パスワードが掛かったPDFを編集しようとすると、警告画面が出て編集ができません。
このページでは、パスワードが掛かったPDFを編集する方法をMacで紹介しますが、Windowsでも同様に可能です。
方法としては、「Microsoft OneDrive」や「Googleドライブ」といったクラウドストレージを使います。
パスワードが掛かったPDFを編集しようとすると警告が出る
パスワードが掛かったPDFをMacの「プレビュー」アプリで編集(マークアップ)しようとすると、次のような警告が表示されて編集できません。
所有者のパスワードを入力しないと、書類内の注釈を作成または変更するための権限がありません。
この書類の注釈のロックを解除するには、パスワードを入力してください。
パスワードを解除できるアプリを探したのですが、今のところ見つかりませんでした。
アプリではなくクラウドストレージを使うと、あっさりと簡単にパスワード解除できたので、以下から紹介します。
方法① Microsoft OneDriveを使う
あらかじめOneDriveにアカウント開設済みで使える前提で、以下から手順を紹介します。
作業の流れとしては、次のようになります。
- PDFのアップロード
- 編集したいページを印刷コマンドでPDF形式でダウンロード
▶ OneDriveの適当な場所にPDFをアップロードします。
▶ PDFをアップロードしたら、クリックして内容を表示します。
▶ OneDriveのメニューバーから、「印刷」をクリックします。
▶ 印刷の指示画面が表示されたら、出力するページ指定など設定を行って、印刷ボタンをクリックします。
なお、以下の画面はMacのものですが、Windowsでも似たような画面が表示されるので、必要な設定を行って操作してください。
▶ ダウンロードされたPDFを開いて、編集できることを確認します。
以下はMacの「プレビュー」アプリを使い、編集ができることを確認できています。
方法② Googleドライブを使う
あらかじめGoogleドライブにアカウント開設済みで使える前提で、以下から手順を紹介します。
作業の流れとしては、次のようになります。
- PDF表示用のアドオンアプリのインストール
- PDFのアップロード
- 編集したいページを印刷コマンドでPDF形式でダウンロード
▶ Googleドライブを開いて、左上から「新規」 -> 「その他」 -> 「アプリを追加」を選択します。
▶ アプリのインストール画面が表示されたら、検索窓に「pdf」と入力して検索し、検索結果から「PDF Viewer」をインストールします。
インストール方法は画面の指示通りすすめるだけなので、ここでは省略します。
▶ ここまででアプリのインストールが完了しています。
次に、Googleドライブの適当な場所にPDFをアップロードします。
▶ PDFをアップロードしたら、ダブルクリックして内容を表示します。
▶ PDFのメニューアイコンから、プリンタのアイコンをクリックします。
▶ 印刷の指示画面が表示されたら、出力するページ指定など設定を行って、印刷ボタンをクリックします。
なお、以下の画面はMacのものですが、Windowsでも似たような画面が表示されるので、必要な設定を行って操作してください。
▶ ダウンロードされたPDFを開いて、編集できることを確認します。
以下はMacの「プレビュー」アプリを使い、編集ができることを確認できています。
補足説明
手間の簡単さで言えば、標準機能で使えるOneDriveの方が簡単です。
また、Googleドライブはアドオンで色々なアプリのインストールができますが、複数試した限りでは編集機能があるPDFアプリではパスワードが掛かったPDFは読み込めませんでした。
このページで紹介している「PDF Viewer」は編集機能がないため、うまくいったと思われます。
このページの記事は以上です。
コメント
macだとプレビューアプリで同様な操作をすれば、ロックを外せますね
sansan hoihoiさん、コメントありがとうございます。
私も、以前まではMacの「プレビュー.app」でプリントアウト時にPDFで保存する方法を使っていたのですが、PDFによってはその方法が使えない時がありました。
「PDFで保存」の項目が、グレーアウトして選択できない場合があります。