当サイトのリンクには商品・サービスのPRを含む場合があります。

AppleシリコンMac(M1 Mac等)を外部ドライブから起動する方法

【広告】 Parallels 20ブラックフライデー25%オフ

macOS 15 Sequoia対応の【Parallels Desktop 20】が12月12日まで25%オフ。
MacでWindowsを使えるソフトウェア【Parallels】

外部ドライブ
更新日:2023年05月24日

投稿日:2021年03月22日
この記事は約7分で読めます。

AppleシリコンMacでは外部ドライブにmacOSをインストールして起動ドライブとして使用できます。

ただし、従来のインテルMacとはやり方が違う部分が多々ありますので、図解を使いながら詳しく説明します。

このページは、次の方向けに書いています
  • AppleシリコンMacで、外部ドライブから起動できるかどうか、起動できるなら具体的な手順を知りたい人
スポンサーリンク

① 準備するもの

次のものを用意してください。

  • macOS Big Sur 11.1以降がインストールされたAppleシリコンMac(M1 Mac)
  • Thunderbolt 3接続の外部ドライブ

macOS Big Sur 11では外部ドライブ作成時に不具合があったため、11.1以降のバージョンが必要です。

また、外部ドライブはThunderbolt 3以外、例えばUSB 3.0でインストールできたと思っても、うまく起動できないトラブルが起きます。

Thunderbolt 3ドライブは選択肢が少ない上に価格も高いのですが、今回は以下の組み合わせでインストールと起動に成功しました。

無難な選択でリーズナブルな値段に抑えたい方にはオススメします。

スポンサーリンク

② 外部ドライブの作成方法

ドライブの初期化

  • いったん外部ドライブ全体を消去して、GUIDパーティションマップ&APFSで単一のパーティションを作る必要があります。
  • 既に何らかのパーティションがあって、パーティション追加をした場合には、macOSのインストール先の選択ができません。

▶ Mac本体に、起動用の外部ドライブを接続します。

なお、誤ってデータを消去してしまわないように、できれば他の外部ドライブは外しておいたほうが安全です。

外部ドライブ

▶ Finderを前面に表示して、フォルダ「アプリケーション」-「ユーティリティ」の中の、アプリ「ディスクユーティリティ」を起動します。

MacのFinderで「アプリケーション」
MacのFinderで「アプリケーション」-「ユーティリティ」

▶ 「ディスクユーティリティ」が起動したら、以下の図で矢印が指し示している「表示」と書かれたアイコンをクリックして、「すべてのデバイスを表示」を選びます。

Macのディスクユーティリティ
Macのディスクユーティリティ

▶ 図のようにパーティション以外にディスクの情報も表示されたら、これからmacOSをインストールする外部ドライブを選択します。

選択したら、画面の上の「消去」と書かれたアイコンをクリックします。

Macのディスクユーティリティ

▶ 図のように消去の操作画面が表示されたら、次のように各項目を設定します。

  • 名前:適当に
  • フォーマット:APFS
  • 方式:GUIDパーティションマップ

以上を設定したら、右下の「消去」ボタンをクリックします。

Macのディスクユーティリティ

▶ 消去には数十秒かかりますが、完了したら右下の「完了」ボタンをクリックします。

Macのディスクユーティリティ

▶ 消去が完了したら、「ディスクユーティリティ」の左上の赤いボタンをクリックするなどして閉じます。

Macのディスクユーティリティ

macOSのインストール

  • macOSのインストールが最後の1分でしばらく進まなくなることがありますが、4~5時間放置して様子を見てください、。
  • 外部ドライブにインストール完了直後に「起動ディスク」の設定を行わないと、内蔵ドライブから起動できなくなる場合があります。

▶ 以下のリンクをクリックして、Mac App StoreのmacOS Big Surのページを開きます。

‎macOS Big Sur
‎世界で最も先を行くコンピュータOSのパワーと美しさを、次のレベルへ。macOS Big Surの登場です。洗練された新しいデザインでMacをフルに使いこなす。かつてないほど進化したSafariでウェ...

▶ 図のようにmacOS Big Surのページが開いたら、「入手」ボタンをクリックしてダウンロードします。

Mac App Storeの「macOS Big Sur」ページ

▶ ダウンロードが完了すると、図のようにインストール画面が起動します。

起動したら、「続ける」ボタンをクリックします。

macOS big Surインストール画面

▶ インストール開始前にライセンス契約の画面が表示されます。

表示されたら、図のように「同意する」ボタンをクリックして、画面を進めます。

macOS big Surインストール画面のライセンス契約の画面
macOS big Surインストール画面のライセンス契約の画面

▶ 図のようにドライブのアイコン画面が表示されたら、矢印が指し示している「すべてのディスクを表示…」のボタンをクリックします。

macOS big Surインストール画面のインストールドライブ選択画面

▶ 外部ドライブのアイコンが表示されたら、①インストール先の外部ドライブをクリックして、②「続ける」のボタンをクリックします。macOS big Surインストール画面のインストールドライブ選択画面

▶ 図のように「新規ボリュームのオーナーに設定するユーザを選択」という画面が表示されたら、内蔵ドライブの設定をコピーする場合は「〜からアカウント設定をコピー」にチェックを入れます。

