MacBookの画面を閉じてもスリープさせない方法

月と星
更新日:2021年09月15日
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MacBookでは画面を閉じると自動的にスリープになりますが、あえてスリープさせたくない場合があります。

ここでは、Mac標準機能を使った方法と、アプリを使った方法の2つの手順を、図解入りでくわしく説明します。

Macの「クラムシェルモード(リッドクローズモード)」の紹介

ノート型のMacでは、昔から「クラムシェルモード(リッドクローズモード)」と呼ばれる使い方があります。

これは、次の条件を満たすと、画面を閉じた状態でもスリープ状態にならずに、Macを使う方法です。

  • AC電源をつなぐ
  • 外部ディスプレイをつなぐ
  • 外部キーボードをつなぐ(USBまたはBluetooth接続)
  • トラックパッドかマウスをつなぐ(USBまたはBluetooth接続)

逆に言うと、上記の条件を満たさない場合には、画面を閉じるとスリープになってしまう、ということになります。

そうすると、たとえば外部ディスプレイなどをつないでいない状態で、長時間ファイルのダウンロードをしたり、動画のエンコード処理をしたり、サーバ的にMacを使いたい、といった場合に画面を閉じるが電源をスリープさせたくない、といったことがあります。

以降は、その方法を紹介します。

 

① ターミナルのコマンドラインを使う方法

アプリをインストールしなくても、Macの標準ツールである「ターミナル」からコマンドラインを実行して設定ができます。

①-1 画面を閉じたときのスリープを無効/有効にする手順

▶ Finderのフォルダ「アプリケーション」-「ユーティリティ」から、「ターミナル」を起動します。

MacのFinderでフォルダ「ユーティリティ」の表示

MacのFinderでアプリ「ターミナル」の表示・起動

 

▶ 「ターミナル」が起動したら、次のいずれかのコマンドをコピーして、コマンドプロンプトのある場所でペースト(貼り付け)します。

スリープを無効にするときのコマンド

sudo pmset -a disablesleep 1

スリープを有効にするときのコマンド

sudo pmset -a disablesleep 0

 

以降の画面では、サンプルとして「スリープを無効にするときのコマンド」の場合です。

Macの「ターミナル」

ペーストは、右クリックメニューから「ペースト」選択か、キーボードショートカットのcommand ⌘ + Vを選びます。

Macの「ターミナル」でコマンドをペースト

▶ コマンドをペーストしたら、キーボードのreturnを押して実行します。

Macの「ターミナル」でコマンド実行

 

▶ パスワードを要求されるので、アプリをインストールしたりMacにログインするときのパスワードを入力してから`retunr`を押します。

Macの「ターミナル」でコマンド実行

 

▶ コマンドを実行したら、念のために正しく設定できているかを次の「現在の設定を確認する手順」で確認してください。

 

①-2 現在の設定を確認する手順

▶ 「ターミナル」を起動して、次のコマンドをコピーして、コマンドプロンプトでペースト(貼り付け)します。

pmset -g

 

▶ コマンドをペーストしたら、キーボードのreturnを押して実行します。

Macの「ターミナル」でコマンド実行

 

▶ コマンドの実行結果で、SleepDisabledの行を確認します。

  • 1の場合はスリープ無効
  • 0の場合はスリープ有効

となります。

Macの「ターミナル」でコマンド「pmset -g」実行結果

 

▶ 設定が済んだら、「ターミナル」のメニューバーから「ターミナル」-「ターミナルを終了」を選んで、ターミナルを終了します。

Macの「ターミナル」を閉じる

 

② アプリ「Amphetamine」を使う方法

画面を閉じた状態でスリープさせないアプリは、ありそうであまり見つかりません。

かつては、「InsomniaX」というアプリが定番でしたが、2016年から更新が止まっていて、macOS 10.12 Sierra以降はインストールできないorインストール困難、という状況です。

GitHub - semaja2/InsomniaX: InsomniaX - Keep your Mac awake the easy way
InsomniaX - Keep your Mac awake the easy way. Contribute to semaja2/InsomniaX development by creating an account on GitHub.

現時点2021年では、「Amphetamine」というアプリが定番になっています。

このアプリは、無料な上にアップル公式のMac App Storeから配布されていますので、セキュリティ上の信頼性は高いです。

macOS 10.11 El Capitan以降に対応で、M1 MacやmacOS 11.0 Big Surにも対応しています。

また、非常に多機能なアプリなので、まだ使ったことがない方は、まずは以下のリンク先の記事を御覧いただいて、ざっくりとした使い方を見てみることをおすすめします。

Macのスリープ制御アプリ「Amphetamine」の使い方
Macのスリープ制御アプリ「Amphetamine」の使い方を、図解入りでわかりやすく説明します。このアプリは非常に多機能ですが、まずは基本的な使い方をマスターして、必要に応じて細かい使い方を覚えていけば、迷子にならないと思います。

 

以降は、すでに「Amphetamine」がインストールされている前提で、画面を閉じてもスリープさせない手順を紹介します。

▶ Amphetamineが起動している状態で、メニューバーのアイコンをクリックしてメニューを表示します。

Macのメニューバーの「Amphetamine」のアイコン

 

