当サイトのリンクには商品・サービスのPRを含む場合があります。

Macでインストールされたアプリ一覧を作る方法

更新日:2021年12月12日

投稿日:2020年01月22日
この記事は約8分で読めます。

Macにインストールしているアプリの一覧を作る方法をいくつか紹介します。

アプリのインストール先は基本的には「アプリケーション」フォルダの中ですが、それ以外の場所にインストールされるアプリもあるので、それも含めた方法です。

スポンサーリンク

アプリ一覧を作る方法の一覧とメリット・デメリット

方法メリットデメリット
① Finderを使う・手軽・「アプリケーション」
フォルダ以外は対象外
② スマートフォルダ機能を使う・「アプリケーション」
フォルダ以外も
含められる
・手間がかかる
③ ターミナルを使う・「アプリケーション」
フォルダ以外も
含められる
・②よりも手間がかからない
・特になし
④ 専用アプリ
「List My Apps」を使う
・操作がカンタン
・リストが見やすい
・アプリのバージョンや
インストール日などもわかる
・エクセルやCSVに
エクスポートできる
・有料アプリ
(2021年12月時点で250円)
・インストールが必要
・「アプリケーション」
フォルダ以外は対象外
スポンサーリンク

① Finderを使う

MacのFinderでは、ファイルを選択してコピーし、Mac純正アプリの「テキストエディット」などのエディターにペーストすると、フォルダ名・ファイル名が貼り付けられる、という機能があります。

この機能を使って、アプリ一覧を作る手順を以下に紹介します。

なお、ここでは「テキストエディット」を使った場合の手順となります。

▶ Finderを前面に表示して、フォルダ「アプリケーション」を表示し、どれでもいいのでアプリをクリックして選択された状態にします。

Mac Finder

▶ キーボードショートカットの command ⌘ + A を押して、すべての項目を選択します。

Mac JIS Keyboard
クリックで拡大表示

以下は、すべての項目が選択された状態です。

Mac Finder

▶ すべての項目が選択された状態で、キーボードショートカットの command ⌘ + C を押します。

クリックすると、内容がクリップボードにコピーされますが、画面上は何も変化はありません。

Mac JIS Keyboard
クリックで拡大表示

▶ 現在はFinderですべての項目が選択された状態なので、アイコンやラベルなどなにもない白い部分をクリックして、選択された状態を解除します。

Mac Finder

以下は、選択が解除された状態です。

Mac Finder

▶ フォルダ「アプリケーション」内の「テキストエディット」など、エディタを起動します。

Mac Finder

▶ 「テキストエディット」の起動時にファイル操作画面が表示されるので、図のように「新規書類」のボタンをクリックします。

Mac ファイル操作画面
クリックで拡大表示

▶ 「テキストエディット」が起動したら、メニューから「フォーマット」 -> 「標準テキストにする」を選択します。

Mac テキストエディット
クリックで拡大表示

以下は、矢印のあたりの拡大図です。

Mac テキストエディット

▶ 「テキストエディット」の内側のどこでもいいのでクリックしてから、キーボードショートカットの command ⌘ + V を押します。

Mac JIS キーボード
クリックで拡大表示

▶ 以下の図のように、クリップボードに保存されていた内容、つまり「アプリケーション」フォルダ内の項目がペースト(貼り付け)されます。

このあと、必要に応じてファイル名を付けて適当な場所に保存してください。

Mac テキストエディット
クリックで拡大表示

「① Finderを使う」の説明は、ここまでです。

スポンサーリンク

② スマートフォルダ機能を使う

Mac標準で使える「スマートフォルダ」の機能を使って、Mac全体のアプリ一覧を作る方法です。

なお、「スマートフォルダ」の詳しい説明は別記事で解説していますが、ここでは手順通りやればリストが作れるように説明します。

以下、手順です。

▶ Finderを前面に表示します。

表示したら、「ファイル」-「新規スマートフォルダ」を選びます。

Findrrで「新規スマートフォルダ」
クリックで拡大表示

▶ 以下の画面のように新規スマートフォルダの設定画面になったら、①「検索:このMac」をクリックして、②「+」のボタンをクリックします。

Findrrで「新規スマートフォルダ」
クリックで拡大表示

▶ 以下の画面のように1行追加されるので、①「名前」と書かれた部分をクリックして、②リストの中から「種類」を選びます。

Findrrで「新規スマートフォルダ」
クリックで拡大表示
Findrrで「新規スマートフォルダ」
クリックで拡大表示

▶ 以下の画面のように「種類」が「任意」になるので、①「任意」と書かれた部分をクリックして、②リストの中から「アプリケーション」を選びます。

Findrrで「新規スマートフォルダ」
クリックで拡大表示
Findrrで「新規スマートフォルダ」
クリックで拡大表示

▶ 以下の画面のようにアプリ一覧が表示できたら、「スマートフォルダ」の完成です!

