MacからNASのSMB接続が遅いので改善してみた

Macのドライブアイコン デスクトップ
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MacからNASにSMB接続で使うと、読み書きの速度がWindowsよりもひどく遅い場合があります。

こういったときは、簡単な設定で数倍も速くすることが出来るので、やり方を紹介します。

 

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なぜ遅いのか?

アップルの公式サイトのサポートページによると、場合によってmacOSではSMB接続で【パケット署名】が有効となり、その影響で速度が遅くなることがあるそうです。

SMB 2 や SMB 3 接続を使う時は、パケット署名はデフォルトで有効になります。以下に該当する場合は、パケット署名を無効にすることを検討してください。

パケット署名を無効化するとセキュリティが低下すると書かれているのが気になりますが、家庭内や事務所内で使っているMacとNASなど、同じネットワーク(LAN)内で使っている限りでは、危険度は少なそうです。

しかし、学校や図書館など不特定多数の人が使ったり、外出で持ち出すMacについては、セキュリティの面からパケット署名の無効化はしないほうがいいかもしれません。

 

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まずは現在のNASの読み書きの速度を把握しておこう

NASの読み書き速度の測定には、ディスクスピードを計測する定番アプリ【BlackMagic Speed Test】を使います。

‎Blackmagic Disk Speed Test
‎Disk Speed Test is an easy to use tool to quickly measure and certify your disk performance for working with high quality video! Simply click the start button ...

今回、検証に使ったMacとNASは次のとおりです。

  • Mac
    • MacBook Air M1 2020
    • macOS 11.0.1 Big Sur
    • RAM 16GB
    • SSD 1TB
  • NAS
    • Raspberry Pi 4B
    • RAM 4GB
    • USB 3.0 HDDケース + 3TB WD30EFAX-EC

NASの速度の測り方ですが、【BlackMagic Speed Test】をインストールして起動したら、以下の図の矢印が指し示しているギアの形のボタンをクリックします。

Blackmagic Disk Speed Test

以下のようにメニューが表示されたら、「Select Target Drive…」をクリックします。

Blackmagic Disk Speed Test

 

以下のように、場所を指定するダイアログボックスが表示されたら、NASの共有フォルダを選択して「Open」をクリックします。

Macのフォルダ選択のダイアログボックス

 

元の画面に戻ったら、以下の図の矢印が指し示してる「START」のボタンをクリックします。

Blackmagic Disk Speed Test

 

計測がスタートしたら、自動的に停止する機能はないので、WRITEとREADのメータがそれぞれ5回ずつぐらいテストしたところで、もう一度「START」をクリックして停止します。

 

ここまでの方法で、現在のNASの読み書きの速度を測った結果が、以下のとおりです。

速度結果はスクリーンショット(Shift + command + 3)を撮っておくか、メモを残すなどして、あとで分かるようにしておきましょう。

Blackmagic Disk Speed Test

変更前

現在のNASの速度がわかったら、次は設定を変更します。
そのまま読み進めて下さい。

 

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速くする設定方法

設定方法は上記のアップルの公式サイトにも書いていますが、初心者にはわかりにくいと思いますので、ここからは多少アレンジした具体的な手順を図解で説明します。

  • SMB経由で接続中(マウント中)のNASがあれば、接続解除(アンマウント)します。

    Macでドライブをアンマウント

  • MacのFinderで、「アプリケーション」-「ユーティリティ」の中にある「ターミナル」を起動します。

    Macの「ターミナル」を起動

  • 「ターミナル」が起動したら、以下のコマンドを入力して、最後に「Enter」キーを押します。

    sudo nano /etc/nsmb.conf

    Macの「ターミナル」の実行画面

  • パスワードを聞かれるので、Macにログインしたりアプリをインストールするときに入力しているパスワードを入れて、最後に「Enter」キーを押します。

    Macの「ターミナル」の実行画面

  • 以下のように「/etc/nsmb.conf」の編集画面が表示されます。

    既にファイルが存在していた場合は、何か設定が書かれているので、その部分はそのままにして、最後の行に次の2行を入力します。

    新しくファイルが作られた場合は、何も設定が書かれていないので、次の2行だけを入力します。

    [default]
    signing_required=no

    Macの「ターミナル」で起動した「nano」編集画面

  • 書き込んだ内容をファイルに保存するので、キーボードの【control + o(英語のオー)】を押します。

    以下のようにファイル保存の確認表示がされるので、そのまま「Enter」を押します。

    Macの「ターミナル」で起動した「nano」編集画面

     

  • 編集画面を閉じるので、キーボードの【control + x(英語のエックス)】を押します。

    Macの「ターミナル」で起動した「nano」編集画面

  • 以下のように「ターミナル」の画面に戻ったら、メニューから【ターミナルを終了】を選びます。

    Macの「ターミナルを終了」

【速くする設定方法】の説明は、ここまでです。
続けて、どれぐらい速くなったかを確認してみたいので、そのまま以下に進んで下さい。

 

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設定変更の効果を検証

設定の変更が済んだら、SMB接続でNASにつなぎます。

Macのドライブアイコン

 

ふたたび、【BlackMagic Speed Test】で速度を測った結果が、以下のとおりです。

Blackmagic Disk Speed Test

変更後

 

比べやすいように、数字の部分だけ抜き出してみます。

Blackmagic Disk Speed Test

変更前

Blackmagic Disk Speed Test

変更後

今までの経験上、外付けHDDの速度は以下のような数字だったので、変更後でFirewire 800ぐらいでしょうか。変更前から書き込みで4倍強も速くなっているので、効果は実感できています。

  • USB 3.0:80MB/s前後
  • Firewire 800:40MB/s前後
  • USB 2.0:20MB/s前後
このページの記事は、ここまでです。

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