以下の画面では新規ユーザとして設定したいので、チェックを外しています。

以上の設定ができたら、「インストール」のボタンをクリックします。

macOS big Surインストール画面の、新規ドライブのオーナーに設定するユーザーを選択する画面

▶ 図のように「macOS big Surのインストールを続けるには、所有者としてログインする必要があります。」と表示されたら、現在ログインしているMacのパスワードを入力して「ロックを解除」のボタンをクリックします。

macOS big Surインストール画面のパスワード入力画面

▶ 図のようにインストール進行中の画面が表示されたら、画面の操作を要求されるまで、しばらく置します。

macOS big Surのインストール進行中の画面

▶ 図のように「Macを再起動」という画面が表示されたら、「再起動」のボタンをクリックします。

このあと、インストール処理中に2〜3回Macが再起動されますが、何か画面操作を要求されるまで放置します。

macOS big Surのインストール開始前の再起動実行の画面

▶ 複数回Macが再起動されたあと、macOSの初期設定画面が表示されます。

表示されたら初期設定を行います。

通常の初期設定と変わりませんので、ここでは具体的な画面説明は省略します。

初期設定が終わったら、引き続いて【起動ドライブの設定】に進んでください。

この設定をしないと、内蔵ドライブと外部ドライブの起動切り替えが上手くいかなくなるので、必ず行うようにしてください。

macOS初期設定画面

起動ドライブの設定

▶ 「システム環境設定」を開いて、「起動ディスク」をクリックします。

Macの「システム環境設定」

▶ 「起動ディスク」が表示されたら、起動ドライブが外部ドライブに割り当てられているので、内蔵ドライブに変更しておきます。

これをやっておかないと、外部ドライブを接続していないときに内蔵ドライブの起動に失敗して起動できなくなります。

Macの「システム環境設定」-「起動ディスク」

▶ 内蔵ドライブに変更できたら、外部ドライブから起動したMacをシステム終了(シャットダウン)しても大丈夫です。

Macの「システム環境設定」-「起動ドライブ」
スポンサーリンク

③起動ドライブを切り替える手順

内蔵ドライブから起動する場合

macOSがインストールされた外部ドライブを接続していない状態で、Macを起動するだけでOKです。

外部ドライブから起動する場合

▶ Macの電源が落ちている状態で、macOSがインストールされた外部ドライブをMacに接続します。

Macに接続したThunderbolt3ドライブ

▶ Macを「リカバリモード」で起動します。

起動方法は、MacBook Air/Proの場合はキーボード右上の「電源スイッチ&Touch IDボタン」を押し続けて、歯車の形のアイコンの「オプション」などが表示されるまで待ちます。

Mac miniの場合は、本体裏の「電源スイッチ」を押し続けます。

【MacBook Air/Pro】

MacBook電源ボタン

【Mac mini】

Mac mini電源ボタン

 

AppleシリコンMacでは、昔のインテルMacのような複雑なキーボード操作ではなく、「電源スイッチ&TouchIDボタン」や「電源スイッチ」を長押しするだけで、リカバリモードを起動することができます。

▶ 図のように歯車のアイコンの「オプション」が表示されたら、「電源スイッチ&Touch IDボタン」や「電源スイッチ」から指を離します。

さらに、「オプション」の下のぐるぐる回るカーソル(?)が消えるまで待ちます。。

Macのリカバリモード

▶ 図のようにドライブのアイコンが表示されたら、起動に使う外部ドライブをクリックして、その下の「続ける」をクリックします。

Macの起動ドライブ選択画面

▶ 自動的に再起動がかかって、リンゴマークが表示されて起動されます。

Macの起動画面

▶ ログイン画面が表示されたら、パスワード入力して使用可能になります。

Macのログイン画面

このページの記事は、ここまでです。

コメント

  1. や~まだ より:

    とても参考になりました♪

    ところで質問なのですが、
    > 「起動ディスク」が表示されたら~
    これをやっておかないと、外部ドライブを接続していないときに内蔵ドライブの起動に失敗して起動できなくなります。

    、とありますが、(外付けを無くすなどして)起動出来なくなっても、『リカバリーモード』で起動して、元のmac本体のドライブを指定し直して起動すれば良いのではないでしょうか?

    それとも、『リカバリーモード』で起動自体出来なくなってしまうのでしょうか?

    • や~まだ より:

      追記

      Mac miniで試してみたら、外付けを起動ディスクにしていた場合、その外付けを外した場合、通常起動では起動しませんでしたが、記事内のリカバリーモードなら起動できました♪(もちろん、リカバリーモードで起動後起動ディスクの変更も可能。)

      なので、無理やり起動ディスクを本体内の内蔵ディスクにしなくても、リカバリーモードの起動方法さえ覚えておけば問題なさそうです♪
      (基本内蔵ディスクを使用するなら、起動ディスク設定を内蔵ディスクにしておいた方が面倒くさくないですが。)

  2. 謎の人 より:

    NVMeケースにSATA SSDでは使用できませんでした。

PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com
タイトルとURLをコピーしました