MacとWindowsの両方で読み書きできるように外付けHDDやUSBメモリをフォーマットする方法
更新日:2021年04月17日
投稿日:2021年02月21日
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MacとWindowsで外付けHDDやUSBメモリを使う場合に、どちらでも読み書きできるようにフォーマットする方法を説明します。
すでにデータが保存されている場合に、できるだけ消去しないような対処法も紹介します。
このページは、次の方向けに書いています
- 外付けHDDやUSBメモリを、MacとWindowsの両方で読み書きできるようにしたい人
このページで紹介する方法を行う場合に、必ずデータのバックアップを取るようにしてください。
いったんすべてのデータを消去する必要があったり、消去する必要がなくても、操作間違いや機器の不具合により、データが破損して読めなくなるリスクがあるためです。
概要
このページでは、誰でも出来るようなカンタンな方法を紹介します。
流れとしては、まず外付けHDDやUSBメモリといったデバイスの状態を確認します。
その上で、次のいずれかの方法でMacとWindowsの両方で読み書きできるパーティションを作成します。

手順
デバイスの状態を確認する
①
MacとWindowsで読み書きできるようにしたい外付けHDDやUSBメモリを、Macにつなぎます。
必要な場合はデータを全消去しますので、消えて困るデータが保存されている場合は、必ずバックアップを取っておいてください。

②
MacのFinderで、フォルダ「アプリケーション」の中のフォルダ「ユーティリティ」の中を開き、アプリ「ディスクユーティリティ」を起動します。

③
図のように「ディスクユーティリティ」が起動したら、矢印が指し示している「サイドバーを表示」を選択します。

④
引き続いて図のように、「すべてのデバイス」を選択します。

⑤
図のように、左の列から対象の外付けHDDやUSBメモリのデバイス名をクリックします。
デバイス名とは、HDDやUSBメモリの型番などが表示された部分です。
間違えて、パーティション名やボリューム名をクリックしないように注意してください。

⑥
図の矢印が指し示している部分に注目して、「パーティション作成」がクリックできるかどうかを確認してください。
クリックできる状態なら、既存のデータを残したままで、Mac・Windowsの両方で読み書きできるパーティションを追加で作成できます。
クリックできない状態なら、デバイス内の全てのデータを消去する必要があります。

既存のデータを残したままで、パーティションを追加する
①
パーティションを追加するデバイスが左の列で選択されているのを確認してから、「パーティション作成」をクリックします。

②
図のような画面が表示されたら、矢印が指し示している「+」ボタンをクリックします。

③
図のように円グラフが二分割されるので、①で丸い部分をドラッグしてサイズ調整し、②で名称やフォーマット形式を設定します。
フォーマット形式はMacとWindowsの両方で読み書きできるのは、「exFAT」です。
ここまでが設定できたら、③で「適用」をクリックします。

④
図のように実行確認画面が表示されたら、「パーティション作成」をクリックします。

⑤
実行中は図のような画面が表示されるので、完了するまで数十秒待ちます。

⑥
完了したら図のような画面が表示されるので、「完了」をクリックして閉じます。

⑦
「ディスクユーティリティ」の元の画面に戻ると、図のように新しくパーティションが追加されたのが確認できます。
この追加されたパーティションは、MacとWindowsの両方で読み書きできます。

デバイス内の全てのデータを消去して、パーティションを作成する
①
全てのデータを消去して、パーティションを作成するデバイスが左の列で選択されているのを確認してから、「消去」をクリックします。

②
図のように消去の設定画面が表示されるので、①で名前とフォーマットを設定します。
フォーマットはMacとWindowsの両方で読み書きできるのは、「exFAT」です。
ここまでが設定できたら、②で「消去」をクリックします。

③
実行中は図のような画面が表示されるので、完了するまで数十秒待ちます。

④
完了したら図のような画面が表示されるので、「完了」をクリックして閉じます。

⑤
「ディスクユーティリティ」の元の画面に戻ると、図のように新しくパーティションが作成されたのが確認できます。
この作成されたパーティションは、MacとWindowsの両方で読み書きできます。

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