AppleシリコンMacでVMware Fusion Player 13正式版+Windows 11を使ってみた

VMware Fusion アイコン Icon
更新日:2022年11月30日
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M1/M2などのAppleシリコンMacで使える仮想環境アプリ「VMware Fusion Pro/Player」のバージョン13正式版がリリースされたので、インストール方法を紹介します。

「個人使用」に限っては無料で使用できますので、無料登録の方法や、有料となる「商用使用」との違いも説明します。

なお、当ページの内容は、以下の環境で検証しました。

VMware Fusionに限りませんが、Macの搭載メモリ8GBだと動きが遅くて使いづらいので、16GB以上がオススメです。

項目内容
Mac機種Mac mini (M1, 2020)
搭載メモリ8GB
搭載CPU・GPUApple M1 CPU 8コア、GPU 8コア
macOSバージョン13.0.1 Ventura
VMware Fusion バージョン13.0.0(ビルド 20802013)
Windows 11バージョンWindows 11 Professional
Insider Preview (10.0.22000.160)

無料の「個人使用」と、有料の「商用使用」の違いは?

VMwareの公式サイトでは、以下のリンク先に「個人使用に限って無料」と明記されています。

Fusion Player offers a Personal Use License, available for free with a valid MyVMware account. Home users, Open Source contributors, students, and anyone else can use Fusion Player Free for Non-Commercial activity.

VMware Fusion Player – Personal Use License

上記の後半を翻訳すると、次のようになります。

ホーム ユーザー、オープン ソースの貢献者、学生、およびその他のユーザーは、非営利目的で Fusion Player Free を使用できます。

となるので、VMware Fusionを使って会社・仕事・商売で使う場合は有料版を買ってね、それ以外の場合は無料ですよ、という解釈になります。

作業の大まかな流れ

作業項目は複数に渡っていて、ダウンロードの時間を除いても、実質作業時間は2〜3時間ほどかかります。

  • ① Arm版Windows 11のダウンロード
  • ② VMwareアカウントの作成(アカウントがない場合)
  • ③ VMware Fusion Playerのダウンロード
  • ④ VMware Fusion Playerのインストールと初期設定
  • ⑤ 仮想マシンの作成
  • ⑥ Windows 11のセットアップ
  • ⑦ VMware Toolsのインストール

注意する点は、各章で随時説明しています。

なお、以前このサイトで紹介した「VMware Fusionテックプレビュー版」と、大まかな流れは同じです。

① Arm版Windows 11のダウンロード

2022年11月現在、Arm版Windows 11のパッケージ版はリリースされていません。

よって、ネット経由でISOファイルをダウンロードする必要があります。

主な入手方法は、以下の2つの方法があります。

  • a) Windows上でISO入手:サイト UUP adguardを使用
  • b) Mac/Windows上でISO入手:サイトUUP dumpを使用

a)の方法はWindowsが必要ですが、操作が簡単なので、Windowsがある場合はこちらをオススメします。

a)の方法でISOをダウンロードする場合は、以下の設定でVMware Fusion Player 13でセットアップできることを確認しています。(他の設定でもセットアップできる可能性あり)

uup.rg-adguard.net

b)の方法はWindows/Macのいずれでも可能ですが、Macだと環境設定が必要なので、a)よりはハードルが高いです。

Macしかない場合は、こちらを使ってください。

② VMwareアカウントの作成(アカウントがない場合)

「VMware Fusion Player 13」はVMware社の公式サイトでダウンロードしますが、無料使用ライセンスを登録するには「VMwareアカウント」が必須となります。

