Macの「クイックメモ」の使い方

macOS 12 Montereyから、アップル純正「メモ」アプリでは「クイックメモ」という新機能が使えるようになりました。

このページでは、「クイックメモ」のメリット・デメリットから基本的な使い方、さらに注意点を紹介します。

「クイックメモ」機能は、Mac・iPad・iPhoneの以下のOSバージョンで使えます。

対象	バージョン	備考
macOS	12 Monterey	クイックメモのフル機能が使える
iPadOS	15	クイックメモのフル機能が使える
iOS	15	機能制限あり

クイックメモのメリット・デメリット

メリット

• わざわざ「メモ」アプリを起動しなくても、ワンタッチでメモが作成できる
• 最後に開いていたクイックメモは、異なるMacやiPadでもすぐに再開できる

デメリット

• iOSではクイックメモを新規作成はできない（既存の表示や編集はできる）
• クイックメモに限らないが、アップル純正「メモ」アプリは基本的にはMac・iPad・iPhoneでしか使えない

クイックメモの呼び出し方

呼び出し方は次の2つがあります。

• ① キーボードショートカットから呼び出す
• ② 画面ホットコーナーから呼び出す

① キーボードショートカットから呼び出す

次のキーボードショートカットで、クイックメモが起動します。

コツは、fnを先に押して押し続けたまま、Qを押すことです。

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② 画面ホットコーナーから呼び出す

この方法を使うには、あらかじめ「システム環境設定」からホットコーナーの設定を確認しておきます。

▶ 「システム環境設定」→「Mission Control」→「ホットコーナー…」を開き、右下が「クイックメモ」になっているか確認して、なっていなければ設定します。

▶ ホットコーナーの設定が確認できたら、Macの画面の右下にマウスカーソルを移動すると、白い四角が少しだけ見えます。

その状態で白い四角をクリックすると、クイックメモが起動します。

クイックメモの呼び出し後のキーボードショートカット

クイックメモで編集した内容は、普通のメモと同様に自動的に保存されます。

とりあえず、次のキーボードショートカットを覚えておくと便利です。

内容	キーボードショートカット
メモ一覧の表示	⌘ command + 0 （数字の0ゼロ）
新規のクイックメモの作成	⌘ command + N

クイックメモ呼び出し時の動作の設定

デフォルトの設定では、クイックメモを呼び出すと最後に使ったクイックメモが表示されます。

最後に使ったクイックメモとは、iCloudで同期されているMac・iPadのすべてが対象です。

次の設定を変更することによって、新規メモを作成するように、動作を変更できます。

クイックメモの注意点

古いmacOS/iPadOSやiOSと同期する場合は、データの同期はできます。

ただし、以下のような機能制限があります。

Mac

macOS	クイックメモ作成	既存クイックメモ編集	クイックメモフォルダ
macOS 12 Monterey以降	○	○	○あり
macOS 11 Big Sur以前	×	○	-なし

iPad

iPadOS	クイックメモ作成	既存クイックメモ編集	クイックメモフォルダ
iPadOS 15以降	○	○	○あり
iPadOS 14以前	×	○	-なし

iPhone

iOS	クイックメモ作成	既存クイックメモ編集	クイックメモフォルダ
iOS 15以降	×	○	○あり
iOS 14以前	×	○	-なし

参考資料

Macでクイックメモを書き始める

Macの任意の場所からクイックメモを使ってメモを作成します。

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