iPhoneで撮影してiCloudに同期した写真を、全てMac内にダウンロードする方法を紹介します。
なお、iPhone付属のアプリ「写真」では一括ダウンロードはできません。
写真以外にも、iCloudに保存したファイルもダウンロード可能です。
概要・操作の流れ・メリットとデメリット
概要
iCloudに保存された写真などのデータは、アップル公式サイトの「データとプライバシー」という専用のページから一括ダウンロードができます。
余談ですが、「データとプライバシー」のページでは、データの一括ダウンロードの他に、以下のような機能があります。
- データのコピーを転送
- データの修正
- アカウントを一時的に無効にする
- アカウントを削除
操作の流れ
データのダウンロードは、大まかには以下の操作手順の流れになります。
- ① 一括ダウンロードのリクエストの実行
アップル公式サイトでリクエストを実行します。
- ② 一括ダウンロード準備の進行状況の確認
ダウンロードができるようになるまで、最大1週間前後かかります。
- ③ ダウンロードの準備完了のメール通知
およそ数日後に、メール通知が届きます。
- ④ データの一括ダウンロードの実行
再び、アップル公式サイトでダウンロードを実行します。
メリットとデメリット
この方法のメリットとデメリットは、以下の通りです。
- メリット
- 写真やファイルなどが一括してダウンロードできる
- Webブラウザが使えれば良いので、端末は何でも良い(Mac/Windows/iPhone/iPad/Android)
- デメリット
- ダウンロードできるようになるまで最大で1週間前後かかる
- ファイルは分割ZIPでダウンロードとなる
ダウンロード準備に最大1週間かかるので、「大至急、全データのダウンロードが必要!」って時には使えないので、注意が必要です。
他にも、ダウンロードの実行の時には、ファイルサイズが大きくなりがちなので、端末内の空き容量にも注意が必要です。
① 一括ダウンロードのリクエストの実行
▶︎ 以下のリンクをクリックして、アップル公式サイトの「データとプライバシー」のページを開きます。
▶︎ ページが開いたら、見出し「データのコピーを取得」内にある文字「データのコピーをリクエスト」をクリックします。
▶︎ 画面に「ダウンロードしたいデータを選択する」と表示されたら、対象のデータにチェックマークを入れます。
画面が長いので、スクロールが可能です。
ここでは、① 「iCloud写真」にチェックマークを入れてから、② ボタン「次に進む」をクリックしてみます。
▶︎ 画面に「最大ファイルサイズを選択してください。」と表示されたら、① 「ファイルサイズ」を選択してから、② ボタン「リクエスト完了」をクリックします。
なお、① 「ファイルサイズ」は1GB/2GB/5GB/10GB/25GBから選択可能ですが、大きいファイルサイズは回線状況によってはダウンロードに失敗することがあるので、その時はサイズを変えてみてください。
▶︎ 画面に「ありがとうございました。データを準備中です。」と表示されたら、リクエスト完了です。
▶︎ iCloudに登録されているメールアドレスにも、リクエストによりデータの準備を開始したことが通知されます。
② 一括ダウンロード準備の進行状況の確認
▶︎ 一括ダウンロードができるようになると、以下のリクエスト完了時の画面に表示されたメールアドレスに通知が来ます。
▶︎ もう一つの確認方法として、アップル公式サイトの「データとプライバシー」のページがあります。
「データとプライバシー」を開いた時に、右上に見出し「進行中のデータリクエスト」があります。
以下は、矢印のあたりの拡大図です。
文字「詳細を表示」をクリックすると、詳細情報が表示されます。
③ ダウンロードの準備完了のメール通知
▶︎ ダウンロードのリクエストを実行してから数日後に、以下のようなダウンロード準備完了のメール通知が届きます。
▶︎ 数日経ってもメール通知が届かない場合は、前章の方法で進行状況を確認してみてください。
▶︎ 実際にデータのダウンロードをする方法の説明は、次の章になります。
④ データの一括ダウンロードの実行
▶︎ 前章の「③ ダウンロードの準備完了のメール通知」で説明したメールを開き、文字「データを取得する」をクリックします。
▶︎ 図のように「データをダウンロードする」というページが表示されたら、ダウンロードリストの右端のアイコンをクリックしてダウンロードします。
▶︎ 試しに、76個あるリストのうち、1番目をダウンロードしてみます。
▶︎ 今回はWebブラウザにSafariを使っていますが、ダウンロードの状況はSafari上部のダウンロードのアイコンをクリックすると確認できます。
ファイルは複数をまとめてZIP形式で圧縮されています。
▶︎ ZIP形式のファイルがダウンロードできたら、ダブルクリックして展開(解凍)します。
いくつかのフォルダやファイルがありますが、写真は以下の場所にあります。
- 「iCloud写真パートxx(xxは数字)」 > 「xx(xxは数字)」 > 「Photos」
まとめ
iPhoneで撮影してiCloudに同期した写真などを、全てMac内にダウンロードする方法を紹介しました。
Mac内に写真をダウンロードしてから、別のパソコンで使ったりする場合は、以下のUSBメモリをオススメします。
コピー元のMacのUSB端子のタイプと、利用先のパソコンなどのUSB端子のタイプを確認して、必要なUSBメモリの端子のタイプを選んでください。
MacでおすすめのUSBメモリを紹介します。
以下の3タイプがあります。
- ① Type-C & Type-A接続:以下①②の両対応
- ② Type-C接続:最近のMacに多いタイプ
- ③ Type-A接続:従来からあるタイプ
① Type-C & Type-A接続
上記は128GBですが、他に512GB/256GB/64GBがあります。
サンディスクはSSDなどのフラッシュメモリの記憶媒体ではトップブランドです。
② Type-C接続
Type-C接続は最近増えていますが、まだまだ少ない状況です。
③ Type-A接続
Type-A接続のUSBメモリは最も選択肢が多いのですが、有名メーカーのものなら何を選んでも良いと思います。
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