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AppleシリコンMacでVMware Fusion 13.5 + Windows 11でファイル共有的な機能を使う方法

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更新日:2023年11月29日

投稿日:2023年11月10日
この記事は約7分で読めます。

仮想環境アプリ「VMware Fusion」のバージョン13.5では、インテルMacでは使える「フォルダ共有」の機能が、現時点ではAppleシリコンMacでは使えません。

将来的には解決すると思うのですが、とりあえずAppleシリコンMacでも「フォルダ共有」と同様の機能を実現する方法を紹介します。

この記事のポイント
  • Macの「ファイル共有」機能をオンにする
  • 事前に、アクセスされる側のMacのIPアドレスを調べておく
  • アクセスする側のWindowsからIPアドレス指定でファイルにアクセスする

まだ「VMware Fusion」をインストールしてない・これから使ってみたい、という方は、あわせて以下の記事もご覧ください。

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概要

このページで紹介する方法は、Macの「ファイル共有」機能を使って、IPアドレス指定でファイルにアクセスする方法です。

メリット

  • 「VMware Fusion」が提供していない「ファイル共有」の機能が使える

デメリット

  • MacのIPアドレスが変わると、その度に設定を変更する必要がある
    • MacのIPアドレスが変わる具体例
      • Macを持ち運んで色々な場所で使っている
      • Macを再起動したりシャットダウンした
      • ルータの設定がDHCPになっている

作業の流れ

以下の3段階の作業が必要です。

なお、MacのIPアドレスが変わった場合は、随時②③の設定内容の見直しが必要です。

  • ① Macの「ファイル共有」機能をオンにする
  • ② MacのIPアドレスを調べる
  • ③ WindowsからMacのファイルにアクセスする
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① Macの「ファイル共有」機能をオンにする

▶︎ Macのアプリ「システム設定(システム環境設定)」を起動します。

Mac Finder

▶︎ アプリ「システム設定」が起動したら、次の操作を行います。

なお、以下の画面はmacOS 14 Sonomaのもので、他のバージョンでは画面デザインが異なる場合があります。

  • ① 左のアイコンリストから「一般」をクリック
  • ② 右のアイコンリストから「共有」をクリック

Mac アプリ「システム設定」

▶︎ 画面の右側が「共有」の設定項目の一覧に切り替わったら、次の操作を行います。

  • ① 右のアイコンリストから「ファイル共有」の右のスイッチを「オン」にする
  • iマークのアイコンをクリック

▶︎ 図のように「ファイル共有」の設定画面が表示されたら、各項目を設定します。

以下の図では、「共有フォルダ」に”yamafd”を設定、「ユーザ」に3名/種類を設定して”読み/書き”が可能としています。

さらに、以下の図では、MacのIPアドレスが表示されているので、ここでIPアドレスをメモしておきます。(調べる方法は他にもあって後で説明するので、メモしなくてもOKです。)

設定したら、ボタン「完了」をクリックして閉じます。

Mac アプリ「システム設定」->「一般」->「ファイル共有」

▶︎ アプリ「システム設定」の最初の画面に戻ったら、左上の赤いボタンをクリックして閉じます。

Mac アプリ「システム設定」

▶︎ Macの「ファイル共有」機能をオンにする説明は以上です。

続けて、MacのIPアドレスを調べる説明に進んでください。

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② MacのIPアドレスを調べる

MacのIPアドレスを調べる方法はいくつかありますが、ここでは分かりやすい方法3つを紹介します。

なお、c)の方法は【① Macの「ファイル共有」機能をオンにする】で紹介した調べ方と同じです。

  • a) メニューバーのWi-Fiアイコンから調べる
  • b) アプリ「システム設定」->「ネットワーク」から調べる
  • c) アプリ「システム設定」->「一般」->「共有」->「ファイル共有」から調べる

