Parallels Desktop for Macをアンインストールする手順を紹介します。
まずはアンインストールの概略や注意点を説明して、それから仮想マシンの削除、アプリ本体の削除、設定ファイルの削除と、それぞれの手順を図解入りで説明します。
アンインストールの概略と注意点
Parallels Desktop for Macは、他の一般的なアプリと同様な手順で、アンインストールができます。
具体的には、Finderからアプリ本体をゴミ箱に入れればOKです。
さらに、設定ファイルまで削除したい場合は、「AppCleaner」などのアプリ削除専用アプリを使えば、アプリ本体+設定ファイルをまとめて削除できます。
あるいは、Finderで設定ファイルを検索して手動で削除することもできますが、間違って削除する可能性があるので、「AppCleaner」を使う方をおすすめします。
一方、仮想マシンファイルは削除されずに残るので、これも削除したい場合には、ユーザが手動で削除する必要があります。
また、仮想マシンファイルは最後に削除してもよいのですが、最初に削除しておいたほうが操作がやりやすいです。
ここまでをまとめると、Parallesのアンインストールの順番としては、次のようになります。
素朴な疑問なんだけど、仮想マシンファイルや設定ファイルも削除した方が良い場合と、残した場合が良い場合は、どう判断したら良いの?
再度アプリを使う可能性がある場合は、仮想マシンファイルや設定ファイルを残した方が良い。
再度アプリを使うときに、以前使った内容が引き継げるからね。
でも、「もう使うことはないな」と思ったら、削除しても良い。
よくわからないときは、とりあえず残しとけば?
わかりました!
以上を踏まえて、ここからはアンインストールの手順を図解入りで説明します。
① 仮想マシンファイルの削除(必要に応じて)
仮想マシンファイルの削除方法は、次の2つがあります。
前者はParallelsの画面からの削除なので操作がカンタンですが、まだParallelsが削除されていないときでないと操作できません。
一方、後者はParallelsが削除されたあとでも操作できますが、Finderで対象のファイルを検索する手間がかかります。
よって、仮想マシンファイルも削除したい場合は、アプリ本体を削除する前がおすすめです。
a) Parallelsのコントロールセンターから仮想マシンの削除
以下の記事の「① 仮想マシンを永久に削除する方法」で、操作を詳しく説明しているので、ご覧ください。
b) Finderから仮想マシンの削除
▶ MacのFinderを前面に表示します。
▶ Finderで、①「検索」の入力領域に仮想マシンファイルの拡張子「pvm」を入力して、②ファイル名「”pvm”を含む」をクリックします。
▶ さらに、③検索対象で「このMac」をクリックします。
▶ 検索結果が表示されるので、削除したい仮想マシンファイルを右クリックメニューから削除します。
▶ Finderで仮想マシンファイルを削除する説明は、以上です。
② アプリ本体の削除
Parallels Desktopアプリ本体の削除方法は、次の2つがあります。
a)はMacの標準的なアプリの削除方法ですが、設定ファイルは削除されません
一方、b)はアプリ削除専用アプリの「AppCleaner」を使い、アプリ本体と設定ファイルをまとめて削除ができます。
a) Finderからアプリ本体の削除
▶ MacのFinderを前面に表示します。
▶ フォルダ「アプリケーション」の中にある、①アプリアイコン「Parallels Desktop」を右クリックして、②表示項目から「ゴミ箱に入れる」を選択します。
▶ パスワードやTouch IDの確認画面が表示されたら、パスワード入力や指紋認証を行います。
▶ ここまでで、アプリ本体が削除されました。
完全に削除したい場合は、ゴミ箱の中のアプリ本体を削除する必要があります。
Dockの右端(または一番下)にある「ゴミ箱」をクリックします。
▶ ゴミ箱の中身が表示されたら、アプリ「Parallels Desktop」を右クリックして、表示項目の「すぐに削除..」を選択します。
▶ 以上で、アプリ本体の削除は完了です。
b) AppCleanerからアプリ本体と設定ファイルの削除
▶ 以下のリンク先から「AppCleaner」をダウンロードして、フォルダ「アプリケーション」の中に移動させます。
▶ 「AppCleaner」を起動して、画面の中央にFinderから「Parallels Desktop」をドラッグ・アンド・ドロップします。
▶ アプリ本体と設定ファイルが検索されて表示されるので、①左端のチェックをすべて入れてから、②右下のボタン「Remove」をクリックします。
▶ 以上で、アプリ本体の削除は完了です。
③ 設定ファイルの削除(必要に応じて)
まだアプリ本体を削除しておらず、これからアプリ本体と設定ファイルを一緒に削除したい場合は、前に説明している次の項目に進んでください。
ここからは、Finderを使って設定ファイルを削除する方法を選択します。
▶ MacのFinderを前面に表示します。
▶ Finderで、「検索」の入力領域に「parallels」と入力します。
▶ さらに、検索対象で「このMac」をクリックします。
▶ 検索結果から、明らかにParallelsの設定ファイルと思われるものを削除します。
ParallelsやmacOSのバージョン、その他ユーザの環境によって設定ファイルの場所や存否が異なりますが、一般的によくある設定ファイルの保存場所は以下のパターンが多いです。
①ストレージ直下の「Library(ライブラリ)」と、②ユーザのホームフォルダ直下の「Library(ライブラリ)」の中を確認します。
①ストレージ直下の「Library(ライブラリ)」
②ユーザのホームフォルダ直下の「Library(ライブラリ)」
Finderでoptionキーを押しながら、「移動」→「ライブラリ」を選択して表示します。
①と②のそれぞれで、以下のフォルダを中心に確認してください。
ただし、これら以外の場所にも設定ファイルが作られている場合があります。
- Application Scripts
- Application Support
- Caches
- Containers
- Group Containers
- LaunchAgents
- LaunchDaemons
- Logs
- Parallels
- Preferences
- PreferencesPanes
- StartupItems
▶ Finderで設定ファイルを削除する説明は、以上です。
まとめ
Parallels Desktop for Macで、仮想マシンファイル・アプリ本体・設定ファイルの削除方法を説明しました。
削除する順番によって効率的に作業ができますので、このページを良く読んで流れをつかんでください。
Parallels Desktopの現在の最新バージョンは、以下の2つの方法で購入可能です。
① 公式サイトでダウンロード版を購入(2週間の試用期間つき・30日間の返金保証)
② Amazonなどのネットショップやリアル店舗でパッケージ版を購入
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