このページは、M1 Mac向けテックプレビュー版のParallels Desktop 17についてなので、内容が古くなっています。(2021年1月時点の情報)
現在は、正式版のParallels Desktop 18がリリースされていますので、以下の記事をご覧ください。
現時点で入手できるプレビュー版のArm Parallels DesktopとUbuntu Server for ARMを動かしてみたので紹介します。
先に公開したArm版Windowsの記事が好評なので、同じようにARM版Linuxで試行錯誤してみました。
ARM版のDebianも試してみたのですが、インストールは出来たもののブートが出来ませんでした。
このページは、次の方向けに書いています。
- プレビュー版のArm Parallesl DesktopやArm版Linux(Ubuntu)の入手方法を知りたい人
- M1 MacでArm Parallels Desktop+Ubuntu Server for ARMの実際の動作状況を知りたい人
このページでは、「サインイン」と「サインアップ」という言葉が出来てます。
日本人にはなじみが薄い言葉ですが、IT関係の英語表記のサイトでは非常によく出てくるので、よくわかっていない人は、ついでにここで覚えておきましょう!
- サインイン(Sign in)
- ログインのこと。ログインと”イン”が同じなので、サインインはログインと同じと覚えておきましょう!
- サインアップ(Sign up)
- 新規登録のこと。
プレビュー版のArm Paralles Desktopの入手
以下のリンクをクリックして、Paralleslの公式サイトを開きます。
以下のようにサイトが開いたら、「TRY TECHNICAL PREVIEW」をクリックします。
以下のようにサインイン(ログイン)とサインアップ(新規登録)の画面が表示されたら、必要に応じてサインアップ(新規登録)をしてサインイン(ログイン)をします。
画面が切り替わったら、以下のように「DOWNLOAD」をクリックしてダウンロードします。
また、その少し下にはアクティベーションキーが書かれていますので、これをコピーしてテキストエディタなどペーストしておいて下さい。
インストールのときに使用します。
ダウンロードしてインストールする手順は、画面の指示に従って進めるだけなので省略します。
Ubuntu Server for ARMの入手
以下のリンクをクリックして、Arm版ダウンロードページを開きます。
以下の画面は、ダウンロードページが開いたところです。
ページが開いたら、矢印が指し示しているボタンをクリックしてISOファイルをダウンロードします。
今回は、20.04.01 LTS版をダウンロードしました。
ISOがダウンロードできたらParallels Desktopでインストールするのですが、注意点としては「インストールアシスタント」で自動認識されないので、以下の図のように「手動で選択する」というところです。
Ubuntuのインストールのときに注意することは、言語をデフォルトの英語のままにしておくことです。
一応、日本語の選択肢もありますが、日本語を選んでしまうとインストールのときの表示が文字化けしてわけが分からなくなるためです。
言語の設定は、インストール完了後に日本語に変更できます。
以下は、インストール完了後に「端末」でカーネル情報を表示したところです。
$ uname -a Linux ubuntu 5.4.0-64-generic #72-Ubuntu SMP Fri Jan 15 10:31:47 UTC 2021 aarch64 aarch64 aarch64 GNU/Linux
また、Ubuntu Serverには最小限のアプリしか入っていないので、以下のように「端末」のコマンドラインから、「ブラウザ Chromium」と「ファイラー Nautilus」をインストールしました。
ブラウザ Chromium
sudo apt-get install -y chromium-browser
ファイラー Nautilus
sudo apt-get install -y nautilus
実際に動かしてみました
以下に動画をアップしました。
画面内では、以下2つのアプリを起動しています。
- ファイラー「Nautilus」
- ブラウザ「Chromium」
動かして気がついたGoodとBadな点は、以下です。
- 体感上の速度はかなりサクサク
- Server版とはいえ、正式なUbuntuが動いている
- Desktop版のARM版がない
デフォルトでインストールされているアプリが少ないのは、見方によってGoodともBadとも言えるかと思います。
このページの記事は、ここまでです。
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