①「保存」のボタンをクリックして、②「名前」を適当につけて③「サイドバーに追加」にチェックを入れてから、④「保存」のボタンをクリックします。

Findrrで「新規スマートフォルダ」
クリックで拡大表示
Findrrで「新規スマートフォルダ」
クリックで拡大表示

▶ サイドバーに今作った「スマートフォルダ」が追加されるので、表示したいときはクリックします。

この「スマートフォルダ」を表示しているときは、以下の矢印で指した「名前」・「サイズ」・「最後に開いた日」などをクリックすると、ソートが出来ます。

Findrrで「新規スマートフォルダ」
クリックで拡大表示

▶ ここで作った「スマートフォルダ」は「① Finderを使う」と同じように、「テキストエディット」も使ってコピー&ペーストでファイルリストが作れます。

やりかたは、前項の「① Finderを使う」を参考にしてください。

「② スマートフォルダ機能を使う」の説明は、ここまでです。

スポンサーリンク

③ ターミナルを使う

▶ Finderの「アプリケーション」の中の「ユーティリティ」の中にある、「ターミナル」を起動します。

Mac Finder "ターミナル.app"

▶ 「ターミナル」が起動したら、次のコマンドを入力またはコピー・アンド・ペーストして、キーボードの return キーを押して実行します。

①「アプリケーション」内のアプリだけの場合

ls /Applications/ > Apps-AppFolder.txt

②Mac全体のアプリの場合

sudo find / -iname '*.app' > Apps-All.txt

コマンドの実行時にはパスワード入力を求められるので、パスワードを入力してください。

また、以下の画面のようにファイルアクセスの許可が何度か出るので、そのたびに「OK」ボタンをクリックします。

ファイルアクセスの許可

▶ コマンドが終了すると、ユーザーフォルダにリストが作成されるので、「テキストエディット」などのエディタで開いてください。

作成されるリストは、次のようなイメージです。

①「アプリケーション」内のアプリだけの場合

AVGAntivirus.app
Adobe Acrobat Reader DC.app
Android Studio.app
AppCleaner.app
...以下略

②Mac全体のアプリの場合

/usr/libexec/MiniTerm.app
/usr/local/git/share/git-gui/lib/Git Gui.app
/Library/Apple/System/Library/CoreServices/MRT.app
/Library/Apple/System/Library/PrivateFrameworks/MobileDevice.framework/Versions/A/AppleMobileDeviceHelper.app
...以下略

ここで紹介したコマンドの「ls」は、オプションと組み合わせることで、タイムスタンプなどより多くの情報を表示することができます。

詳しくは、次の記事で紹介しています。

lsコマンドの使い方と覚えたい15のオプション【Linuxコマンド集】
lsコマンドはファイルやディレクトリの情報を表示するコマンドだ。このページではlsコマンドの15個の便利オプションについてご紹介する。

「③ ターミナルを使う」の説明は、ここまでです。

スポンサーリンク

④ 専用アプリ「List My Apps」を使う

‎List My Apps
‎This app lists all purchased macOS® app from the Apple AppStore that are installed on your computer...

2021年12月時点で250円のアプリです。(値段は変わる場合があります)

実際に購入して使ってみましたので、以下に画面のスクショを載せます。

List My Appsの画面
クリックで拡大表示
List My Appsの画面
クリックで拡大表示

さらに、リストはエクセル形式またはcsv形式でエクスポートできます。

「④ 専用アプリList My Appsを使う」の説明は、ここまでです。

スポンサーリンク

まとめ:結局、どの方法がおすすめ?

かわうそ君
かわうそ君

アプリの一覧を作るだけなら、「① Finderを使う」だけでいいんじゃないかな。

ただし、「アプリケーション」フォルダ以外はとりこぼしてしまうから、Macの中のすべてを含めたいなら、「③ ターミナルを使う」がいいと思う。

小悪魔キツネ
小悪魔キツネ

② スマートフォルダ機能を使う」は、設定に手間がかかるから、今後も繰り返し調べる必要があるなら使ってもいいと思う。

言ってみれば、スマートフォルダ機能って広い意味でプログラミングだから最初の設定に手間はかかるけど、1回作っておくと繰り返しの利用には便利だからね。

1回限りなら、「③ ターミナルを使う」でいいかな。

このページの記事は、ここまでです。

コメント

PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com
タイトルとURLをコピーしました