Macのフリーソフト「AppCleaner」の使い方

AppCleanerアプリアイコン
更新日:2021年07月27日
この記事は約17分で読めます。

Macのアプリ削除用アプリ「AppCleaner」の特徴・インストール・使い方を、図解を使って詳しく説明します。

さらに競合アプリとの比較や、AppCleanerで削除できないときの対処法も解説します。

 

AppCleanerは、どんなアプリ?

概要

AppCleanerは、次のような特徴を持ったMac用アプリです。

  • Macのアプリ削除専用アプリです
  • アプリ本体だけでなく、設定ファイルなどの関連ファイルも削除できます
  • 削除したくないアプリを保護することもできます
  • 無料です

 

評判

AppCleanerは2021年7月現在、事実上Macのアプリ削除専用アプリの定番となっています。

定番となっている理由として考えられるのは、

  • 10年以上の歴史があり信頼性が高いこと
  • シンプルな操作で使い方がわかりやすいこと
  • 無料

あたりでしょうか。

 

安全性

AppCleanerをネット検索すると、複数のアプリ紹介サイトからダウンロードするように誘導される場合がありますが、これはおすすめできません。

なぜならば、このAppCleanerに限らず一般論になりますが、数年前まではアプリ紹介サイトからダウンロードすると、不要なアプリのインストールを要求したり、ウイルスが埋め込まれていたということが時々あったためです。

セキュリティの面から、アプリは公式サイトかAppleのApp Store経由でダウンロードするべきです。

一方、これまでに公式サイトで公開されているAppCleanerで、ウイルスやスパイウェアに感染していたという事例は聞いたことはありません。

AppCleanerの公式サイトは、次のアドレスになります。

AppCleaner

 

対応OS

2021年7月時点では、次のOSに対応しています。

macOSバージョン AppCleanerバージョン
11.0 Big Sur 3.6
10.15 Catalina
10.14 Mojave
10.13 High Sierra
10.12 Sierra 3.4
10.11 El Capitan
10.10 Yosemite
10.9 Mavericks 2.3
10.8 Mountain Lion
10.7 Lion
10.6 Snow Leopard

ざっくりまとめていうと、10.6 Snow Leopard以降のIntel Mac、11.0 Big Sur以降のArm Mac(M1 Macなど)に対応しています。

ただし、macOSのバージョンによって必要なAppCleanerのバージョンが異なります。

バージョンによる違い

大きな違いは、3.6と3.4は画面が英語表記で、2.3は日本語表記に対応しています。
操作方法は大筋では同じですが、若干違う部分もあります。

注意点

間違ったバージョンのAppCleanerをインストールしてしまうと、一見問題なく動いているように見えますが、本来は削除してはいけないアプリ(SafariやiTunesなど)が削除できるといった不具合が起きてしまうので、必ず対応したバージョンのAppCleanerをインストールしてください。

仮に本来削除してはいけないアプリを削除してしまうと、Macが起動しなくなったり挙動がおかしくなり、macOSの再インストールが必要になってしまいます。

 

日本語表示できるか?

バージョン2.3は日本語表示に対応していますが、3.4以降は日本語表示には対応しておらず英語表示になります。

英語表示でも使い方がシンプルなアプリなので大体はわかると思いますが、このページではできる限り詳しく使い方を説明していきます。

バージョン3.6と3.4の起動初期画面
AppCleanerバージョン3.6と3.4の起動初期画面

バージョン2.3の起動初期画面
AppCleanerバージョン2.3の起動初期画面

 

 

競合アプリ

話題によく出る、AppClenaerと同類の「アプリ削除アプリ」の比較表を載せます。

通常は、無料で歴史と実績のある「AppCleaner」だけを使えば良いと思いますが、古いMacを使っているなど環境によって必要に応じて別のアプリを使いたいときの参考にしてください。