▶ メニューが表示されたら、「環境設定…」を選びます。

Macのメニューバーの「Amphetamine」のメニュー展開

 

▶ 「環境設定」が開いたら、画面上部のタブ「デフォルトセッション」をクリックします。

Macのアプリ「Amphetamine」の「環境設定」

 

▶ 「デフォルトセッション」に切り替わったら、「Macのディスプレイを閉じる:ディスプレイを閉じたとき、システムのスリープを許可」のチェックを外します。

Macのアプリ「Amphetamine」の「環境設定」の「ディスプレイを閉じたとき、システムのスリープを許可」のチェックを外す

 

▶ 以下の図のように「クラムシェルモードセッションについて」と表示されたら、画面下のボタン「Amphetamine Enhancerをインストール」をクリックします。

Macのアプリ「Amphetamine Enhancer」インストール画面

この「Amphetamine Enhancer」をインストールしなくてもスリープ解除の機能は使えますが、ここは説明通り無難にインストールしておきます。

 

▶ 図のように、Webブラウザが開いてGitHubのサイトが開きます。

開いたら、画面の一番下あたりの「Where Do I download Amphetamine Enhancer?」と書かれた下の「Right here」のリンクをクリックします。

Macのアプリ「Amphetamine Enhancer」のダウンロードサイト

以下は、一番下あたりの画面です。

Macのアプリ「Amphetamine Enhancer」のダウンロードサイト

 

▶ アプリのダウンロード画面が表示されたら、適当な場所に保存(ダウンロード)します。

Macのファイルダウンロード(保存)の画面

 

▶ ダウンロードしたら、ファイルを開いて「Amphetamine Enhancer」をフォルダ「アプリケーション」にドラッグ・アンド・ドロップしてインストールします。

Macでdmgファイルを展開

Macアプリ「Amphetamine Enhancer」のインストール

 

▶ ドラッグ・アンド・ドロップを完了したら、ダブルクリックして起動します。

Macアプリ「Amphetamine Enhancer」のインストール起動

 

▶ 最初に起動するときはセキュリティの確認がありますので、図のような画面が開いたらボタン「開く」をクリックします。

Macアプリ「Amphetamine Enhancer」のインストール起動

 

▶ 図のようにインストール画面が表示されたら、左側のリストから「Closed-Display Mode Fail-Safe」を選んで、ボタン「Install」をクリックします。

Macアプリ「Amphetamine Enhancer」のインストール起動

 

▶ 図のように「Install was successful」と出たら、インストール成功です。

Macアプリ「Amphetamine Enhancer」のインストール起動

「Amphetamine Enhancer」は、メニューバーから「Amphetamine Enhancer」-「Quit Amphetamine Enhancer」を選んで閉じます。

Macアプリ「Amphetamine Enhancer」のインストール起動

 

▶ 念のために、Macを再起動してください。

 

▶ 再起動できたら、ふたたび「Amphetamine」の「デフォルトセッション」から、「Macのディスプレイを閉じる:ディスプレイを閉じたとき、システムのスリープを許可」のチェックを外します。

Macのアプリ「Amphetamine」の「環境設定」の「ディスプレイを閉じたとき、システムのスリープを許可」のチェックを外す

 

▶ 以下の図のように「クラムシェルモードセッションについて」と表示されたら、画面下のボタン「確認」をクリックします。

Macのアプリ「Amphetamine」でスリープ禁止の設定

 

▶ 設定画面に戻ったら、チェックが外れていることを確認します。

Macのアプリ「Amphetamine Enhancer」インストール画面

 

▶ さらに、「一般」のタブをクリックして、「ログイン時にAmphetamineを起動」にチェックを入れます。

ここにチェックが入っていないと、つまりAmphetamineが起動していないと、画面を閉じたらスリープになってしまうので注意してください。

Macのアプリ「Amphetamine Enhancer」インストール画面

 

▶ すべての設定が完了したら、画面左上の赤いボタンをクリックして画面を閉じてください。

Macのアプリ「Amphetamine」の「環境設定」を閉じる

 

まとめ

このページでは、Macの画面を閉じてもスリープさせない方法として2つ紹介しました。

特に優劣はありませんので、個々人の事情や好みに合わせて選んでもらえば良いと思います。

こういった人におすすめ
① ターミナルの
コマンドラインを使う方法
  • 普段からターミナルコマンドに
    慣れている人
  • できるだけMacの標準機能を
    使いたい人
  • 会社や学校のMacでアプリの
    インストールが禁止されている人
② アプリ「Amphetamine」を
使う方法
  • アプリで簡単に設定を済ませたい人
  • ターミナルコマンドを使うのに
    慣れていない人
  • 会社や学校のMacで
    ターミナルコマンドの使用が
    禁止されている人

なお、画面を閉じて負荷の高い処理を長時間続けると、内蔵バッテリやロジックボードの劣化や故障を引き起こす可能性が高くなるので、金属に当てるなどして放熱には注意しましょう。

個人的な経験ですが、MacBook Pro 15インチでクラムシェルモード(リッドクローズモード)を使い、XcodeやAndroid Studioで開発をしていたところ、バッテリが熱でパンパンに膨張してしまったことがあります。

 

参考資料

 

このページの記事は、ここまでです。

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