macOS Ventura 13にあわせてParallels Desktop 18がリリースされましたが、17ユーザーはアップグレードすべきでしょうか?
結論から言うと、今の17を使い続けて不具合が出たらアップグレードをオススメします。
このページでは、その理由を説明します。
以下のリンクは当ページの姉妹記事で、バージョン18から19へのアップグレード時のものです。
Parallels Desktop 18と17の機能的な違い
バージョン18と17は、機能的にはほぼ変更ありません。
メーカーであるParallels社の発表のバージョン18の新機能としては、次の2つです。
- 最新のAppleシリコンMac(M1 Pro/M1 Max/M1 Ultra/M2)や、macOS Ventura 13に最適化
- ゲーム用Bluetoothコントローラの自動接続
Parallels公式サイトでは3つの新機能として上記に加えて「Windows 11をワンクリックでインストール」と書いていますが、バージョン17でも実現されています。
Parallels Desktop 18と17の対応OSの違い
バージョン18と17の対応OSは、ほぼ同じです。
ただし、18の方がmacOS Ventura 13.xに最適化されています。
以下からは、ホストOS(Parallels DesktopをインストールするMacのmacOS)、ゲストOS(Parallels Desktop内にインストールするWindows OS)について、説明しています。
ホストOS
以下のmacOSが稼働しているMacにインストール可能です。
Macの機種別にどのmacOSが稼働可能かは、以下の記事で確認できます。
AppleシリコンMac
macOS | Parallels 18 | Parallels 17 |
---|---|---|
Ventura 13.x | 13.0 以降 | 13.0 以降 (注記1) |
Monterey 12.x | 12.4 以降 | 12.0 以降 |
Big Sur 11.x | 11.6.7 以降 | 11.1 以降 |
インテルMac
macOS | Parallels 18 | Parallels 17 |
---|---|---|
Ventura 13.x | 13.0 以降 | 13.0 以降 (注記2) |
Monterey 12.x | 12.4 以降 | 12.0 以降 |
Big Sur 11.x | 11.6.7 以降 | 11.1 以降 |
Catalina 10.15 | 10.15.7 以降 | 10.15.7 以降 |
Mojave 10.14.x | 10.14.6 以降 | 10.14.6 以降 |
High Sierra 10.13.x | – | 10.13.6 以降 |
注記1、注記2:
メーカーのParallelsでは、Ventura 13.xが稼働しているMacでは、Prallels Desktop 18を使うことを推奨しています。
(バージョン17はVentura 13.xに最適化されていない為)
ここからは、実験報告です。
試しに、Ventura 13.xが稼働しているM1 Macに、Parallels Desktop 17をインストールしてみたところ、以下の警告が出たもののインストールできました。
Windows 11もインストールできました。
ゲストWindows OS
以下のゲストWindows OSがParallels Desktop内にインストール可能です。
AppleシリコンMac
ゲストOS | Parallels 18 | Parallels 17 |
---|---|---|
Windows 11 | ○ | ○ |
インテルMac
macOS | Parallels 18 | Parallels 17 |
---|---|---|
Windows 11 | ○ | ○ |
Windows 10 | ○ | ○ |
インテルMacと組み合わせたParallels 18.0.2以前/17.1.4以前までは、以下のWindowsがサポート対象です。
(Parallels 18.1.0以降/17.1.5以降は対象外)
- 8.1
- 8
- Server 2022
- Server 2019
- Server 2016
- Server 2012 R2
- 7 (SP0-SP1)
- Server 2008 R2 (SP0-SP2)
- Vista (SP0-SP2)
- Server 2003 R2 (SP0-SP2)
- XP (SP0-SP3)
- 2000 Professional SP4
- 2000 Server SP4
Parallels Desktop 17から18へアップグレードにかかる料金
Parallels Desktopでは買い切り版と年間サブスク版がありますが、ここでは買い切り版の前提で説明します。
アップグレードする場合
アップグレードする場合は、Parallels公式サイトで購入する必要があります。
標準価格は、7,200円(ただし、キャンペーンで20-30%オフの時もあり)
新規ライセンスを購入する場合
Parallels公式サイトまたはAmazonで購入ができます。
標準価格は、公式サイトで10,400円、Amazonで14,000円(ただし、どちらもキャンペーンで20-30%オフの時もあり)
新規ライセンスを安く買う方法については、以下の記事で説明しています。
まとめ
以上、Parallels Desktop 17を18にアップグレードすべきかどうかを説明しました。
とりあえず17を使い続けて、問題が起きてから18にアップグレードを検討で良いと思います。
ちなみに、これ以前のバージョンでも、旧バージョンは最新のmacOSに最適化はされていないものの、実用上問題なく使えていた前例があります。
Parallels Desktopの現在の最新バージョンは、以下の2つの方法で購入可能です。
① 公式サイトでダウンロード版を購入(2週間の試用期間つき・30日間の返金保証)
② Amazonなどのネットショップやリアル店舗でパッケージ版を購入
Parallelsにこだわる必要がなければ、無償で使える「VMware」や「VirtualBox」を使うという選択肢もあります。
以下のリンクは、こういった「仮想環境アプリ」についての関連記事です。
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