「Arm Mac対応」「Intel Mac対応」「PowerPC Mac対応」の欄は、公式サイトやMac App Storeで明記されているものに限っています。

①手動で削除 ②AppCleaner ③CleanMyMac X ④AppZapper ⑤AppDelete ⑥Remove-It ⑦iTrash ⑧AppTrap
入手先 OS標準機能 公式サイト Mac App Store 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
リンク 開く 開く 開く 開く 開く 開く 開く
Arm Mac対応
Intel Mac対応
Power PC Mac対応
対応OS 全OS 0.6 Snow Leopard – 11.0 Big Sur 10.10 Yosemite – 11.0 Big Sur 10.6.2 Snow Leopard – 上限不明 10.3 Panther – 10.15 Catalina 10.11 El Capitan – 11.0 Big Sur 10.5 Leopard – 10.14 Mojave 10.4 Tiger – 10.8 Mountain Lionまで?(上限不明)
価格 無料 無料
  • 試用版
  • サブスク年3,800円
  • 買い切り11,000円
  • 試用版
  • 買い切$19.95(約2,200円)
  • 試用版
  • 買い切り$7.9-5.0(約880-550円)
  • 試用版
  • 買い切り€9-8(約1,200-1,100円)
  • 試用版
  • 買い切り€8(約1,100円)
無料
特徴
  • OS標準
  • 操作簡単
  • 設定ファイルなどゴミが残る
  • 手軽
  • 操作簡単
  • 多機能
    (①アプリ削除②ウイルス対策③ゴミデータ削除)
  • 設定ファイルを検知できない場合が多い
  • 日本語表記に対応
  • 試用は3回まで
  • ⑦iTrashのアップデート版で名称変更
  • 試用は3回まで
  • ⑥Remove-Itの名前が古い版
  • 「システム環境設定」のパネル追加方式

 

AppCleanerの入手方法

ダウンロード

▶ 以下のリンクをクリックして、AppCleanerの公式サイトを開きます。

AppCleaner

 

▶ 以下の図が公式サイトを開いたところですが、赤色で囲った「Downloads」の一覧から自分のMacのバージョンに対応したリンクをクリックしてダウンロードします。

AppCleaner公式サイト

macOSバージョン AppCleanerバージョン
11.0 Big Sur 3.6
10.15 Catalina
10.14 Mojave
10.13 High Sierra
10.12 Sierra 3.4
10.11 El Capitan
10.10 Yosemite
10.9 Mavericks 2.3
10.8 Mountain Lion
10.7 Lion
10.6 Snow Leopard

 

▶ ダウンロードの保存場所を指定する画面が表示されたら、フォルダ「ダウンロード」など適当な場所を指定して、ボタン「保存」をクリックします。
Macのファイルダウンロード実行画面

 

▶ ダウンロードが完了したら、引き続いてインストール方法の説明に進んでください。

 

インストール

▶ ダウンロード完了したら、ZIP形式で圧縮されているのでダブルクリックします。

そうするとAppCleanerのアプリ本体が復元されます。

このままの場所でもいいですが、今後も使うことになるので「アプリケーション」フォルダに移動しておくことをおすすめします。
ちなみに、以下の図はバージョン3.6ですが、3.4と2.3もアイコンのデザインは一緒です。

ZIPファイルを展開した後のAppCleanerアプリ本体

 

AppCleanerの使い方

以下に作業内容ごとに箇条書きにしましたので、クリックするとそれぞれの操作説明にジャンプします。

①. AppCleanerの起動

▶ AppCleanerのアプリアイコンをダブルクリックして起動します。

AppCleanerのアプリアイコン

▶ 初回起動時に、以下のように「”AppCleaner.app”はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」と表示されたら、「開く」ボタンをクリックします。

Macのアプリ実行確認画面

 

▶ AppCleanerを起動した初期画面は、次の図のようになります。

バージョン3.6と3.4は全く同じ画面で英語表記、2.3は日本語表記です。

バージョン3.6と3.4の起動初期画面
AppCleanerバージョン3.6と3.4の起動初期画面

バージョン2.3の起動初期画面
AppCleanerバージョン2.3の起動初期画面

 

 

②. アプリの削除

AppCleanerでアプリを削除するには、次の2つの方法があります。

削除したいアプリが決まっている場合は②-1. の操作が手軽です。
一方、削除可能なアプリ一覧から選びたい場合や、ウィジェットやプラグインを削除したい場合は②-2. の操作を行って下さい。

ウィジェットは、Mac OS X(macOS) 10.4 Tiger 〜 10.14 Mojaveまで使えた、「ダッシュボード・ウィジェット」と呼ばれた電卓や天気予報などのミニアプリのことです。
参考までに、以下の動画はウィジェットを呼び出ているところです。

 

 

②-1. アプリをドラッグ・アンド・ドロップで削除

▶ AppClearを起動した状態にして、Findeで削除したいアプリを探します。

バージョン3.6と3.4

AppCleanerとFinderを同時に表示

バージョン2.3

AppCleanerとFinderを同時に表示

▶ 削除したいアプリを、AppCleanerの画面内部の「Drop your apps here(ここにアプリケーションをドラッグ)」にドラッグ・アンド・ドロップします。

