以下のコマンドを入力して、最後にenterキーを押します。
winver
コマンドの入力中に、以下のように表示されます。
▶︎ 以下の図のように、「Windowsのバージョン情報」の画面が表示されて、矢印の指し示しているあたりにWindowsのバージョン・エディションが表示されます。
以下の図では、バージョン=Windows 11でエディション=Homeとわかります。
▶︎ ここまででWindowsのバージョン・エディションがわかったので、冒頭で説明した「① Windowsパッケージ」または「② Microsoftストア」のいずれかの方法で、ライセンス購入・認証を行います。
① Windowsパッケージでライセンス購入・認証
▶︎ あらかじめ確認しておいたWindowsのバージョン・エディションに対応したWindowsインストールUSBメディアまたはライセンスコードを入手します。
以下のAmazonのリンクからは、Windows 11のHome/Proのパッケージ版/オンラインコード版が購入可能です。
パッケージ版にはUSBメディア&ライセンスコード、オンライン版にはライセンスコードが含まれます。
以下はWindows 10のパッケージ版の写真ですが、インストールUSBメディアと一緒にライセンスコード(プロダクトキー)が含まれています。
▶︎ ここからは、Windows 11を使って説明します。
画面デザインは異なりますが、Windows 10でも操作手順は同じなので、適当に読み替えてください。
Windowsのスタートメニューを開いて、アプリ「設定」を開きます。
以下の図は、矢印のあたりの拡大図です。
▶︎ アプリ「設定」が起動したら、①左からカテゴリ「システム」→②右の項目「バージョン情報」をクリックします。
▶︎ 画面右の項目から、項目「プロダクトキーとライセンス認証」をクリックします。
▶︎ 画面右がライセンス認証の画面に切り替わったら、項目「プロダクトキーを変更する」のボタン「変更」をクリックします。
▶︎ 図のように「プロダクトキーの入力」の画面が表示されたら、①入力欄「プロダクトキー」に25ケタのプロダクトキーを入力してから、②ボタン「次へ」をクリックします。
▶︎ ライセンス認証が正しく行われると、項目「ライセンス認証の状態」が「アクティブ」に表示されます。
ライセンス認証の手順の説明は以上です。
② Microsoftストアでライセンス購入・認証(インテルMacのみ)
▶︎ ここからは、Windows 11を使って説明します。
画面デザインは異なりますが、Windows 10でも操作手順は同じなので、適当に読み替えてください。
Windowsのスタートメニューを開いて、アプリ「設定」を開きます。
以下の図は、矢印のあたりの拡大図です。
▶︎ アプリ「設定」が起動したら、①左からカテゴリ「システム」→②右の項目「バージョン情報」をクリックします。
▶︎ 画面右の項目から、項目「プロダクトキーとライセンス認証」をクリックします。
▶︎ 画面右がライセンス認証の画面に切り替わったら、項目「Microsoft Storeアプリで新しいライセンスを取得する」のボタン「Microsoft Storeを開く」をクリックします。
▶︎ 図のように価格が表示されてライセンス購入の画面が表示されたら、Buyボタンをクリックして購入手続きを進めます。
▶︎ ライセンス認証が正しく行われると、項目「ライセンス認証の状態」が「アクティブ」に表示されます。
ライセンス認証の手順の説明は以上です。
まとめ
Parallels DesktopにインストールしたWindowsのライセンス購入・認証をする手順を紹介しました。
当サイトでは、Parallels Desktopの使い方について複数の記事を公開しています。
以下のリンク先からご覧ください。
コメント
ネットでWindows11のプロダクトキーを買うつもりですが、説明画面がproなのに最終homeを購入したいで分かりにくいです。proがサポートされてるとのことで、proを買えば良いのですか?
Parallels DesktopにインストールしているWindowsがHomeかProかを確認してから、合う方を購入してください。
…
その理由ですが、インテルMacとAppleシリコンMacでは次の違いがあるためです。
・インテルMac:Windows 11/10、Home/Proの組み合わせ4パターンでインストールが可能
・AppleシリコンMac:Windows 11 Homeの1パターンのみインストール可能
ただし、使っているMacによっては上記のパターン以外の可能性もあるので、実際にインストールされているWindowsを確認するようにしてください。
以上です
Windows7以降のライセンスであればそのまま認証とアクティベートは通るので、intel Mac用に購入した過去のパッケージ版等あれば利用することができます。
PC付属のOEM版Windows7のキーもアクティベート通ってしまうのですが、ライセンス的にはNGなのでご注意を。
つい先日、アクティベート部分に変更があり、Windows10未満のキー(Windows7等)についてはWindows11で新規にアクティベートが通らなくなりました。既に通っているものについては問題ないと思いますが、Microsoftアカウントに紐づけていない場合は、再インストールの際には利用できない可能性があります。