3つのやり方を紹介していますが、操作が最も簡単なa)がオススメです。

a) メニューバーのWi-Fiアイコンから調べる
  • メニューバーでWi-Fiアイコンをクリック

    キーボードで⌥ optionキーを押したまま、MacのメニューバーでWi-Fiアイコンをクリックします。

    Mac JISキーボード
    Mac メニューバー
  • ネットワーク詳細情報の表示

    図のようにWi-Fiの詳細情報が表示されたら、使用中のWi-Fiの「IPアドレス」をメモします。

    メモしたら、この画面を閉じます。

    Mac Wi-Fi詳細情報
ネコの区切り
b) アプリ「システム設定」->「ネットワーク」から調べる
  • アプリ「システム環境(システム環境設定)」の起動

    Macのアプリ「システム設定(システム環境設定)」を起動します。

    Mac Finder
  • ネットワーク設定を開く

    アプリ「システム設定」が起動したら、左のアイコンリストから「ネットワーク」をクリックします。

    なお、以下の画面はmacOS 14 Sonomaのもので、他のバージョンでは画面デザインが異なる場合があります。

    Mac アプリ「システム設定」
  • 接続済みのネットワークをクリックする

    ネットワークの一覧画面が表示されたら、接続済みのネットワークをクリックします。

    以下の図では、接続済みの「Wi-Fi」をクリックしています。

    Mac アプリ「システム設定」->「ネットワーク」
  • ネットワークの詳細設定を開く

    ネットワークの設定画面が開いたら、ボタン「詳細…」をクリックします。

    Mac アプリ「システム設定」->「ネットワーク」
  • ネットワーク詳細情報の表示

    図のようにWi-Fiの詳細情報が表示されたら、使用中のWi-Fiの「IPアドレス」をメモします。

    メモしたら、ボタン「OK」をクリックして、画面を閉じます。

    Mac アプリ「システム設定」->「ネットワーク」
お魚ライン
c) アプリ「システム設定」->「一般」->「共有」->「ファイル共有」から調べる
  • アプリ「システム環境(システム環境設定)」の起動

    Macのアプリ「システム設定(システム環境設定)」を起動します。

    Mac Finder
  • 共有の設定を開く

    アプリ「システム設定」が起動したら、次の操作を行います。

    • ① 左のアイコンリストから「一般」をクリック
    • ② 右のアイコンリストから「共有」をクリック

    なお、以下の画面はmacOS 14 Sonomaのもので、他のバージョンでは画面デザインが異なる場合があります。

    Mac アプリ「システム設定」
  • ファイル共有の設定を開く

    画面の右側が「共有」の設定項目の一覧に切り替わったら、次の操作を行います。

    • 「ファイル共有」の右にある、iマークのアイコンをクリック
    Mac アプリ「システム設定」->「共有」
  • ファイル共有の詳細情報の表示

    図のようにファイル共有の詳細情報が表示されたら、IPアドレスをメモします。

    メモしたら、ボタン「OK」をクリックして、画面を閉じます。

    Mac アプリ「システム設定」->「共有」->「ファイル共有」

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③ WindowsからMacのファイルにアクセスする

▶︎ Windowsで「ファイルエクスプローラ」を起動します。

VMware Fusion Windows 11

▶︎ 「ファイルエクスプローラ」のアドレスバーの部分をクリックして、先に調べておいたMacのIPアドレスをもとに、以下の文字を入力します。

¥¥IPアドレス

サンプルとして、以下の図では次のIPアドレスを入力しています。

¥¥10.47.176.8

入力したら、キーボードでreturnキーを押下します。

Windows ファイルエクスプローラ

▶︎ 接続に成功すると、図のようにMacのフォルダが表示されます。

Windows ファイルエクスプローラ

▶︎ 必要に応じて、ネットワークドライブの割り当て・クイックアクセスにピン留め・スタートにピン留めをしておくと、次回以降に使うときに便利です。

ただし、IPアドレスが変わると使えなくなるので、使用環境に合わせて設定するかどうかを決めてください。

▶︎ 【③ WindowsからMacのファイルにアクセスする】の説明は以上です。

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まとめ

仮想環境アプリ「VMware Fusion」のバージョン13.5 + AppleシリコンMacで、「フォルダ共有」と同様の機能を実現する方法を紹介しました。

当サイトでは、カテゴリ【VMware Fusion】や【MacでWindowsを使う】の記事を多数公開していますで、ご覧ください。

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