以前に「テックプレビュー版」を使っていたなどで、既に「VMwareアカウント」を持っている人は作成する必要はありません。

持っていない人は、次のリンク先の記事を参考にして、「VMwareアカウント」を作成してください。

持っているかどうかわからない人は、とりあえずリンク先で紹介しているサイトにアクセスして、サインインSIGN IN(ログイン)できるかどうか確認してみてください。

③ VMware Fusion Playerのダウンロード

▶︎ 以下のダウンロードリンクをクリックします。

▶︎ ダウンロードページが開いたら、見出し「Fusion 13 Pro for macOS 12+」以下のボタン「DOWNLOAD NOW」をクリックします。

今回、個人使用ライセンス登録するのはVMware Fusion Playerですが、このページのダウンロードは「Pro」の方で良いです。

VMware Fusion 13 ダウンロードページ

▶ ファイルのダウンロード(保存)の操作画面が表示されたら、適当なダウンロード場所を指定して、ボタン「保存」をクリックします。

ファイルはdmg形式のイメージファイルで保存されます。

Mac Finder ファイル保存

▶ dmg形式のイメージファイルが保存できたら、VMware Fusionのインストールと初期設定を行うので、続けて次の章に進んでください。

Mac Finder

④ VMware Fusion Playerのインストール・ライセンス登録・初期設定

▶ dmg形式で保存したファイルをダブルクリックしてマウントします。

Mac Finder

▶ dmgファイルがマウントされて内容が表示されたら、アイコン「VMware Fusion.app」をダブルクリックして起動します。

VMware Fusion マウントイメージ

▶ 図のように、ファイルを開くときのセキュリティ確認画面が表示されたら、ボタン「開く」をクリックします。

Mac アプリを開くセキュリティ確認画面

▶︎ 図のように、アプリをフォルダ「アプリケーション」にインストールする確認画面が表示されたら、Macのログインやアプリインストールの時のパスワードを入力してから、ボタン「OK」をクリックします。

▶ 図のように、ライセンス契約の画面が表示されたら、ボタン「同意する」をクリックします。

VMware Fusion 13 エンドユーzー使用許諾契約書

▶ 図のように、ライセンスキーの入力画面が表示されたら、ボタン「無償のライセンスキーの取得」をクリックします。

VMware Fusion 13 ライセンスキー入力画面

▶︎ 図のように、VMwareの公式サイトが開いたら、画面右上の文字「I Have an Account」をクリックします。

VMware公式サイト ライセンスページ

以下は、矢印のあたりの拡大図です。

VMware公式サイト ライセンスページ

▶︎ VMware Customer Connectの画面に切り替わったら、既に作成済みのVMwareアカウントでサインインSIGN IN(ログイン)します。

VMware Customer Connect

▶ 画面が元に戻ったら、左下のボタン「Register」をクリックします。

VMware公式サイト ライセンスページ

以下は、矢印のあたりの拡大図です。

VMware公式サイト ライセンスページ

▶︎ 画面が「Accept End-User License Agreement」に切り替わったら、入力済みの項目はそのままでいいと思いますが、アスタリスク*が付いた必須項目を適当に選択・入力します。

最後に、画面一番下までスクロールして、①Captchaに表示された文字を入力して、②I agree〜にチェックを入れて、③ボタン「START FREE TRIAL」をクリックします。

VMware Customer Connect

▶︎ 画面が切り替わって、見出し「License Information」が表示されたら、LICENSE KEYSに表示された文字をコピペなどして保存しておきます。

また、このキーをVMware Fusion Player 13に登録するので、コピーしてクリップボードに保存します。

VMware公式サイト ライセンスページ

以下は、矢印のあたりの拡大図です。

VMware公式サイト ライセンスページ

▶︎ VMware Fusionのセットアップ中の、ライセンスキーの入力画面に戻って、ライセンスキーの入力欄にコピーしたライセンスキーをペーストします。

ペーストしたら、ボタン「続ける」をクリックします。

VMware Fusion 13 ライセンスキー入力画面

▶︎ 図のように、「Thank you for 〜」と表示されたら、インストール・ライセンス登録が完了です。

引き続いて、初期設定を行います。

ボタン「完了」をクリックして、この画面を閉じます。

VMware Fusion Player 13 セットアップ完了画面

▶︎ 図のようにアクセス権制御の許可画面が表示されたら、ボタン「OK」をクリックします。

Mac アクセス権の制御

▶︎ 図のように「Unable to access Accessibility」と表示されたら、ボタン「OK」をクリックします。

Unable to access Accessibility

▶︎ 図のように「”VMware Fusion.app”は、アクセシビリティ機能を使用してこのコンピュータを制御することを求めています。」と表示されたら、ボタン「システム設定を開く」をクリックします。

