Macに最初から入っている壁紙(デスクトップピクチャ)の保存場所について解説します。
macOS 10.14 Mojaveまでの場所と、10.15 Catalina以降では異なるので、注意が必要です。
macOS 10.14 Mojaveまでの保存場所
パスで表すと、次の場所に保存されています。
/Library/Desktop Picture
以下は、Finderの「カラム表示」で表示しているところです。
macOS 10.15 Catalina以降の保存場所
パスで表すと、次の場所に保存されています。
/System/Library/DesktopPicture
以下は、Finderの「カラム表示」で表示しているところです。
なお、使っているMacによっては「macOS 10.14 Mojaveまでの保存場所」で説明したところにも壁紙がある場合があります。
これは、macOS 10.14 Mojave以前からOSのバージョンアップを上書きインストールした名残りです。
クリーンインストールした場合では、こういった現象は起こりません。
なぜ、macOS 10.15 Catalinaから保存場所が変わったのか?
macOS 10.15 Catalinaでは、「専用システムボリューム」と呼ばれる機能を導入して、システム関連のボリュームと、データ関連のボリュームを分けて、前者はユーザが変更できないようになりました。
これは主に、ウイルス対策などセキュリティを高めるためです。
この機能を導入するときに、macOSのシステム関連のファイルの配置場所が見直しされたため、今までの壁紙(デスクトップピクチャ)の保存場所が変わりました。
ちなみに、macOS 10.14 Mojaveまでの壁紙はユーザが削除できますが、Catalina以降はシステム関連のボリュームに保存されているため、削除できません。
(裏技はありますが、ここでは省略します。興味がある人は、”SIP無効化”で検索して調べて下さい。)
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