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【2023年11月版】Parallels Desktop 19、VMware Fusion 13.5、UTM 4の比較(ベンチマーク・機能・ライセンス体系・価格)

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MacでWindowsを使えるソフトウェア【Parallels】

macOS Parallels desktop
更新日:2023年12月15日

投稿日:2023年11月09日
この記事は約6分で読めます。

Macで使える代表的な仮想環境アプリ、「Parallels Desktop」「VMware Fusion」「UTM」の3つを比較します。

比較は、M1/M2/M3のAppleシリコンMacでWindows 11を使う前提で行います。

この記事のポイント
  • ベンチマーク比較は、CPUとディスクアクセスは3つに大きな差がないが、3DグラフィックはParallelsが最も最適化されている
  • 機能の比較は、Parallelsが頭一つ抜け出て、次点がVMware
  • ライセンス体系・価格の比較は、非商用個人使用なら無料のVMwareが優位、業務使用なら有料だがサポートありの Parallelsが優位

仕事で使うなら、よりWindowsに最適化されていてマイクロソフトのサポートもあるParallelsをオススメします。

プライベートで使うなら、コスパに優れたVMwareをオススメします。

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比較対象のアプリ一覧

比較したアプリは、次の3つです。

アプリ名バージョン公式サイト
Parallels Desktopバージョン19
https://www.parallels.com/jp/
VMware Fusionバージョン 13.5
https://www.vmware.com/jp/products/fusion.html
UTMバージョン4.4
https://mac.getutm.app

また、使用したMacの環境は以下の通りです。

項目内容
Mac機種Mac Book Air (M1, 2020)
搭載メモリ16GB
搭載CPU・GPUApple M1 CPU 8コア、GPU 8コア
macOSバージョン14.1 Sonoma
Windows 11バージョンWindows 11 Pro 
22H2 (22621.1702)
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① ベンチマークの比較

次の3つのベンチマークで比較しました。

アプリ名ベンチマーク内容公式サイト
Geekbench 6CPU性能Geekbench 6 – Cross-Platform Benchmark
3DMARK Fire Strike Score3Dグラフィック性能3DMark benchmark for Windows, Android and iOS
CrystalDiskMark内蔵ドライブの読み書き速度CrystalDiskMark – Crystal Dew World [ja]

ベンチマークの結果は、以下の通りです。

他と比較して最も優れた部分は、背景を黄色に変えています。

なお、UTMでは3Dグラフィックの計測はできませんでした。

PD 19VM 13.5UTM 4macOS 14 Sonoma
(参考値)
Geekbench 6CPUSingle-Core1,9631,8872,0552,312
Multi-Core5,3595,0175,6978,554
3DMARK Fire Strike Score3Dグラフィック2,9542,384計測不可
CrystalDiskMarkSEQ1M Q8T1Read7,7816,2246,464
Write7,7558,1347,749
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② 機能の比較

他と比較して最も優れた部分は、背景を黄色に変えています。

PD 19VM 13.5UTM 4
簡単Windowsインストール
アプリ内クリック

アプリ内クリック
✖️
事前ISOダウンロード
Win/Mac共有フォルダ✖️
(以下注記あり)
Win/Macクリップボード共有
表示方法・ウインドゥ
・フルスクリーン
・コヒーレンス(統合)
・ピクチャ・イン・ピクチャ(縮小ウインドゥ)
・ウインドゥ
・フルスクリーン
・ユニティ(統合)
 表の下に注記あり
・ウインドゥ
・フルスクリーン
サスペンド○または✖️
(GPUアクセラレーション有効時は✖️)
スナップショット✖️
ユーザ登録必要必要不要
仮想マシンのWindowsのサポート(by マイクロソフト)✖️✖️
注記:VM 13.5のユニティモードは、AppleシリコンMacでは使えません。

注記:VM13.5の②については、以下の記事で代替手段を説明しています。

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③ ライセンス体系・価格の比較(含む:CPUとメモリの割り当て制限)

Paralleles Desktop 19のライセンス体系・価格

CPU割り当て上限メモリ割り当て上限価格
スタンダードエディション買い切り版4CPU8GB12,700円
サブスク版10,400円/年
プロエディションサブスク版32CPU128GB11,700円/年
ビジネスエディションサブスク版32CPU128GB14,700円/年
価格は、2023年11月9月時点のものです。
ただし、学生および教育機関従事者は、最大50%OFFで入手できます。

VMware Fusion 13.5のライセンス体系・価格

CPU割り当て上限メモリ割り当て上限価格
VMware Fusion Player非商用個人使用32CPU128GB0円
商用使用買い切り22,400円
VMware Fusion Pro買い切り29,975円
価格は、2023年11月9月時点のものです。

UTM 4のライセンス体系・価格

CPU割り当て上限メモリ割り当て上限価格
公式サイト版上限なしか?上限なしか?0円
Mac App Store版買い切り1,500円
価格は、2023年11月9月時点のものです。
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まとめ

Macで使える代表的な仮想環境アプリ、「Parallels Desktop」「VMware Fusion」「UTM」の3つを比較しました。

最後に、3つのアプリのメリット・デメリットをまとめておきます。

個人的に、「ちょっと使いづらいな・・・」とか「将来的なアップデートで改善して欲しいな・・・」と思っている部分は、赤線の下線を引いています。

PD 19VM 13.5UTM 4
メリット
  • Windowsへの最適化度が高い
  • 機能的な使い勝手が良い
  • 非商用個人使用なら無料で使える
  • 機能的にPD 19よりわずかに劣るだけで大きな差はない
  • 無料で使える
デメリット
  • 無料で使い続けるライセンスはない(試用期間はある)
  • Win/Macの共用フォルダが使えない代替手段あり
  • 商用使用する場合は、PD 19より導入コストが高い
  • Windowsへの最適化がまだ低い
  • サスペンドができないので、使うたびに起動・シャットダウンが必要

当サイトでは、カテゴリ【MacでWindowsを使う】の記事を多数公開していますで、ご覧ください。

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当ページの更新履歴

  • 2023/12/15更新
    • VM 13.5のユニティモードについて但し書きの追加をしました。
  • 2023/11/26更新
    • VMware Fusion 13.5のWin/Mac共有フォルダ機能の代替手段を追加しました。
  • 2023/11/9
    • 最初の公開

コメント

  1. 太谷 より:

    Apple SiliconのMacだとVMware Fusionでユニティモード使えないです!

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