アップルのクラウドストレージサービスの「iCloud」は、Mac・iPhone・iPad・WindowsではOSと統合されていますが、パソコンやAndroidのGoogle ChromeやSafariといったWebを使って、Web版の”iCloud.com”を使うことができます。
このページでは、Web版の”iCloud.com”を使うメリット・デメリットや、具体的な操作方法について、使い入りで詳しく説明します。
Web版の”iCloud.com”を使うメリット・デメリット
メリット
- iCloudに対応していないAndroidやChromeOSでも、Web版の”iCloud.com”は使える
- Windowsは通常は専用iCloudアプリのインストールが必要だが、インストールしなくてもWeb版の”iCloud.com”は使える
- OSと統合されているMac・iPhone・iPad・WindowsでもApple IDの設定が必要だが、設定しなくてもWeb版の”iCloud.com”は使える
デメリット
- iCloudのフル機能は使えない
- インターネットにつながっていることが必須となる
- 「iCloudドライブ」のファイルや「iCloud写真」の写真・動画のオフライン機能は使えない
- OSと統合されていないので、MacのFinderやWindowsのファイルエクスプローラーから、ファイルをダブルクリックでアプリ起動する、といった使い方はできない
デメリットの最後、OSと統合されていない、について補足します。
アップル純正アプリのNumbers・Pages・Keynoteや、PDFなどの一部のファイルはダブルクリックでWebブラウザで表示や編集ができます。
そうではないファイルは、ダブルクリックするとダウンロードの画面が表示されるので、いったんローカルストレージに保存してから表示・編集ができます。
編集後には、アップロードして上書き保存もできます。
“iCloud.com”を使う場面としては、次のパターンが考えられるよ。
- Androidのスマホ・タブレット
- ChromeOSのパソコン
- 個人所有ではない、職場や他人のMac・iPhone・iPad・Windows
Web版の”iCloud.com”にログインする方法
以下は、Windows 11 Homeの「Microsoft Edge」を使って、”iCloud.com”にログインする方法を紹介します。
OS・Webブラウザ・使用デバイスなどの種類によっては表示が変わりますが、内容的には同じものです。
▶︎ 以下のリンクをクリックします。
▶︎ 図のように「iCloudへサインイン」という画面が表示されたら、入力項目「Apple ID」に自分のApple IDを入力してから、右横のアイコンをクリックします。
▶︎ 図のように、入力項目「パスワード」が表示されたら、自分のApple IDで設定しているパスワードを入力してから、右横のアイコンをクリックします。
ちなみに、チェック項目「サインインしたままにする」にチェックを入れるかどうかですが、ここにチェックが入っている場合は、今から2週間以内に再度ログインしたときにApple IDとパスワードの再入力が不要になります。
よって、自分のデバイスの場合はチェックを入れていても良いのですが、職場や他人のデバイスを一時的に使っている場合は、セキュリティのためにもチェックを入れないようにして下さい。
ちなみに、パスワードを入力中に目玉のアイコンが表示されますが、これをクリックするとパスワードが表示されます。
▶︎Apple IDに2ファクタ認証の設定をしている場合は以下の画面が表示されます。
表示されたら、Apple IDに紐づけられたデバイスに使用許可を確認する画面が表示されるので、ボタン「許可する」をクリックします。
▶︎ 初めて使うWebブラウザや、Webブラウザのアップデート後には、2ファクタ認証の画面が表示されます。
▶︎
▶︎ 図のように、複数のアイコンが並んだ画面が表示されたら、”iCloud.com”のログインの成功です。
Web版の”iCloud.com”の主な使い方
▶︎ “iCloud.com”の基本画面で表示されたアイコンをクリックすると、それぞれのアプリが使用可能です。
▶︎ アプリの操作画面で、左上のアプリ名称、以下の図では「iCloud Drive」の部分をクリックすると、各アプリのアイコンが表示されて、そこから各アプリに画面切り替えできます。
▶︎ “iCloud.com”の基本画面に戻るには、Webブラウザのアイコン「戻る」をクリックします。
Web版の”iCloud.com”からログアウトする方法
▶︎ “iCloud.com”の右上の自分の名前をクリックします。
▶︎ 表示されたメニュー項目から、「サインアウト」を選択すると、”iCloud.com”からログアウトできます。
まとめ
パソコンやAndroidから、Webブラウザを使って”iCloud.com”にログインする方法を紹介しました。
当サイトでは「iCloud」について多数の記事を掲載していますので、以下からご覧ください。
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