Parallels Desktop 18 for Macで何ができるか、必要な動作環境、インストール方法、アカウント登録について説明します。
macOSのバージョンによってはParallels Desktop 18は使えない場合があるので、注意が必要です。
Parallels Desktop 18の概要
① Macアプリの一つとしてWindowsが使える
Parallels Desktopで出来ることを一言で言うと、macOSを動かしながら、WindowsやLinuxや別のmacOSを動かせることです。
インテルMacでは「Boot Camp」という仕組みでMacの電源を落としてWindowsを使うことができましたが、Parallels Desktopではあたかもアプリの一つとしてWindowsなどを使うことができます。
現在、AppleシリコンMacでは「Boot Camp」が提供されていない上、マイクロソフトがAppleシリコンMac+Parallels+Windows 11のサポートを明言しているので、唯一の正攻法でWindows 11を使う方法になっています。(参考:マイクロソフトの公式文書でAppleシリコンMac+Parallels+Windows 11のサポート)
② macOSとWindowsでデータの相互利用が可能
macOSとWindowsなどと相互にファイルやクリップボード情報のやり取りが可能です。
③ 3つのParallels Desktopの入手方法
Parallels Desktopを入手するには次の3つがあります。
- Parallels社の公式サイトのアプリ版
- Amazonなどから購入可能なパッケージorダウンロードアプリ版
- Mac App Store版
2番目は1番目の試用アプリを正規版として購入・登録するシリアルコードが入っているので、実質1番目と3番目の2種類があります。
ここでは紙面の関係上詳しく書きませんが、3番目は1番目より価格が高い上に機能制限されているので、メリットはあまりありません。
よって、このページでは最もおすすめで一般的に使われている、1番目の公式サイトのアプリ版を前提に説明を進めます。
④ 試用期間中であってもアカウント作成が必須
Parallels Desktop 18は購入前に2週間の試用期間が設けられています。
しかし、そうであってもユーザーアカウントの作成が必須となっている点には、注意が必要です。
また、ユーザーカウント作成には、メールアドレスが必要です
Parallels Desktop 18の
動作環境
Parallels Desktop 18 for Macをインストールして使うには、以下の環境が必要です。
もしも、ホストmacOSがアップデートできないといった事情がある場合は、Parallels Desktop 17などの旧バージョンを使うと解決される場合があります。(詳しくは、Parallels Desktop旧バージョンのダウンロード方法の記事へ)
AppleシリコンMac | インテルMac | |
---|---|---|
ホストmacOS | Ventura 13.0+ Monterey 12.4+ Big Sur 11.6.7+ | Ventura 13.0+ Monterey 12.4+ Big Sur 11.6.7+ Catalina 10.15.7+ Mojave 10.14.6+ |
ゲストWindowsOS | 以下全てARM版
| 以下全てインテル64ビット/32ビット版
|
メモリ | 4GB最低限必要 16GB以上推奨 |
Parallels Desktop 18の試用版をダウンロード
▶︎ 以下のリンクをクリックして、公式サイトの試用版ダウンロードページを開きます。
▶︎ ページが開いたら、以下の図の矢印が指し示している、ボタン「無料トライアルをダウンロード」をクリックします。
以下の図は、矢印のあたりの拡大図です。
▶︎ 図のようにファイル保存画面が表示されたら、適当な保存場所を指定してから、ボタン「保存」をクリックします。
ファイルはdmg形式で圧縮された状態で、1つのファイルで保存されます。
▶︎ ダウンロードが完了したら、次の章でインストールに進みます。
Parallels Desktop 18のインストール
▶︎ 前章でダウンロードしたファイルはdmg形式のファイルをダブルクリックして、Macにマウントします。(マウント=ファイルの中身を表示できる状態にすること)
以下の図では、ファイル名「Install Parallels Desktop.dmg」という名前になっていますが、これはParallels Desktopのバージョンによっては異なる場合があります。
▶︎ dmgファイルがマウントされると、以下の図のようにインストールアプリが表示されるので、これをダブルクリックして実行します。
▶︎ 図のように、ダウンロードフォルダへのアクセス許可の画面が表示されたら、ボタン「OK」をクリックします。
▶︎ 図のようにファイルを開いて良いか確認するセキュリティ画面が表示されたら、ボタン「開く」をクリックします。
▶︎ 図のように「エンドユーザー使用許諾契約」の画面が表示されたら、ボタン「同意」をクリックします。
なお、画面下部の「カスタマーエクスペリエンスプログラムに参加する」は、チェックを付けても外してもどちらでも構いません。
▶︎ 図のようにインストールが始まったら、次の指示画面が表示されるまで、しばらく待ちます。
▶︎ 図のように「管理者名」と「パスワード」を入力する画面が表示されたら、適切な情報を入力してから、ボタン「OK」をクリックします。
ここで入力する「管理者名」と「パスワード」とは、アプリインストールやMacのログイン画面で入力する時のものです。
▶︎ 以下の図のように、初期化中の画面が表示されたら、次の指示画面が表示されるまで待ちます。
▶︎ 以下の図のように、「Parallels Desktopの権限」の画面が表示されたら、ボタン「次へ」をクリックします。
▶︎ 図のように、”デスクトップ”フォルダへのアクセス許可の画面が表示されたら、ボタン「OK」をクリックします。
▶︎ 同じように、”書類”と”ダウンロード”についても、ボタン「OK」をクリックします。
▶︎ 3つのフォルダのアクセス許可を与えたら、画面右下のボタン「次へ」をクリックします。
▶︎ 以下の図のように、「インストールアシスタント Windows 11のダウンロードとインストール」、または「インストールアシスタント 新規作成」の画面が表示されたら、インストール完了です。
引き続いて、次の章ではアカウント作成の説明をしています。
Parallels Desktopを使うには、アカウント作成が必須です。
Parallelsアカウントの作成
▶︎ メニューバーから、「Parallels Desktop」→「アカウント&ライセンス…」をクリックします。
▶︎ 図のように「Parallelsアカウントにサインインしてください」と表示されたら、画面の左半分でメールアドレスから新規ユーザー登録するか、右半分で既存のアカウントでサインイン(アカウントの登録)をします。
▶︎ アカウント作成してログインすると、図のように「Parallels Desktopアクティベーション」の画面が表示されます。
ここでは14日間の試用をしたいので、ボタン「14日間の無償トライアル」をクリックします。
▶︎ 図のようにトライアルの登録完了画面が表示されたらOKです。
画面には、トライアル期間の完了日と残り日数が表示されます。
右下のボタン「トライアルを継続する」をクリックすると、この画面は閉じられます。
まとめ
Parallels Desktop 18 for Macで何ができるか、必要な動作環境、インストール方法、アカウント登録について説明しました。
続けて、Parallels DesktopにWindows 11をインストールしたり、Windowsのライセンス認証をする場合は、以下の記事をご覧ください。
Parallelsをしばらく使ってみて、正式にライセンスを購入したい場合は、次の記事をご覧ください。
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