MacのFinderでは4つの表示方法がありますが、それぞれの特徴と「どんな時に使うとよいか」、また「キーボードショートカット」について説明します。
さらにこの知識を発展させて、iPhone/iPad/Windowsでも似たようなことができるか、についても見ていきます。
Finderの4つの表示方法とは?

Finderの4つの表示方法「ビュー」について、画面を見ながらメリット・デメリットを説明していくよ。
「アイコン」ビュー
ファイルの内容の縮小表示(サムネイル)とファイル名が表示された、Finderの基本的な表示方法です。
ファイルを開かなくても内容が分かるのはメリットですが、作成日・更新日・ファイルサイズがわからないのがデメリットです。
このビューを使うと便利なときは、ファイルの内容を確認しながら作業したいとき、具体例では画像ファイルを整理するときです。
「リスト」ビュー
ファイルの名前・変更日・サイズなどがリスト表示されます。
また、この表示項目は設定で変更することも可能です。
ファイル更新日などがわかるのはメリットですが、ファイルの内容のサムネイルが小さくてわかりにくいのがデメリットです。
このビューを使うと便利なときは、ファイル更新日などを確認しながら作業したいとき、具体例では仕事でエクセルやワードのファイルを編集するときです。
「カラム」ビュー
フォルダ階層を渡り歩いてファイルを見て回るときに便利なのが「カラム」ビューです。
ただし、ファイル更新日などはファイルが選択されたときにしか表示されません。
このビューを使うと便利なときは、大量のファイルを扱うとき、具体例では外付けHDDの中からファイルを探すときです。
「ギャラリー」ビュー
ファイルの内容のプレビューが大きく表示されて、写真の撮影日やサイズ情報も表示されるのが「ギャラリー」ビューです。
写真管理アプリを使わずに写真を見るときには便利ですが、写真以外の場合にはあまり使う機会はありません。
Finderの4つのビューを切り替えるキーボードショートカット
Finderが表示されているときに、キーボードの「⌘ + 1」「⌘ + 2」「⌘ + 3」「⌘ + 4」の4つのモードをワンタッチで切り替えることが出来ます。
ちなみに、「⌘」のキーは「command」(コマンド)と呼ばれる場合もあります。
他のOSと比べてみると?

ここまでの説明だと、MacのFinderは「⌘ + 1〜4」で表示が切り替えられる、ってことだけど、既にいろんなブログでも書かれていることだよね?

そうだね。
だから、このページでは他のブログには無い、他のOSと比較してみたい。
比較して共通点や違いがハッキリわかれば、他のOSも一緒にまとめて頭の中に入りやすくなるからね。
iPhone
MacのFinderに該当するアプリは、iPhoneでは「ファイル」という名前のアプリです。
では実際に、iPhoneの「ファイル」を起動してみます。
iPohneの「ファイル」では、キーボードをつないでいるときには、「⌘ + 1」「⌘ + 2」で2つのモードをがワンタッチで切り替えられます。
iPhoneの「ファイル」には、「アイコン」「リスト」ビューはありますが、「カラム」「ギャラリー」ビューはありません。
iPad
MacのFinderに該当するアプリは、iPadでも「ファイル」という名前のアプリです。
では実際に、iPadの「ファイル」を起動してみます。
iPad「ファイル」では、キーボードをつないでいるときには、「⌘ + 1」「⌘ + 2」「⌘ + 3」で3つのモードをがワンタッチで切り替えられます。
iPadの「ファイル」には、「アイコン」「リスト」「カラム」ビューはありますが、「ギャラリー」ビューはありません。

さすがアップル製品、MacとiPhoneとiPadは操作方法や見た目も似たようになっているんだなぁ。

そうだね。
iPhoneでキーボードを使うことはないだろうけど、iPadでキーボードを使うってのは結構見かけるからね。
頭の片隅に入れとくと、MacとiPadを同じように使えていいかもしれない。
Windows

ひょっとして、Windowsも似たような操作方法だと、とってもハッピーなんだけど、そういうことってあるのかな?

結論から言うと、ぜんぜん違う。
でも、「どう違うか」を知っておくと、これはこれで便利な機能だから、知っておいて損はないと思う。

まずは、Macの「⌘」(Command)キーが、Windowsでは「Windows」キーに該当することを、知っておいてもらいたい。
以下の写真にあるように、キーの位置は一緒だけど、印字されている文字やアイコンが違う。

じゃあ、試しに「Windows + 1」を押してみると…

エクスプローラが起動した!

じゃあ、今度は「Windows + 2」を押してみると…

今度は、Googleクロームが起動した!

ということは…

もうわかったと思うけど、下の図の「タスクバー」を見てみると、左から順番に「エクスプローラ」、「Googleクローム」、といったアプリが登録されていて、それぞれ「Windows + 1」「Windows + 2」に対応しているんだ。

これはこれで便利。
なぜなら、タスクバーの左から順番によく使うアプリを登録しておけば、ワンタッチで起動できるからね。
たとえば、会社で使うパソコンはタスクバーの左からエクセルやメールを登録しておけば、仕事がはかどりそう。

閑話休題…

でもそうなると、MacのFinderのようなビュー切り替えはどうすればいいの???

じゃあ、MacのFinderに該当するWindowsのファイル管理アプリのエクスプローラを起動して説明しよう。
以下の画面のように、エクスプローラを起動してメニューの「表示」を選ぶと、「レイアウト」の部分に現在の表示方法が表示されます。
以下の画面では「特大アイコン」の表示になっています。

Windowsでは表示方法を「レイアウト」と呼んでいるけど、全部で8つのレイアウトがある。
切り替え方は、「Ctrl + Shift + 1~8」となっている。

以下に8つのレイアウトをすべて載せてみた。
画像が小さくて見にくいから、実際に自分のパソコンでレイアウトを切り替えて比べてみてもらいたい。

レウアウトが8つもあるの!?
これって、全部覚えたほうがいいの?

いや、自分が使いたいやつだけ覚えれば問題ない。
よく使われるのは、
Ctrl + Shift + 6:「詳細」レイアウト
Ctrl + Shift + 2:「大アイコン」レイアウト
じゃないかな。
あとは使いたいものだけ覚えていればいい。

ちょっと混乱しそうになったけど、Windowsは「Ctrl + Shift + 1~8」でレイアウトを切り替えればいいんだね。
あと、使いたいレウアウトだけ覚えとくと。

そうそう。
まとめ
Mac/iPhone/iPadのファイル一覧のビューの切り替えは、「⌘ + 1~4」
Windowsのファイル一覧のレイアウトの切り替えは、「Ctrl + Shift + 1~8」
Windowsの「Windowsキー + 1~」は、タスクバーのアプリ起動

最後に、おすすめのキーボードを紹介。
Windows/Mac/iPhone/iPad/Androidで使えるBluetoothキーボードで、おすすめポイントは以下の通り。
- 3つの端末とペアリング設定して切り替え可能
- デザインが良い
- 見た目よりも重量があってキーを打つ時に安定感がある

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