Mac アクセシビリティアクセス

▶︎ Macのシステム設定が開いたら、VMware Fusionのスイッチをオン(右)に変更します。

Mac システム設定 アクセシビリティ

▶︎ 以上で、VMware Fusionのセットアップと初期設定が完了です。

⑤ 仮想マシンの作成

▶ VMware Fusionが起動してなければ、Finderのフォルダ「アプリケーション」の中の、アイコン「VMware Fusion」をダブルクリックして起動します。

Mac Finderフォルダ「 アプリケーション」

▶ 「インストール方法を選択」の画面で、「ディスクまたはイメージからインストール」を選択してから、ボタン「続ける」をクリックします。

VMware Fusion インストール方法を選択

▶ 「Ctrate a New Virtual Machine(新しい仮想マシンを作成)」の画面が表示されたら、FinderでISOファイルをドラッグ・アンド・ドロップして指定します。

VMware Fusion インストール方法を選択

▶︎ ISOファイルを指定したら、ボタン「続ける」の色が変わるでの、クリックします。

VMware Fusion インストール方法を選択

▶ 「Choose Operation System(オペレーションシステムの選択)」の画面が表示されたら、「Microsoft Windows」>「Windows 11 64-bit Arm」を選択してから、ボタン「続ける」をクリックします。

この画面が表示されずに、次の画面が表示される場合もありますが、それでもOKです。

VMware Fusion インストール方法を選択

▶︎ 「Choose Firmware Type(ファームウェアタイプを選択)」と表示されたら、「UEFI」を選択してから、ボタン「続ける」をクリックします。

VMware Fusion ファームウェアタイプを選択

▶︎ 「Choose Encryption」と表示されたら、仮想TPMを有効にする必要があるので、8ケタ以上のパスワードを設定してから、ボタン「続ける」をクリックします。

VMware Fusion Choose Encryption

▶ 「Finish(終了)」と表示されたら、ボタン「設定のカスタマイズ」をクリックします。

VMware Fusion 仮想マシン作成の終了

▶ 仮想マシンの名前を設定する画面が表示されたら、必要に応じて仮想マシンの名前を変えて、最後にボタン「保存」をクリックします。

VMware Fusion 仮想マシン作成

▶ 仮想マシンの停止中の黒い画面と、設定画面が表示されたら、設定画面でいくつかの項目を変更していきます。

設定画面では、次の2ヶ所の項目を変更します。

  • Processors & Memory(プロセッサとメモリ)
  • Hard Disk(ハードディスク)(NVMe)
VMware Fusion 仮想マシン画面と設定画面

▶ 設定画面の「Processors & Memory」をクリックして、表示された画面で「プロセッサ」と「メモリ」をそれぞれ設定します。

おすすめの設定値は、Macの搭載CPUとメモリの、それぞれの半分です。

よくわからない場合は、プロセッサは4個、メモリは4,096MBでOKです。

VMware Fusion 設定画面
VMware Fusion 設定画面 プロセッサとメモリ

▶ 次に、設定画面の「Hard Disk(ハードディスク)(NVMe)」をクリックして、表示された画面で内蔵ドライブの割り当て容量を設定します。

変更後には、必ずボタン「適用」をクリックしてください。

おすすめの設定値は64GB以上ですが、最大値はMac内蔵SSDの残り容量を元に決めてください。

よくわからない場合は、64GBでOKです。

VMware Fusion 設定画面
VMware Fusion 設定画面 ハードディスク(NVMe)

