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AppleシリコンMac(M1等)・インテルMacで、「ターゲットディスクモード(Mac共有モード)」を使う方法

【Parallels Desktopお買い得情報】
ターゲットディスクモード
更新日:2023年05月20日

投稿日:2022年06月08日
この記事は約6分で読めます。

インテルMacでは「ターゲットディスクモード」がありましたが、AppleシリコンMacでは同様の機能として「Mac共有モード(ディスク共有)」に置き換えられました。

このページでは、「ターゲットディスクモード」や「Mac共有モード(ディスク共有)」を使って、起動しなくなったMacのデータを、他のMacから取り出す手順を図解で説明します。

このページは、次の方向けに書いています
  • AppleシリコンMacで、従来のMacで使えていた「ターゲットディスクモード」のやり方を探している人
  • インテルMacで、「ターゲットディスクモード」のやり方を探している人
  • Macが起動しなくなったときのデータの取り出し方を探している人
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①事前準備

「ターゲットディスクモード」や「Mac共有モード(ディスク共有)」では、次のイメージで「🅰 読み込み対象のMac」から「🅱 読み出し用のMac」にデータを読み出します。

なお、今後の説明で2台のMacの区別がしやすいように、便宜上🅰と🅱を振り付けています。

よって、次の3つを用意する必要があります。

  • 🅰 読み込み対象のMac(AppleシリコンMac、またはインテルMac)
  • 🅱 読み出し用のMac(AppleシリコンMac、またはインテルMac)
  • 2台のMacをつなぐUSBケーブル、またはFireWireケーブル

3行目のUSBケーブルですが、Macが2台ともUSB Type C端子なら、転送速度が速い以下のような「Thunderbolt 3ケーブル」を使います。

ケーブルとしては少々値段が張りますが、将来Macを買い換える時のデータ転送にも使えるので、1本持っておくことをおすすめします。

片方がType Cで、もう片方がType Aなら、以下のような「USB 3.0 Type C – Type Aケーブル」を使います。

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🅰 読み込み対象のMacから取り出すデータサイズが大きくて、🅱 読み出し用のMacの内部に保存できなそうなときは、あらかじめデータ保存用のUSB外付けHDDも用意しておいてください。

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② AppleシリコンMacを読み出す場合

②-1 🅱 読み出し用のMacを通常通り起動

▶ 読み出し用のMacを通常通り起動します。

MacBook Pro

②-2 🅰 読み込み対象のMacを「リカバリモード」で起動

▶ まず、読み込み対象のMacはシャットダウンして、完全に電源が落ちた状態にしてください。

MacBook Pro

▶ 事前準備で用意したUSBケーブルやFireWireケーブルを、読み出し用のMacと読み込み対象のMacを接続します。

Thunderbolt3ケーブル

▶ ここからは注意深く読んでください。

読み込み対象のMacをリカバリモードで起動します。

起動方法は、MacBook Air/Proの場合はキーボード右上の「電源スイッチ&Touch IDボタン」を押し続けて、歯車の形のアイコンの「オプション」などが表示されるまで待ちます。

Mac miniの場合は、本体裏の「電源スイッチ」を押し続けます。

【MacBook Air/Pro】

MacBook電源ボタン

【Mac mini】

Mac mini電源ボタン
AppleシリコンMacでは、昔のインテルMacのような複雑なキーボード操作ではなく、「電源スイッチ&TouchIDボタン」や「電源スイッチ」を長押しするだけで、リカバリモードを起動することができます。

▶ 図のように歯車のアイコンの「オプション」が表示されたら、「電源スイッチ&Touch IDボタン」や「電源スイッチ」から指を離します。

さらに、「オプション」をクリックして表示される「続ける」をクリックします。

AppleシリコンMacのリカバリ画面

▶ 図のように「復旧」の画面が表示されたら、メニューバーから「ユーティリティ」-「ディスク共有…」をクリックします。

「復旧」画面

AppleシリコンMacの復旧画面

「ユーティリティ」-「ディスク共有…」

AppleシリコンMacの「復旧」画面から、「ユーティリティ」-「ディスク共有」

▶ 図のように、「別のMacとの共有に使用したいディスクを選択してください」と表示されたら、共有したいディスクを選択して、「共有を開始」をクリックします。

AppleシリコンMacの「復旧」画面から、「ユーティリティ」-「ディスク共有」

▶ 共有が開始されると、図のように「共有を停止」というボタンが表示されます。

開始されたら、引き続いて次の章に進んでください。

AppleシリコンMacの「復旧」画面から、「ユーティリティ」-「ディスク共有」

②-3 🅱 読み出し用のMacでデータの読み出しを行う

▶ Finderを前面に表示して、左のサイドバーにある「場所」-「ネットワーク」をクリックします。

MacのFinder

▶ 図のようにコンピュータの一覧が表示されたら、「ディスク共有」で起動している「🅰 読み込み対象のMac」をダブルクリックして接続します。

Macの「ディスク共有」でネットワーク接続

▶ 図のように、フォルダが表示されたら接続成功です!

フォルダの階層をたどって、必要なファイルを取り出してください。

Macの「ディスク共有」でネットワーク接続
Macの「ディスク共有」でネットワーク接続

②-4 作業を終了する

🅱 読み出し用のMacの操作

▶ データの取り出しが終わったら、Finderの左のサイドバーのイジェクトボタンをクリックして、アンマウントします。

Macの「ディスク共有」でネットワーク接続

🅰 読み込み対象のMacの操作

▶ 図に表示されている、「共有を停止」というボタンをクリックして共有を停止します。

AppleシリコンMacの「復旧」画面から、「ユーティリティ」-「ディスク共有」

▶ 共有を停止したら、アップルメニューから「再起動」や「システム終了」を選んで、リカバリモードの画面を終了します。

AppleシリコンMacの「復旧」画面から、「ユーティリティ」-「ディスク共有」
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③ インテルMacを読み出す場合

③-1 🅱 読み出し用のMacを通常通り起動

▶ 読み出し用のMacを通常通り起動します。

MacBook Pro

③-2 🅰 読み込み対象のMacを「ターゲットディスクモード」で起動

▶ まず、読み込み対象のMacはシャットダウンして、完全に電源が落ちた状態にしてください。

MacBook Pro

▶ 事前準備で用意したUSBケーブルやFireWireケーブルを、読み出し用のMacと読み込み対象のMacを接続します。

Thunderbolt3ケーブル

▶ キーボードのTを押したままで、Macの電源を入れます。

Mac JISキーボード

▶︎ Macが「ターゲットディスクモード」で起動されると、FireWireなどのアイコンが表示されるので、表示されたらキーボードで押したままの指を離します。

これで「ターゲットディスクモード」で起動できたので、引き続いて次の章に進んでください。

②-3 🅱 読み出し用のMacでデータの読み出しを行う

▶︎ デスクトップ上に🅰 読み込み対象のMacの内蔵HDD/SSDがマウントされているので、ダブルクリックして内容を表示し、必要なデータを取り出します。

②-4 作業を終了する

🅱 読み出し用のMacの操作

▶︎ デスクトップ上にマウントされた、🅰 読み込み対象のMacの内蔵HDD/SSDをアンマウントします。

🅰 読み込み対象のMacの操作

▶︎ 電源ボタンを長押ししてMacの電源を切ります(シャットダウンします)。

このページの記事は、ここまでです。

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