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Parallels Desktopのバックアップはどうすれば良いか?色々なパターンを紹介

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Parallels Desktop 19 アイコン PX246^2
更新日:2024年08月09日

投稿日:2023年10月20日
この記事は約9分で読めます。

Parallels Desktopで使っている仮想環境ファイルは、どうやってバックアップすれば良いか?

いくつかのやり方があるので、メリット・デメリットとあわせて、どういったときにどの方法を使えば良いかを紹介します。

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Paralles Desktopのバックアップ方法一覧(メリット・デメリットも)

このページでは、次の3つのバックアップ方法を紹介します。

3つの方法について、(a) 概要・(b) おすすめの使用パターン・(c) メリット・(d) デメリットを以下に挙げます。

(a) 概要

①と②は、別メディアにデータのバックアップを取る手法です。

一方、③は1つの仮想環境ファイルの中に別バージョンの状態を保存する手法です。

そういったことから、③はバックアップというよりは、バージョン履歴管理といった方がピッタリ来るかもしれません。

方法どんな内容?
① Time Machine・macOS標準のバックアップ機能
・バックアップ先は、外付けのHDD/SSD
② 仮想環境ファイルそのままバックアップ・Finderやバップアップソフトで仮想環境ファイルをそのままバックアップする
・バックアップ先は、外付けのHDD/SSD
③ スナップショット・SmartGuard・Parallels Desktopの機能で、仮想環境の状態を保存する
・バックアップ先は、同一の仮想環境ファイル内に別バージョンが作成される

①②のバックアップは、外付けのHDD/SSDに保存して、Macの故障に対処できるようにしておきましょう。

(b) おすすめの使用パターン

以下におすすめのパターンを紹介します。

1つだけを使うのでなく、③のスナップショットでバージョン履歴のバックアップを取りつつ、①のTime Machineで外付けHDDでバックアップ、という使い方もアリです。

方法おすすめの使用パターン
① Time Machine・macOS・全アプリ・全データを丸ごとバックアップしたい時
・Macの故障にも備えておきたい時
② 仮想環境ファイルそのままバックアップ・仮想環境ファイルだけバックアップしたい時
・Macの故障にも備えておきたい時
③ スナップショット・SmartGuard・アプリ開発者などで開発中のアプリを仮想環境にインストールすることがある時
・Macの故障には備えておく必要がない時

(c) メリット

方法メリット
① Time Machine・無料
・Mac内蔵SSD/HDDの故障にも対応できる
② 仮想環境ファイルそのままバックアップ・Parallels Desktopの仮想環境ファイルだけバックアップが取れる
・バックアップファイルは元のファイル形式そのままなので、復元はそれをコピーするだけで簡単
・Mac内蔵SSD/HDDの故障にも対応できる
③ スナップショット・SmartGuard・以前のバックアップの状態に戻す手順が簡単

(d) デメリット

方法デメリット
① Time Machine・Parallels Desktopの仮想環境ファイルだけバックアップは取れない
・バックアップのデータ形式が特殊なので、データ破損時に復旧できない可能性が高い
② 仮想環境ファイルそのままバックアップ・Finder手コピーは手間がかかる
・バックアップアプリは場合によっては有料
③ スナップショット・SmartGuard・Mac内蔵SSD/HDDの故障には対応できない
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① TimeMachineでバックアップを取る方法

▶︎ まず最初に、設定対象の仮想環境OSをシャットダウンの状態にしておきます。

理由は、シャットダウンの状態でないと、一部の設定が変更できないかったり、不具合が起こる可能性があるからです。

Parallels Desktop 仮想環境の設定画面

▶︎ 設定対象の仮想環境OSの設定画面を開きます。

開き方は、Parallels Desktopの画面「コントロールセンター」から、対象の仮想環境に表示されている、歯車の形のアイコン「設定」をクリックします。

Parallels Desktop コントロールセンター

▶︎ 設定画面が表示されたら、次の操作を行います。

  • ① 画面上部のタブ「バックアップ」をクリック
  • ② ボタン「Time Machineの環境設定を開く…」をクリック
Parallels Desktop 仮想環境の設定画面

▶︎ 図のようにセキュリティの確認画面・メッセージが表示されたら、ボタン「OK」をクリックします。

表示されなかったら、次のステップに進みます。

Parallels Desktop 仮想環境の設定画面 アクセス許可の画面

以下、メッセージ内容

macOSの設定を開くには、Parallels Desktopにアクセスを許可します。

[システム環境設定] > [セキュリティとプライバシー] > [プライバシー] > [自動化]を開き、Parallels Desktopの”システム設定”を許可します。

