iCloudドライブに保存しているファイル・フォルダを、他の人と共有する方法を紹介します。
共有とはどういったことができるか、さらにMac・iPhone・iPad・Windows・Webブラウザ(iCloud.com)のそれぞれの操作方法の説明となります。
なお、共有を開始する前にあらかじめiCloudの設定が完了している必要があるので、まだ設定をしてない人は以下の記事を参考にして下さい。
iCloudドライブの共有では何ができるか?
iCloudドライブの共有では、自分のiCloudドライブに保存しているファイルを、他人に表示や編集を許可することができます。
共有方法には、次の選択肢があります。
項目 | 選択肢 |
---|---|
①共有の手段 |
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②参加対象者 |
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③アクセス権 |
|
④だれでも参加者を追加 |
|
以下はMacのスクリーンショットですが、実際の操作画面では以下のようになっています。
iCloudドライブ共有とAirDropの違いは?
大まかには、次の違いがあります。
①〜③の項目が表すように、iCloudドライブでは共有方法が幅広く用意されているのに対して、AirDropではアップル製品に限られています。
その分、④で表すようにAirDropでは操作が非常に簡単です。
項目 | iCloudドライブ共有 | AIrDrop |
---|---|---|
① 共有相手の デバイス | 以下から選択
| 以下から選択
|
② 共有相手や手段 | 以下から選択
|
|
③ 共有データ | 以下から選択
|
|
④ 操作方法 |
|
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iCloudドライブの共有を開始する方法
Mac
▶︎ Finderを前面に表示して、サイドバーから「iCloud Drive」をクリックします。
▶︎ 画面が「iCloud Drive」に切り替わったら、共有したいファイル・フォルダをクリックして選択します。
▶︎ iCloud共有を開始するには、3つの方法があります。
まず1つ目の方法は、Finderの上部のアイコンバーから共有ボタンをクリックして、表示されるメニュー項目から、「ファイルを共有(フォルダを共有)」をクリックします。
2つ目の方法は、選択中のファイル・フォルダを右クリックして、表示されるメニュー項目から、「共有」-「ファイルを共有(フォルダを共有)」をクリックします。
3つ目の方法は、メニューバーから「ファイル」-「共有」-「ファイルを共有(フォルダを共有)…」をクリックします。
▶︎ 図のように共有の設定画面が表示されたら、各項目を設定して共有を開始します。
項目 | 選択肢 |
---|---|
①共有の手段 |
|
②参加対象者 |
|
③アクセス権 |
|
④だれでも 参加者を追加 |
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▶︎ 各項目を設定したら、ボタン「共有」をクリックして共有を開始します。
ここではサンプルとして、「メール」で共有をやってみます。
▶︎ メールアプリが起動したので、メール送信してみます。
メール本文には、自動的に共有ファイルのリンクが埋め込まれています。
▶︎ 共有が開始されたファイル・フォルダには、ファイル名などの右横に「共有元:自分」といった表示が追加されます。
以下の図は、矢印のあたりの拡大図です。
▶︎ 共有の参加者にメールが届いたので、リンクを開いてみます。
ここではiPhoneを使っています。
▶︎ 共有ファイルを開くメニュー画面が表示されたら、適当に操作します。
▶︎ 共有ファイルがPDFだったので、iPhoneの標準機能で表示できました。
表示できないときは、ダウンロードの操作画面が表示されます。
また、iCloudドライブ共有の管理者が「③アクセス権」で「変更可能」に設定している場合は、参加者が編集を行なった場合は、おおもとのファイルに変更が反映されます。
iPhone・iPad
▶︎ iPhoneの純正アプリ「ファイル」を起動します。
▶︎ アプリ「ファイル」が起動したら、画面下のアイコン「ブラウズ」をタップします。
