MacまたはWindowsで、WindowsのISO/VHDXファイルをダウンロードする複数の方法を比較して、メリット・デメリットを明らかにします。
あわせて具体的なダウンロード手順も説明しますが、そちらはリンク先の個々の記事で図解入りで紹介します。
Macの仮想環境アプリ「Parallels Desktop」では、アプリ内でWindowsのインストーラを自動ダウンロードできる機能が付いています。
よって、あらかじめISOファイルをダウンロードする必要は、ありません。
ダウンロード方法一覧と概要
以下に、①から⑤の5つのダウンロード方法の一覧と概要を記載します。
最初に結論を書くと、以下がオススメとなります。
- AppleシリコンMac：①
- インテルMac：②
オススメの理由は、ダウンロードの操作が簡単な上に、Windowsのセットアップでも失敗することが少ないからです。
残りの③④⑤を使うケースとしては、①②で何か問題があった場合や、あえて開発版を先行して使いたい場合があります。
| 方法 | サイト 運営元 | 特徴 | ISO等入手時の実行環境 |
|---|---|---|---|
| ① アプリ「CrystalFetch」 | 私的サイト | アプリでISOダウンロード | macOS Monterey 12以上 |
| ② マイクロソフト公式の ダウンロードページ | マイクロ ソフト | ISOファイルを Webブラウザで 直接ダウンロード | 各OSのWebブラウザ |
| ③ マイクロソフト公式の 「MS Insider Preview」ページ | マイクロ ソフト | ISO/VHDX ファイルを Webブラウザで 直接ダウンロード | 各OSのWebブラウザ |
| ④ スクリプト「UUP dump」 | 私的サイト | ISO作成コマンドを Webブラウザで ダウンロード してから、 コマンド実行で ISO作成 | Windows/ Mac/ Linux |
| ⑤ スクリプト「UUP Generation Project」 | 私的サイト | ISO作成コマンドを Webブラウザで ダウンロード してから、 コマンド実行で ISO作成 | Windows |
各方法で入手可能なファイル
Arm版Windowsとインテル版Windowsでは、入手可能なWindowsのバージョンやファイル形式が異なりますので、それぞれ別に説明します。
Arm版Windows（AppleシリコンMac向け）
以下の表で「11(/10)」とあるのは、10はISOのダウンロードはできるものの、Windowsセットアップ時にブルースクリーンが出てインストール失敗するからです。
なお、ファイル形式「VHDX」は仮想環境ファイルであり、Windowsのクリーンインストールには使えません。
| 方法 | 正式版 | 開発版 | 入手ファイル形式 |
|---|---|---|---|
| ① アプリ「CrystalFetch」 | 11(/10) | 11(/10) | ISO |
| ② マイクロソフト公式の ダウンロードページ |  | | – |
| ③ マイクロソフト公式の 「MS Insider Preview」ページ | | 11 | VHDX |
| ④ スクリプト「UUP dump」 | 11(/10) | 11(/10) | ISO |
| ⑤ スクリプト「UUP Generation Project」 | 11(/10) | 11(/10) | ISO |
注意：「正式版」「開発版」でダウンロードできるバージョンは、2023/8/21時点の情報です。今後これは変わる可能性があります。正式版/開発版の表記は、以下の基準（チャネル）で行なっています。
Windowsを通常使用する場合は、正式版を使うようにしてください。
- 正式版：Retail、Preview Release
- 開発版：Beta、Dev、Canary
インテル版Windows（インテルMac向け）
| 方法 | 正式版 | 開発版 | 入手ファイル形式 |
|---|---|---|---|
| ① アプリ「CrystalFetch」 | 11/10 | 11/10 | ISO |
| ② マイクロソフト公式の ダウンロードページ | 11/10/8.1 | | ISO |
| ③ マイクロソフト公式の 「MS Insider Preview」ページ | | 11/10 | ISO |
| ④ スクリプト「UUP dump」 | 11/10 | 11/10 | ISO |
| ⑤ スクリプト「UUP Generation Project」 | 11/10 | 11/10 | ISO |
注意：「正式版」「開発版」でダウンロードできるバージョンは、2023/8/21時点の情報です。今後これは変わる可能性があります。正式版/開発版の表記は、以下の基準（チャネル）で行なっています。
Windowsを通常使用する場合は、正式版を使うようにしてください。
- 正式版：Retail、Preview Release
- 開発版：Beta、Dev、Canary
各方法のメリット・デメリット
ダウンロード方法ごとに、どういったメリット・デメリットがあるかを記載します。
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ① CrystalFetch |
|
|
| ② MS 正式版 |
|
|
| ③ MS Insider Preview版 |
|
|
| ④ UUP dump |
|
|
| ⑤ UUP Generation Project |
|
|
各方法のダウンロード手順
具体的なダウンロード手順については、以下のリンク先をご覧ください。
まとめ
MacまたはWindowsで、WindowsのISO/VHDXファイルをダウンロードする複数の方法を比較して、メリット・デメリットを明らかにしました。
ISO/VHDXファイルのダウンロード後に、MacでWindowsを使う方法は、以下の関連記事をご覧ください。
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