「SuperDuper!」で内蔵ドライブのブート可能クローンを作る
更新日:2021年04月17日
投稿日:2020年11月23日
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2020年11月23日現在、「SuperDuper!」はmacOS 11.0 BigSur(Appleシリコン版/インテル版)には対応していません。
対応次第、記事を更新します。
「SuperDuper!」で内蔵ドライブのブート可能クローンを作る場合の手順を図解で説明します。
3種類のコピー方式
「SuperDuper!」でコピーを作る場合は、次の3種類の方式が選べます。
②と③がイメージファイルになります。
- ①ディスクそのまま
- ②スパース・バンドル形式
- ③スパース・イメージ形式
①は、コピー元そのままの状態がコピー先のドライブにも作られるので、当然Macの起動ドライブにも使えますし、一部分だけの更新も可能です。
②と③はMacの起動ドライブとしては使えません。
このページでは、①のディスクそのままコピーする手順を説明します。
初回のクローンの手順
コピー先のドライブの消去
①
Macにコピー先のドライブ(外付けHDD/SSDなど)を接続します。
②
Finderで「アプリケーション」-「ユーティリティ」のフォルダ内にある、「ディスクユーティリティ」を起動します。
③
「ディスクユーティリティ」が起動したら、次の①から③まで順番に操作します。
この中で特に重要なのは【方式:「GUIDパーティションマップ」】で、これになっていないとMacの起動ドライブとしては使えません。
- ①コピー先のドライブをクリック(パーティションと間違えないように!)
- ②各種設定
- 名前:適当な名前を付けます
- フォーマット:「Mac OS拡張(ジャーナリング)」
- 方式:「GUIDパーティションマップ」
- ③「消去」をクリック
ちなみに、【フォーマット「Mac OS拡張(ジャーナリング)」】を設定していますが、コピー元が【「APFS」】の場合は自動的に変換されます。
④
以下のように完了画面が表示されたら、「完了」をクリックします。
⑤
「ディスクユーティリティ」の左上の赤いボタンをクリックして閉じます。
【コピー先のドライブの消去】の説明は、ここまでです。
続けて【クローン作成の手順】に進んで下さい。
クローン作成の手順
①
MacのFinderで、「アプリケーション」フォルダの中にある「SuperDuper!」をダブルクリックして起動します。
②
「SuperDuper!」が起動したら、次の①から④まで順番に操作します。
- ①Copy:コピー元のドライブを指定(=Mac内蔵SSD/HDD)
- ②To:コピー先のドライブを指定(=外付けHDD/SSDなど)
- ③using:「Backup – all files」を指定
- ④「Copy Now」をクリック
③
以下のように「SuperDuper!が変更を加えようとしています。」と表示されたら、パスワードを入力して、「OK」をクリックします。
④
以下のようにドライブ消去確認画面が表示されたら、「Copy」をクリックします。
⑤
以下のように「APFS Conversion Required(APFS形式に変換が必要)」という画面が表示されたら、「Convert to APFS」をクリックします。
⑥
⑦
「SuperDuper!」の無料版の場合は、クローンが完了すると以下のように「Please register.」という画面が表示されます。
表示されたら、「Later」をクリックして閉じます。
⑧
以下のように、「SuperDuper!」の左上の赤いボタンをクリックして閉じます。
⑨
コピー先のドライブがマウントされているので、アンマウントします。
以下の図ではFinderのサイドバーの「USB1.5TB」をクリックしてアンマウントしています。
デスクトップに表示されている場合は、それを右クリックでアンマウントでも良いです。
【初回のクローン作成の手順】の説明は、ここまでです。
2回目以降のクローン作成の手順
①
既に「SuperDuper!」でクローンを作成済みの外部ドライブ(外付けHDD/SSDなど)をMacに接続します。
②
MacのFinderで、「アプリケーション」フォルダの中にある「SuperDuper!」をダブルクリックして起動します。
③
「SuperDuper!」が起動したら、次の①から④まで順番に操作します。
- ①Copy:クローン元のドライブを指定(=Mac内蔵SSD/HDD)
- ②To:クローン作成済みのド外部ライブを指定(=外付けHDD/SSDなど)
- ③using:「Backup – all files」を指定
- ④「Options…」をクリック
④
以下のように「Option」の画面が表示されたら、矢印が指し示している「During copy」でコピー方式を選択します。
「Erase 〜」または「Smart Update 〜」のどちらかを選び、残りの「Copy newer file 〜」や「Copy different files 〜」は基本的には選ばなくて良いです。
- Erase ~:既存データはすべて消去して作り直し。クローン元と先は完全一致。
- 無料版ユーザーは、これを選択する(これしか選択できない)
- Smart Update ~:クローン元と先は完全一致させるが、変更分だけコピーする。
- 有料版ユーザーは、これを選択する(時間短縮できるから)
- Copy newer files ~:コピー元が新しい場合はコピー先を上書き。
- Copy different files ~:コピー元とコピー先の情報が違う場合は上書き。
⑤
「During copy(コピー方式)」を選択したら、「OK」をクリックして「Option」の画面を閉じます。
⑥
以下のように「SuperDuper!」の基本画面に戻ったら、「Copy Now!」をクリックしてクローンを開始します。
⑦
以下のように「SuperDuper!が変更を加えようとしています。」と表示されたら、パスワードを入力して、「OK」をクリックします。
⑧
以下のようにドライブ更新または消去確認画面が表示されたら、「Copy」をクリックします。
ドライブ更新確認画面
ドライブ消去確認画面
⑧
クローン実行中は、以下のように画面の表示で進捗状況がわかります。
1から始まって3または4で終わるまで、なるべくMac本体を使わないか、重い処理をしないようにして終了を待ちます。
Smart updateを選択(有料版)したときのクローン実行中の画面
-
-
1 Prepare to Copy Files
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2 Copy Files
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3 After Successful Copy
Eraseを選択(無料版)したときのクローン実行中の画面
-
-
1 Prepare to Copy Files
-
-
2 Copy System Files
-
-
3 Copy Files
-
-
4 After Successful Copy
⑨
クローン作成完了したら、コピー先のドライブがマウントされているので、アンマウントします。
以下の図ではFinderのサイドバーの「USB1.5TB」をクリックしてアンマウントしています。
デスクトップに表示されている場合は、それを右クリックでアンマウントでも良いです。
⑩
以下のように、「SuperDuper!」の左上の赤いボタンをクリックして閉じます。
【2回目以降のクローン作成の手順】の説明は、ここまでです。
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