▶︎ 項目「場所」のリストの中から、「iCloud Drive」をタップします。
▶︎ 画面が「iCloud Drive」に切り替わったら、共有したいファイル・フォルダをタップしたまま長押しします。
▶︎ メニュー項目が表示されたら、「共有」をタップします。
▶︎ さらにメニュー項目が表示されたら、「iCloudでファイルを共有(iCloudでフォルダを共有)」をタップします。
▶︎ 図のように共有の設定画面が表示されたら、各項目を設定して共有を開始します。
項目 | 選択肢 |
---|---|
①共有の手段 |
|
②参加対象者 |
|
③アクセス権 |
|
④だれでも 参加者を追加 |
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Windows
▶︎ Windowsのファイルエクスプローラーを起動して、サイドバーから「iCloud Drive」と表示された項目を探してクリックします。
▶︎ 画面に「iCloud Drive」が切り替わってファイルやフォルダの一覧が表示されたら、共有したいファイル・フォルダをクリックして選択します。
▶︎ iCloud共有を開始するには、選択中のファイル・フォルダを右クリックして、表示されるメニュー項目から、「iCloud Driveで共有」-「ファイルを共有(フォルダを共有)…」をクリックします。
▶︎ 図のように共有の設定画面が表示されたら、各項目を設定して共有を開始します。
iCloud.com
Mac・iPhone・iPad・Windowsの操作方法と重複するので、詳細な説明は省略しますが、Webサイト版の”iCloud.com”でも、ファイル・フォルダの共有を開始することができます。
iCloudドライブの共有を管理(共有の停止・共有方法や参加者を変更)する方法
Mac
▶︎ Finderで、共有を管理したいファイル・フォルダを選択します。
共有をおこなっているファイル・フォルダには、名前の横に「共有元:自分」と表示されているので、それを目印にします。
▶︎ iCloud共有を管理する画面、「共有ファイルを管理」や「共有フォルダを管理」を表示します。
表示するには、3つの方法があります。
- ① Finderの上部のアイコンバー
- ② ファイル・フォルダを右クリックして、表示されるメニュー
- ③ メニューバー
【① Finderのアイコンバー】
【② 右クリックメニュー】
【③ メニューバー】
▶︎ 図のように共有の管理画面が表示されたら、各種の操作を行います。
iPhone・iPad
▶︎ アプリ「ファイル」で、共有をおこなっているファイル・フォルダをタップしたまま長押しします。
共有をおこなっているファイル・フォルダには、名前の横に「共有元:自分」と表示されているので、それを目印にします。
以下の図は、矢印のあたりの拡大図です。
▶︎ メニュー項目が表示されたら、「共有」をタップします。
▶︎ さらにメニュー項目が表示されたら、「共有ファイルを管理(共有フォルダを管理)」をタップします。
▶︎ 図のように共有の管理画面が表示されたら、各種の操作を行います。
Windows
▶︎ ファイルエクスプローラーで、共有を管理したいファイル・フォルダを選択します。
共有をおこなっているファイル・フォルダには、名前の横に人物のアイコンが表示されているので、それを目印にします。
以下の図は、矢印のあたりの拡大図です。
▶︎ iCloud共有を管理するには、選択中のファイル・フォルダを右クリックして、表示されるメニュー項目から、「iCloud Driveで共有」-「共有ファイルを管理(共有フォルダを管理)」をクリックします。
▶︎ 図のように共有の管理画面が表示されたら、各種の設定を行います。
iCloud.com
Mac・iPhone・iPad・Windowsの操作方法と重複するので、詳細は説明は省略しますが、Webサイト版の”iCloud.com”でも、ファイル・フォルダの共有を管理することができます。
まとめ
iCloudドライブに保存しているファイル・フォルダを、他の人と共有する方法を紹介しました。
iCloudドライブとよく似た機能のAirDropと、ケースバイケースで使い分けていきましょう。
以下のリンク先では、当サイトのiCloudの関連記事の一覧なので、参考にして下さい。
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