MacからWindowsにリモートアクセスするアプリ「Microsoft Remote Dsktop for Mac」のメリット・デメリット、インストールと設定方法、さらによくある疑問・トラブルと解決方法について説明します。
最も普及しているWindows 10 Homeでは、「Remote Desktop for Mac」の接続先には使えません。
メリット・デメリット
MacからWindowsに接続する他のアプリと比較してのメリット・デメリットを挙げます。
メリット
- 1. 表示速度が速い
- 2. 無料
- 3. Windows開発元のマイクロソフト純正アプリという安心感
デメリット
- 1. 日本語入力の切り替えがうまく出来ない場合が多い
- 2. 基本的には同じネットワーク内(LAN)で使うアプリなので、アプリ単体で出先からリモート接続は出来ない
デメリット1について、日本語入力の切り替えがうまく出来る無料アプリとして、以下のリンク先の「Parallels Client」をおすすめします。

また、デメリット2について、出先からアクセスする場合は、以下のリンク先の「Google Remote Desktop」や「RealVNC」をおすすめします。(どちらも無料)


あるいは、コストはかかりますが、以下のリンク先の記事で紹介したVPN(リモートネットワーク接続)機能の付いたルータを導入する方法もあります。

インストールと設定方法
Windows側の設定
リモートデスクトップが使えるように設定する必要があります。
- ①
- ②
- ③
- ④
- ⑤
- ⑥
- ⑦
Windows側の設定は、ここまでです。
今開いている「設定」の画面を閉じてください。
インストール方法
Macに「Microsoft Remote Desktop」をインストールします。

インストール方法は、上記のリンクからアップルのApp Storeにアクセスして、画面の表示に従ってインストールするだけです。
接続設定
Macで「Microsoft Remote Desktop」を起動して、接続先のWindowsの接続情報を登録して、実際に接続するところまでをやってみます。
- ①
- ②
- ③
- ④
- ⑤
- ⑥
- ⑦
よくある疑問・トラブルと解決方法
接続できない
接続設定で「PC name」の部分をIPアドレスにすると接続できるようになる場合があります。
既に設定済みの接続設定のアイコンにカーソル近づけると、以下の図のように鉛筆の形のアイコンが表示されるので、それをクリックすれば編集ができます。
上記の設定をする場合は、接続先のWindowsパソコンを固定IPアドレスにしておいたほうが良いです。
なぜなら、通常はPCを起動するたびにIPアドレスが変わるので、そうなると接続できなくなるためです。
固定IPアドレスの設定方法は、以下のリンク先を御覧ください。

毎回、ユーザー名とパスワードを入力するのを省略できないか?
接続設定の中に、ユーザー名とパスワードを保存しておくことが出来ます。
ただし、自動で接続できるようになるぶん、セキュリティが甘くなるのは注意して下さい。
既に設定済みの接続設定のアイコンにカーソル近づけると、以下の図のように鉛筆の形のアイコンが表示されるので、それをクリックすれば編集ができます。
以下の設定画面から、「User account」のドロップダウンリストを開いて「Add User Account…」を選びます。
「Add a User Account」が表示されたら、Windowsにログインするときのユーザー名とパスワードを入れて、「Add」ボタンをクリックします。
設定画面に戻ったら、「Save」をクリックして保存&画面を閉じます。
スクリーンショットを撮るにはどうするか?
これは、いくつかの方法があります。
1つ目は、Windows標準のアプリ「Snipping Tool」を使う方法です。
Windows標準なので、どのPCでも使えるのがメリットですが、使い勝手があまり良くないのがデメリットです。
2つ目は、フリーソフトの「monosnap」を使う方法です。
英語版しかありませんが、複雑な操作はないので、少し使うと慣れます。
使い方については、以下のリンク先を御覧ください。
オススメのフリーソフトです。


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