Macのアプリがフリーズしたときに、アプリを強制終了させる方法をいくつか紹介します。
フリーズのとき以外にも、ゾンビプロセスが残ってアプリが終了しなかったり、アンインストールを邪魔するときにも有効です。
6つの方法の一覧と難易度や注意点のまとめ
方法 | 操作の難易度の順番 1 簡単 <—> 6 難しい | 注意点 |
---|---|---|
① キーボードショートカット (アプリ一覧表示) | 1 | ・まれに終了できない場合がある |
② キーボードショートカット (直接終了) | 4 | ・確認画面が表示されない ・まれに終了できない場合がある |
③ Dock | 2 | ・まれに終了できない場合がある |
④ アップルメニュー | 3 | ・まれに終了できない場合がある |
⑤ アクティビティモニター | 5 | ・まれに終了できない場合がある |
⑥ ターミナル | 6 | ・確実性は高いが、操作間違いに注意 |
① キーボードショートカットからアプリを強制終了(アプリ一覧表示)
操作ミスしにくいので、この方法が一番オススメだよ!
フリーズしてマウス操作ができないときでも、キーボードは使えるときはあるからね。
▶ キーボードの、⌥ option + ⌘ command + esc を同時に軽く押します。
▶ ポップアップで実行中のアプリ一覧が表示されるので、その中から強制終了したいアプリを選んで「強制終了」ボタンをクリックします。
フリーズしているアプリは、以下の画面のように「応答なし」の表示が付きます。
(以下の画面では、Safariが応答なし)
② キーボードショートカットからアプリを強制終了(直接終了)
この方法は確認画面が何も出ないで、いきなり強制終了されるよ。
間違えて他のアプリを強制終了しないように注意しなきゃ!
エクセルなんかを使ってファイル編集していても、ファイル保存の確認画面も出ないからね。
だから、強制終了させたいアプリ以外でも、消えたら困るデータは保存しておこう!
▶ アップルメニューを見て、強制終了させたいアプリが前面表示になっていることを確認します。
一例ですが、以下の画面ではリンゴマークの右横に「Excel」と表示されているので、これが前面表示になっていることがわかります。
▶ キーボードの、shift + ⌥ option + ⌘ command + esc を同時に軽く押します。
確認画面などは表示されずに、アプリが強制終了されます。
③ Dockからアプリを強制終了
▶ Dockでアプリアイコンを、タッチパッドorマウス左クリックで「ぎゅっ〜」と長押しすると、アプリがフリーズしているときにはメニューの中に「強制終了」が表示されるので、それを選びます。
以下の図では、Dockでエクセルのアイコンを「ぎゅ〜っと」長押ししたところです。
▶ もしも「強制終了」の文字が表示されないときは、タッチパッドorマウス左クリックで「ぎゅっ〜」と長押ししたままで、キーボードで「option」キーを押すと表示されます。
「強制終了」が表示されたら、それを選びます。
【タッチパッド or マウス左クリックだけのとき】
【タッチパッド or マウス左クリックしたまま、⌥ optionキーを押した状態】
④ アップルメニューからアプリを強制終了
▶ アップルメニューを見て、強制終了させたいアプリが前面表示になっていることを確認します。
確認方法ですが、たとえば以下の画面ではリンゴマークの右横に「Excel」と表示されているので、「Excel」が前面表示になっていることがわかります。
▶ Macの左上のリンゴマークをクリックして表示されるメニューから、「強制終了…」を選びます。
⑤ 「アクティビティモニター」からアプリを強制終了
▶ MacのFinderの「アプリケーション」フォルダの中から「ユーティリティ」フォルダを開いて、「アクティビティモニタ」をダブルクリックします。
▶ 以下のような画面が開いたら、まずは強制終了させたいアプリをクリックして選択します。
その次に、アクティビティモニタの左上のバッテンマークをクリックすると、強制終了ができます。
⑥ 「ターミナル」からアプリを強制終了
この方法は今まで紹介した方法よりもちょっと面倒くさい。
でも、他の方法でうまくいかなくても、この方法だとうまくいく場合も多い。
だから、今までの方法でうまく行かないときに試してみて!
この方法をカンタンに説明すると、強制終了させたいアプリの「プロセスID」っていう数字を調べて、その数字を指定して終了させるんだ。
また、反応しなくなったアプリを強制終了させるほかに、ソンビプロセスが常駐して、アプリのアンインストールがうまく行かないときにも使える。
注意点としては、間違えて他のプロセスを終了させてしまわないこと。
だから、強制終了させる前に、消えたら困るデータは保存しておこう!
操作方法は次の2段構成になります。
- i) 最初にアプリの「プロセスID」を調べる
- ii) 次に、ターミナルで「プロセスID」を指定して強制終了させる
i) アプリの「プロセスID」を調べる
▶ MacのFinderの「アプリケーション」フォルダの中から「ユーティリティ」フォルダを開いて、「アクティビティモニタ」をダブルクリックします。
▶ 起動して以下のような画面が開いたら、強制終了させたいアプリの「PID(プロセスID)」の数字を調べます。
一例として以下の画面では、Microsoft Excelで「25798」という数字です。
ii) ターミナルで「プロセスID」を指定してアプリを強制終了させる
▶ MacのFinderの「アプリケーション」フォルダの中から「ユーティリティ」フォルダを開いて、「ターミナル」をダブルクリックします。
▶ ターミナルが起動したら、次のkillコマンドを入力して、エンターキーを押します。
kill (強制終了させたいアプリのPID)
たとえば、PIDが「25798」の場合は、次のようなターミナルの画面になります。
ほとんどのアプリは、ここまでの方法で強制終了できる。
まれに強制終了できないアプリがあるが、そんなときは次のコマンドを試して欲しい。
killコマンドの-9オプションは、強制終了の意味がある。
▶ ターミナルで、次のコマンドを入力して、エンターキーを押します。
kill -9 (強制終了させたいアプリのPID)
たとえば、PIDが「25798」の場合は、次のようなターミナルの画面になります。
関連資料
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コメント
この情報はとても役立ちました!特に、ターミナルから強制終了する方法は初めて知りました。ありがとうございました!