バージョン3.6と3.4

AppCleanerのウィンドウ内に、Finderから削除したいアプリをドラッグ・アンド・ドロップ

バージョン2.3

AppCleanerのウィンドウ内に、Finderから削除したいアプリをドラッグ・アンド・ドロップ

▶ 以下は、一例としてアプリ「VLC」をドラッグ・アンド・ドロップしたところです。

左側にチェックマークが付いているフォルダ・ファイルが削除されます。

おそらくドラッグ・アンド・ドロップした直後にはチェックマークがついてない部分があるので、全部にチェックマークを付けます。

付けたら、右下の「Remove(削除)」ボタンをクリックして削除を実行します。

バージョン3.6と3.4

AppCleanerで削除するアプリ・ファイル・フォルダを指定して削除実行する画面

バージョン2.3

AppCleanerで削除するアプリ・ファイル・フォルダを指定して削除実行する画面

 

②-2. 一覧からアプリ・ウィジェット・プラグインを削除

削除の操作手順は、バージョン3.6/3.4と2.3では比較的異なりますので、以下別々に説明します。

②-2-a. バージョン3.6/3.4の削除手順

▶ AppClearを起動した状態にして、画面上部のアイコンで一覧表示(アプリ・ウィジェット・プラグイン)に切り替えます。

AppCleanerの起動初期画面から一覧画面に切り替え

 

▶ 一覧表示に切り替わったら、必要に応じて画面上部のプルダウンリストから「Applications・Widgets・Pliugins」を選んで切り替えます。
以下の説明では、一例として「Applications」を選択します。

AppCleanerの一覧画面でアプリ・ウィジェット・その他のフィルタ切り替え

 

以下は、プルダウンリストを開いたところです。

AppCleanerの一覧画面でアプリ・ウィジェット・その他のフィルタ切り替え

 

▶ 一覧の中から、削除したいアプリをクリックします。
以下の説明では、一例として「VLC」を選んでみます。

AppCleanerの一覧画面でアプリの削除実行

 

▶ しばらくすると、アプリなどの本体に加えて設定ファイルやフォルダなどの関連ファイルが検出されますので、横に表示された検出されたリストから①削除したいものにチェックマークを付けて、②ボタン「Remove」をクリックします。

設定情報などの痕跡を一切残したくない場合は、すべてにチェックマークを付けてください。

AppCleanerの削除対象の関連ファイル一覧を指定して削除実行する

 

▶ 一覧画面から起動初期画面に戻るには、画面右上のボタン「ドラッグ・アンド・ドロップ画面」をクリックします。

AppCleanerの一覧画面から起動初期画面に戻る

 

②-2-b. バージョン2.3の削除手順

▶ AppCleanerを起動した状態にして、画面上部のアイコン「アプリケーション」「ウィジェット」「その他」をクリックします。
以下の説明では、例として「アプリケーション」をクリックします。

AppCleanerの一覧画面でアプリ・ウィジェット・その他のフィルタ切り替え

 

▶ 一覧表示されたら、①削除したいアプリ・ウィジェット・プラグインにチェクマークを付けてから、②ボタン「検索」をクリックして削除対象のファイルを検索します。

AppCleanerの一覧画面でアプリの削除実行

 

▶ しばらくすると、アプリなどの本体に加えて設定ファイルやフォルダなどの関連ファイルが検出されますので、①削除したいものにチェックマークを付けて、②ボタン「削除」をクリックします。
設定情報などの痕跡を一切残したくない場合は、すべてにチェックマークを付けてください。

AppCleanerの削除対象の関連ファイル一覧を指定して削除実行する

 

▶ 一覧画面から起動初期画面に戻るには、ボタン「キャンセル」をクリックします。

AppCleanerの一覧画面から起動初期画面に戻る

 

③. 環境設定

環境設定の操作手順は、バージョン3.6/3.4と2.3では比較的異なりますので、以下別々に説明します。

③-1. バージョン3.6/3.4の環境設定

▶ メニューバーから、「AppCleaner」-「Preferences…(環境設定…)」を選択します。

AppCleanerのメニューバーから環境設定を呼び出す

 

▶ 環境設定の画面が表示されたら、次の項目が設定できます。

画面上部のタブ「General(一般)」「SmartDelete(スマート・デリート)」「Updates(アップデート)」を切り替えて設定します。

General(一般)

項目 内容
Show protected apps
(保護されたアプリを表示)
保護されたアプリの表示・非表示を
設定できます
Protect default OS X apps
(デフォルトアプリケーションを保護)
Macに最初からインストールされていた
アプリは、削除できないように
保護できます
Protect running apps
(動作中のアプリケーションを保護)
実行中のアプリは、削除できないように
保護できます
Add additional apps to keep safe below
(追加で保護するアプリを以下のリストに登録)
リストに登録すると、削除できないように
保護できます

