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Macの外付けHDDやUSBメモリを書き込み禁止にする4つの方法

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Mac用の外付けHDD
更新日:2023年05月24日

投稿日:2021年02月22日
この記事は約6分で読めます。

Macで外付けHDDやUSBメモリを使うときに、データを保護するためにあえて書き込み禁止にする方法をいくつか紹介します。

それぞれメリット・デメリットがありますので、その点も説明します。

このページは、次の方向けに書いています
  • Macの外付けHDDやUSBメモリを書き込み禁止にしたい人
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各方法のメリット・デメリット

  • ①書き込み禁止スイッチが付いたドライブを使う
  • ②マウント設定ファイルfstabを編集する
  • ③ディスクイメージdmg形式で保存する
  • ④フォーマット形式NTFSで保存する
方法メリットデメリット
  • 設定がとてもカンタン
  • 製品の選択肢がほとんどない
  • 設定は比較的カンタン
  • 個々のMacで設定必要
  • どのMacでも書き込み禁止で使える
  • dmg作成に手間がかかる
  • どのMacでも書き込み禁止で使える
  • NTFSで保存に手間がかかる
かわうそ君
かわうそ君

①から④の使い分けですが、一時的に書き込み禁止にしたい場合は、①や②がおすすめです。
バックアップデータの長期保管など、今後書き込みをする機会がほぼない場合は、確実にデータ保護ができる③か④がおすすめです。

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①書き込み禁止スイッチが付いたドライブを使う

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IOデータから発売されている上記のUSBメモリでは、書き込み禁止のスイッチが付いています。

2023年5月現在、一応名の知れたメーカーから出ている製品では、上記の製品しか選択肢がありません。

容量は、8GB・16GB・32GB・64GBがありますが、64GBは入手困難なようです。

また、裏技的な使い方ですが、SDメモリカードには書き込みロックの物理スイッチが付いているので、アダプタ経由で使うという手もあります。

SDメモリカードは、サンディスクかサムソンが評判が良いようです。

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②マウント設定ファイルfstabを編集する

macOSでは、fstabという設定ファイルにドライブの情報を書き込むことにより、「読み込み専用」に設定することが出来ます。

以下、その手順です。

▶︎ Mac標準アプリの「ディスクユーティリティ」を起動して、「読み込み専用」に設定したいドライブの右クリックメニューから「情報を見る」を選択します。

Macの「ディスクユーティリティ」でパーティションの右クリックメニュー

▶︎ 図のようにパーティションの情報が表示されたら、「ファイルシステムUUID」を選択してキーボードのcommand ⌘Cでコピーして、「テキストエディット」などの適当なテキストエディタを開いてcommand ⌘Vでペーストします。

MacでUUDをコピペ

▶︎ Mac標準アプリの「ターミナル」を起動して、以下のコマンドを入力してreturnを押します。

パスワードを聞かれたら入力してreturnを押します。

Macの「ターミナル」

▶︎ 編集画面が開いたら、以下の図のように入力します。

なお、空白の部分はキーボードの→| TABキーを使わなければなりません。

UUID=コピペしたSSID none hfs ro

また、以下の例では「HFS+(Mac OS拡張)フォーマット形式」のドライブを使っているので「hfs」を指定していますが、「exFATフォーマット形式」の場合は「exfat」を指定してください。

編集したら最後にcontrol ^Rを押して保存、さらにcontrol ^Xを押して終了します。

Macの「nano」でfstab編集

▶︎ ここまでが設定できたら、Macを再起動します。

再起動後は、設定したドライブが読み込み専用でマウントされることを確認してください。

(新規にフォルダ作成ができるか、などで確認します。)

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③ディスクイメージdmg形式で保存する

ディスクイメージdmg形式は、アプリの配布で使われることが多いですが、設定によって読み込み専用にすることができるので、その方法を使います。

大まかな作業の流れは、いったん書込み可能なdmg形式の作業用イメージファイルを作り、その中にファイルを保存して、その次に作業用イメージファイルを圧縮して書き込み禁止のdmgイメージファイルに変換します。

以下、その手順です。

▶︎ Mac標準アプリの「ディスクユーティリティ」を起動して、メニューバーから「ファイル」-「新規イメージ」-「空のイメージを作成…」を選択します。

Macの「ディスクユーティリティ」で新規イメージ作成

▶︎ 図のようにイメージ作成画面が開いたら、①から順番に各項目を設定します。

  • ①ファイル名を設定
  • ②ファイル作成場所を指定
  • ③各項目を設定
    • 名前:パーティション名
    • サイズ:データが入る容量+αのサイズを指定
    • フォーマット:Mac OS拡張(ジャーナリング)を指定
    • 暗号化:なしを指定
    • パーティション:単一のGUIDを指定
    • イメージフォーマット:読み出し/書き込みディスクイメージを指定

以上を設定したら、④で「保存」をクリックします。

Macの「ディスクユーティリティ」でdmgイメージの新規作成

▶︎ 空のイメージが作成できたらdmgをダブルクリックしてマウントしてから中を開いて、保存したいデータをドラッグ・アンド・ドロップで指定します。

なお、特定のパーティションまるごとを指定する場合は、キーボードのoption ⌥を押しながら、ドラッグ・アンド・ドロップします。

dmgへパーティションごと追加

▶︎ dmgにドラッグ・アンド・ドロップして追加するファイルが完了したら、マウントを解除します。

ここでマウント解除しないと、この後の変換で失敗します。

Macのデスクトップのdmgマウント解除

▶︎ ふたたび「ディスクユーティリティ」を前面に表示して、メニューバーから「イメージ」-「変換…」を選びます。

Macの「ディスクユーティリティ」で「変換」

▶︎ 図のようにファイル選択ダイアログボックスが表示されたら、dmgファイルを選択して「選択」をクリックします。

Macの「ディスクユーティリティ」で「変換」

▶︎ 変換後のファイル名などを指定する画面が表示されたら、適当なファイル名に変更して(デフォルトで付けられる名前のままでも良い)、イメージフォーマットを「圧縮」に設定したら、「変換」をクリックします。

Macの「ディスクユーティリティ」で「変換」

▶︎ 変換が完了したファイルを、変換前と比べてみます。

以下の図を見ると、10GBのサイズだったのが1.1MBに減っています。

よって、使っていない部分は圧縮して、実際に使っているファイルのサイズに近い状態になっていることがわかります。

Macの「ディスクユーティリティ」で「変換」
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④フォーマット形式NTFSで保存する

Macでは、Windows標準形式のフォーマット形式NTFSは読み込みはできますが、書き込みができません。

この仕様を利用して、WindowsでNTFSの外付けHDDやUSBメモリにデータ保存をして、Macでは読み込み専用でマウントすることが出来ます。

なお、以下のリンク先のようにMacでもNTFSに読み書きできる方法はありますが、誤ってデータを削除しないように注意してください。

このページの記事は、ここまでです。

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