Parallels Desktop for MacでWindows 10をインストールできるかどうか、できる場合は方法を紹介します。
結論から言うと、アップルシリコンMac(M1/M2 Macなど)では使用できませんが、インテルMacではParallels Desktopのバージョン12以上なら使用可能です。
なお、アップルシリコンMacでWiindowsを使いたい場合は、Parallels 17以上とWindows 11を使う必要があります。
概要
冒頭でも触れましたが、Parallels Desktop for MacでWindows 10をインストールするためには、「MacがアップリシリコンMacか・インテルMacか」、「Parallelsのバージョンが何か」の組み合わせによって変わってきます。
その組み合わせについて、以下の表にまとめました。
「アップルシリコンMac」とは、2020年から発売開始された、M1・M2・M3などのARM系のCPUを積んだMacのことを言うよ。
表を見るとわかるとおり、Windows 10を使うためには、インテルMacでParallels Desktopバージョン12以上が必要です。
表の中の見出し「①-a) AS + P17」などをクリックすると、それぞれの操作方法の説明までジャンプできます。
Parallels バージョン | ① アップルシリコンMac (AS) | ② インテルMac (Intl) |
---|---|---|
a) Parallels 18〜12 (P18〜12) | ①-a) AS + P18〜12
| ②-a) Intl + P18 〜12
|
b) Parallels 11と それ以前 (P11) | ①-b) AS + P11
| ②-b) Intl + P11
|
Paralles Desktopのバージョンは、メニューバーの「Parallels Desktop」→「Parallels Desktopについて」から確認できます。
アップルシリコンMacでは、ParallesでWindows 10はインストールできないの?
以前は、マイクロソフトのサイトでInside Preview版を使う方法があったけど、今はWindows 11しか入手できない。
それを元にした記事を書いたけど、今では使えなくなった。
Parallelsじゃなくてもいいんだけど、アップルシリコンMacでWindows 10を動かす方法は、他にないの?
ちょっと技術的に難しい内容も含むから詳しい説明は省くけど、「UUP dump」や「UUP Generation Project」っていうサイトからWindows 10のISOファイルをダウンロードすることはできる。
できるんだけど、Windows 10のインストールの途中でブルースクリーンが出て失敗するんだ。
そうか、残念。
ということで、アップルシリコンMacのParallesでWindowsを使いたいときは、Parallelsのバージョン17以上とWindows 11がおすすめだよ。
以下に、やり方の記事があるから参考にして。
① アップルシリコンMac
①-a) Parallels 18〜12
アップリシリコンMacで、Parallels Desktop for Macでは、Windows 10をインストールすることはできません。
Parallels 17以上 + Windows 11ならインストールできるので、そちらを使うように検討してください。
①-b) Parallels 11とそれ以前
アップルシリコンMacで、Parallels Desktop for Macでは、Windows 10をインストールすることはできません。
Parallels 17以上 + Windows 11ならインストールできるので、そちらを使うように検討してください。
② インテルMac
②-a) Parallels 18〜12
Parallelsのバージョン18から12までは、Windows 10をインストールが可能です。
▶ ここからは、サンプルとして既にParallels Desktop for Mac 17がインストールされている前提で、Windows 10のインストール方法を説明します。
まだParallelsをインストールしていない場合は、以下のリンク先の記事を参考に、インストールを行ってください。
リンク先の記事では、macOSのバージョンによって、インストール可能なParallelsのバージョンの説明もしています。
▶ Parallelsがインストールされている場合でも、さらにWindows 10をインストールするには、次の3つの方法があります。
- 画面内からインストール
- 事前にISOをダウンロードして使用
- 事前にインストールDVD/USBメモリを用意して使用
以下からは、最も作業がかんたんな1番目の方法を前提に説明します。
2番目のISOファイルを使う場合は、以下のリンク先の記事を参考にして、マイクロソフトの公式サイトからダウンロードしてください。
ISOファイルのダウンロード先は、どこでも構いません。
3番目のDVD/USBメモリを使う場合は、Macに挿入した状態にしておいてください。
ここからは、実際にWindows 10をインストールする手順の説明です。
▶ Parallels Desktop for Macを起動して、「インストールアシスタント」を表示します。
表示方法は2つあって、「コントロールセンター」を使う方法と、「メニューバー」を使う方法があります。
最初に、「コントロールセンター」を使う方法ですが、「コントロールセンター」の右上の+ボタンをクリックして、「インストールアシスタント」を呼び出します。
次に、「メニューバー」を使う方法ですが、メニューバーから「ファイル」 → 「新規…」を選択して、「インストールアシスタント」を呼び出します。
▶ 「インストールアシスタント – 新規作成」の画面が表示されたら、①左のアイコン「MicrosoftからWindows10を入手」をクリックしてから、②右下のボタン「続行」をクリックします。
▶ 「WIndows 10を入手」と表示されたら、右の「Windows 10をダウンロード」をクリックします。
▶ 「Windows 10のダウンロード中」が表示されたら、ダウンロードからインストールまで自動的に進むので、しばらく待ちます。
▶ インストール中に、マイクやカメラのアクセス許可の画面が出ますが、あとから変更ができるので、とりあえずボタン「OK」をクリックして先に進めます。
▶ Windowsのセットアップ画面が表示されたら、あとは最後まで自動で処理が進むので、完了まで待ちます。
▶ 「インストールが完了しました」と表示されたら、Windows 10のインストール完了です。
②-b) Parallels 11とそれ以前
Parallelsのバージョン11とそれ以前のバージョンでは、Windows 10をインストールすることはできません。
Parallels 17〜12 + Windows 10ならインストールできるので、そちらを使うように検討してください。
当ページの以下の章で説明しています。
日本語入力の問題点と修正方法について
ParallelsでWindowsをインストールすると、キーボードの文字の割り当てが一部違ったり(@や”など)、かな と 英数 のキーが使えません。
以下の記事では、こういった問題の対処法を説明しています。
まとめ
アップルシリコンMacとインテルMacについて、ParallelsのバージョンごとにWindows 10のインストールの可否・やり方については、次のようになります。
Parallels バージョン | ① アップルシリコンMac (AS) | ② インテルMac (Intl) |
---|---|---|
a) Parallels 18〜12 (P18〜12) | ①-a) AS + P18〜12
| ②-a) Intl + P18 〜12
|
b) Parallels 11と それ以前 (P11) | ①-b) AS + P11
| ②-b) Intl + P11
|
さらに、シンプルにまとめると次のようになります。
① アップルシリコンMac | ② インテルMac | |
---|---|---|
|
|
Parallels Desktopの現在の最新バージョンは、以下の2つの方法で購入可能です。
① 公式サイトでダウンロード版を購入(2週間の試用期間つき・30日間の返金保証)
② Amazonなどのネットショップやリアル店舗でパッケージ版を購入
コメント