AppCleanerの環境設定の「一般」

SmartDelete(スマート・デリート)

項目 内容
OFF/ON
(切/入)
アプリをゴミ箱に入れて削除した時に、
一緒に関連ファイルを削除するか
聞いてきます

AppCleanerの環境設定の「スマートデリート」

Updates(アップデート)

項目 内容
Check updates automatically
(アップデートを自動的に確認)
AppCleaner起動時に、アップデートが
あるか自動的に確認します
Check for Updates
(直ちにアップデートを確認)
今すぐにアップデートを確認します

AppCleanerの環境設定の「アップデート」

 

▶ 以下の図は、アプリ保護の一例です。
アプリ「VMware Fusion」を保護するアプリに追加した結果、アプリ一覧でカギがかかっています。
このように、間違ってアプリを削除するのを防ぐことが出来ます。

AppCleanerで削除保護されたアプリの一例

 

③-2. バージョン2.3の環境設定

▶ メニューバーから、「AppCleaner」-「環境設定…」を選択します。

AppCleanerのメニューバーから環境設定を呼び出す

 

▶ 環境設定の画面が表示されたら、次の項目が設定できます。

画面上部のタブ「一般」「SmartDelete(スマート・デリート)」「アップデート」を切り替えて設定します。

一般

項目 内容
保護するアプリケーションをドロップ リストに登録すると、削除できないように
保護できます
動作中のアプリケーションを保護 実行中のアプリは、削除できないように
保護できます
デフォルトアプリケーションを保護 Macに最初からインストールされていた
アプリは、削除できないように
保護できます

AppCleanerの環境設定の「一般」

SmartDelete(スマート・デリート)

項目 内容
切/入 アプリをゴミ箱に入れて削除した時に、
一緒に関連ファイルを削除するか
聞いてきます

AppCleanerの環境設定の「スマートデリート」

アップデート

項目 内容
アップデートを自動的に確認 AppCleaner起動時に、アップデートが
あるか自動的に確認します
アップデートを確認 今すぐにアップデートを確認します

AppCleanerの環境設定の「アップデート」

 

④. バージョン情報の表示

▶ メニューバーから、「AppCleaner」-「About AppCleaner(AppCleanerについて)」を選択します。

バージョン3.6と3.4

AppCleanerのメニューバーからアプリ情報を呼び出す

バージョン2.3

AppCleanerのメニューバーからアプリ情報を呼び出す

 

▶ AppCleanerのバージョン情報が表示されます。

バージョン3.6と3.4

AppCleanerのアプリ情報を表示

バージョン2.3

AppCleanerのアプリ情報を表示

 

AppCleanerで削除できない場合

AppCleanerでアプリを削除しようとすると、警告が表示されて削除できない場合があります。

Can’t remove protected apps

You can choose which apps are protected in the preferences.

AppCleanerでアプリ削除に失敗したときのエラー画面

 

この場合は、AppCleanerの設定画面を開いて、削除から保護されているアプリの設定を変更する必要があります。
以下はその手順です。

 

▶ 警告画面のボタン「Preferences…」をクリックします。

AppCleanerでアプリ削除に失敗したときに「環境設定」を開く]

 

▶ AppCleanerの設定画面が開いたら、次の2ヶ所を確認して、必要に応じて変更します。

  • ①削除から保護するアプリの一覧に登録されていたら、ボタン「-」をクリックして登録を解除
  • ②実行中のアプリの保護にチェックマークが付いていたら、チェックを外す

AppCleanerの「環境設定」で削除保護を見直す

 

▶ 設定を変更後に、再度削除してみて下さい。
もしもうまく行かない場合は、一度AppCleanerを終了して再起動してから、削除してみて下さい。

 

ちなみに、上記の警告画面はバージョン3.6と3.4の場合のみで、バージョン2.3では表示されません。
なぜなら、バージョン2.3では保護されているアプリは、削除しようとする操作自体ができないからです。

以下の動画は、保護されたアプリをドラッグ・アンド・ドロップで削除しようとすると、操作が無効化される様子です。

 

また、保護されたアプリは、一覧表示でカギのアイコンが表示されて、削除の操作自体ができないようになっています。

AppCleanerで保護されたアプリは削除できない一例

以下はアイコンの拡大図です。

AppCleanerで保護されたアプリは削除できない一例

 

参考資料

 

このページの記事は、ここまでです。

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