先ほどのセキュリティの確認画面が表示されていた場合は、以下の一連の操作を行います。

Parallels Desktopのセキュリティ許可の設定
  • 「システム設定(システム環境設定)」の起動

    アプリ「システム設定(システム環境設定)」を開きます。

    開き方は、次の2つの方法があります。

    • (1) メニューバーから起動
    • (2) Finderから起動

    (1) メニューバーから起動:Macのメニューバーから「🍎」 > 「システム設定(システム環境設定)」を選ぶ

    Mac メニューバー

    (2) Finderから起動:Finderでフォルダ「アプリケーション」から、アプリ「システム設定(システム環境設定)」をダブルクリック

    Mac Finder
  • 「オートメーション(自動化)」の許可

    アプリ「システム設定(システム環境設定)」が開いたら、次の操作を行います。

    • ① 左のリストから「プライバシーとセキュリティ」をクリック
    • ② 「オートメーション(自動化)」をクリック
    Mac アプリ「システム設定(システム環境設定)」
  • Parallels Desktopのオートメーションの許可

    画面右側にアプリの一覧が表示されたら、Parallels Desktopをクリックして展開し、「システム設定」の横に表示されるスイッチをクリックしてオンにします。

    Mac アプリ「システム設定(システム環境設定)」>「オートメーション」
  • 設定のロック解除

    図のようにパスワードやTouch IDの入力画面が表示されるので、いずれかの方法で承認します。

    Parallels Desktop パスワード画面
  • 設定の完了

    承認されたらスイッチがオンに変わるので、変わったら設定は完了です。

    この画面は閉じてOKです。

    この後、次のステップに進んでください。

    Mac アプリ「システム設定(システム環境設定)」>「オートメーション」

▶︎ アプリ「システム設定(システム環境設定)」で、「Time Machine」の設定が表示されているでしょうか?

表示されていない場合は、「システム設定(システム環境設定)」の左上の検索窓で、”time”と入力すれば検索できます。

Mac アプリ「システム設定(システム環境設定)」>「Time Machine」

▶︎ 「Time Machine」の画面で、ボタン「オプション…」をクリックします。

Mac アプリ「システム設定(システム環境設定)」>「Time Machine」

▶︎ 図のように、見出し「バックアップ対象から除外」が表示されたら、次の操作を行います。

  • ① “~Parallels”をクリックして選択
  • ② ボタンをクリック

Mac アプリ「システム設定(システム環境設定)」>「Time Machine」

▶︎ 図のようにパスワードやTouch IDの入力画面が表示されるので、いずれかの方法で承認します。

Time Machine パスワード画面

▶︎ 図のように”~Parallels”の行が削除されたら、ボタン「完了」をクリックして画面を閉じます。

再びTime Machineのバックアップ対象から除外したい場合は、ボタン+をクリックして登録します。

Time Machineの説明は以上です。

Mac アプリ「システム設定(システム環境設定)」>「Time Machine」

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② 仮想環境ファイルそのままバックアップを取る方法(Finder手動コピー、バックアップアプリ)

Parallels Desktopの仮想環境ファイルは、通常はフォルダ「Parallels」の中に保存されています。

▶︎ Finderでフォルダ「Parallels」を開きます。

図のように仮想環境ファイルが表示されますが、macOSは拡張子が「.macvm」、その他のOSは「.pvm」となっています。

Mac Finder

▶︎ 仮想環境ファイルをバックアップします。

バックアップ方法は、Finderで手コピーするか、バックアップアプリを使います。

定期的にバックアップを自動実行したいのであれば、バックアップアプリを使う必要があります。

バックアップアプリについては、当サイトに以下の関連記事があるので、参考にしてください。

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③ スナップショット・SmartGuardでバックアップを取る方法

▶︎ 設定対象の仮想環境OSが実行中の状態で、メニューバーから「処理」をクリックします。

Mac Parallels Desktop

表示されるメニュー項目のうち、以下の3つがスナップショットに関するコマンドです

コマンド内容
スナップショットの作成現時点でのスナップショットを新規に作成します
スナップショットに戻す最新の作成済みのスナップショットに戻します
スナップショットの管理全ての作成済みスナップショットを表示したり戻したり、新規作成ができます

▶︎ 「SmartGuard」は、一定の間隔で自動的にスナップショットを作成する機能です。

設定方法は、Parallels Desktopの画面「コントロールセンター」から、対象の仮想環境に表示されている、歯車の形のアイコン「設定」をクリックします。

▶︎ 設定画面が表示されたら、次の操作を行います。

  • ① 画面上部のタブ「バックアップ」をクリック
  • ② チェック項目「SmartGuard」にチェックをいれる
  • ③ ボタン「詳細…」をクリック
Parallels Desktop 仮想環境の設定画面

▶︎ 図のように詳細な設定画面が表示されたら、必要に応じて設定をします。

ちなみに、一番上の「Time Machine用に最適化」にチェックを入れておくと、サイズの節約ができます。(最新のスナップショット1つのみ保存、保存タイミングは48時間おき)

Parallels Desktop 仮想環境の設定画面

▶︎ スナップショット・SmartGuardの説明は以上です。

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まとめ

以上、Parallels Desktopの仮想環境ファイルのバックアップ方法について紹介しました。

当サイトではParallels Desktopの関連記事を多数公開していますで、ご覧ください。

以下は、人気のある記事ランキングです。

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