▶ Windows 11の仮想マシンの作成はここまでです。

Windows 11をセットアップするので、続けて次の章に進んでください。

⑥ Windows 11のセットアップ

▶ VMware Fusionを起動して、仮想マシンの停止中の黒い画面の内側をクリックして、仮想マシンを起動します。

VMware Fusion 仮想マシン

▶ 画面に「Press any key to boot from CD or DVD…」と表示されたら、キーボードのSPACEなどを押します。

VMware Fusion 仮想マシン

▶ 仮想マシンが1回再起動がかかってから、Windowsのセットアップ画面が表示されます。

ボタン「次へ」をクリックします。

Windows セットアップ画面

▶ 「今すぐインストール」の画面が表示されたら、真ん中のボタン「今すぐインストール」をクリックします。

Windows セットアップ画面

▶ このあとは、画面に表示にされる内容に従って、セットアップを続けてください。

ただし、Windows 11のセットアップには「Microsoftアカウント」が基本的には必須となりますが、これを回避する方法は以下の記事を参考にしてください。

「タスクマネージャ」を使う方法と、「BypassNRO.cmd」を使う方法の、2種類あります。

▶ Windowsのデスクトップ画面が表示されたら、セットアップ完了です。

このままではネットワークやサウンドなどが使えないので、続けて次の章でVMware Toolsのインストールを行ってください。

Windows 11 デスクトップ画面

⑦ VMware Toolsのインストール

ここからは、VMware Fusionでは従来からおなじみの「VMware Tools」をインストールします。

そうすると、ネットワーク・サウンド・画面解像度が簡単に設定できるようになります。

▶︎ VMware Toolsをインストールする前に、スクリプト実行のために設定を変更する必要があります。

Windowsのスタートボタンを右クリックして、「Windowsターミナル(管理者)」を選択します。

Windows スタートの右クリックメニュー

▶︎ セキュリティの確認画面が表示されたら、ボタン「はい」をクリックします。

Windows ターミナル

▶︎ 背景が黒いターミナルの画面が表示されたら、次のコマンドを入力してから、キーボードのEnterを押して実行します。

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned

実行完了したら、ターミナルの画面は閉じます。

▶ Macのメニューバーから、「仮想マシン」-「Install VMware Tools」を選択します。

VMware Toolsのインストール

▶︎ インストールの確認画面が表示されたら、ボタン「インストール」をクリックします。

VMware Toolsのインストール

▶︎ 「自動再生」の画面が表示されたら、クリックしてフォルダを開きます。

VMware Toolsのインストール

▶︎ ファイル「setup」を」右クリックして、表示された項目から「PowerShellで実行」を選択します。

VMware Toolsのインストール
VMware Toolsのインストール

▶ セキュリティの確認画面が表示されたら、ボタン「はい」をクリックします。

VMware Toolsのインストール

▶︎ スクリプトの実行中には、以下のような画面が表示されます。

実行が完了すると、最後に日本語で「何かキーを押してください」的なメッセージが出るので、その通りにします。

VMware Toolsのインストール

▶ スクリプトの実行画面が閉じると、VMware Toolsがインストールされて、ネットワーク・サウンド・画面解像度変更などが使えるようになっています。

Windows 11

▶ Windowsのセットアップは、以上で完了です。

まとめ

AppleシリコンMacで使える、「VMware Fusion Player 13」でWindows 11をインストールする方法を紹介しました。

非商用で個人使用に限るならば、無料で使えるので優位性は高いです。

その他に、M1 MacでWindows 11を使う方法としては、以下の2つの方法を紹介しています。

1つ目のParallels Desktopは有料のアプリですが、動作の安定性では仮想環境アプリの中では最も優れています。

もう一つの方法のUTMは無料アプリですが、かんたんな動作確認程度なら問題ないと思います。

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