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Parallels DesktopやVMware FusionでWindowsのキーボード配列・日本語入力(かな・英数・半角/全角切り替え等)の設定

日本語 Japanese ひらがな Hiragana
更新日:2023年12月16日

投稿日:2022年02月28日
この記事は約8分で読めます。

Paralles Desktop for MacでWindows11や10をインストールしても、キーボードの入力した文字の一部が違っていたり、「かな」「英数」キーが使えない場合があります。

また、Macのキーボードには「半角/全角」キーがありません。

これらの問題を解決する方法を図解入りで詳しく説明します。

なお、このページの内容は、次の環境で検証しています。

アップルシリコンMac

項目内容
Mac機種MacBook Air (M1, 2020)
macOSmacOS 12.1 Monterey
Parallels Desktop for Mac17.1.1 (51537)
WindowsArm64版 Windows 11 Home 21H2 (22000.493)

インテルMac

項目内容
Mac機種MacBook Pro (Retine, 15-inch, Late 2013)
macOSmacOS 10.15.7 Catalina
Parallels Desktop for Mac17.1.1 (51537)
Windowsx64版 Windows 10 Home 21H1 (19043.928)
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このページの構成について

このページではWindows 11と10の設定方法を説明していますが、いずれも作業の流れは次のとおりです。

  • a) 優先する言語の設定
  • b) キーボードレイアウトの設定
  • c) 「かな」「英数」の設定

以下は、それぞれの内容の説明と、a)〜c)の流れとなっている理由です。

ParallelsでWindowsをインストールした直後では、例えば@を押したのに[と表示されたり、を押したのに@と表示される、といった不具合があります。

これは、Macのキーボードが日本語にもかかわらず、Windowsのキーボードの設定が英語になっているためです。

a)とb)では、この不具合を修正します。

最後に、a)とb)だけでは「かな」「英数」キーで日本語のオンオフの切り替えができないので、c)で設定します。

c)は、あらかじめa)とb)が正しく設定されている必要があるので、最後に設定する必要があります。

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Windows 11の設定

a) 優先する言語の設定

この章では、優先する言語を確認して、日本語だけになっているか、なっていなかったら日本語だけに変更します。

▶ Windowsのスタートメニューから、「設定」をクリックします。

Windows 11 スタートメニュー 設定

▶ 「設定」が開いたら、左の列から「時刻と言語」をクリックします。

Windows 11 スタートメニュー 設定

▶ 「時刻と言語」が表示されたら、「言語と地域」をクリックします。

Windows 11 スタートメニュー 設定>時刻と言語

▶  「優先する言語」のリストを確認します。

「日本語」だけ表示されていたら、次の章に進みます。

「日本語」以外の言語も表示されていたら、「日本語」を一番上にドラッグして移動させます。

移動前

Windows 11 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語と地域

移動後

Windows 11 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語と地域

▶ ここまでの設定で、タスクバーに「A」「あ」と表示されるようになります。

場表示されない場合は、リストの2番目以降の言語を、①右端のメニューをクリックして、②「削除」をクリックします。

以下の図では、「英語(米国)」を削除しています。

Windows 11 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語と地域 日本語のオプション設定

▶ タスクバーに「A」「あ」と表示されるようになったら、引き続いて次の章に進みます。

Windows 11 タスクバー 日本語の表示

b) キーボードレイアウトの設定

この章では、Macのキーボードレイアウトを確認して、日本語になっているか、なっていなかったら日本語に変更します。

▶ ①「日本語」の右端のメニューをクリックして、②「言語のオプション」をクリックします。

Windows 11 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語と地域 日本語のオプション設定

▶ 「オプション」が表示されたら、 「キーボード」のボタン「レイアウトを変更する」をクリックします。

Windows 11 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語と地域 日本語のオプション設定 キーボードレイアウトの設定

▶ 「ハードウェアキーボードレイアウトの変更」が表示されたら、表示内容を確認します。

もしも、「日本語キーボード (106/109キー)」になっていたら、ボタン「キャンセル」をクリックしてから次の章に進みます。

一方、「接続済みキーボードレイアウトを使用する」や「英語キーボード (101/102キー)」になっていたら、ドロップダウンリストから「日本語キーボード (106/109キー)」を選択します。

Windows 11 ハードウェアキーボードレイアウトの設定
Windows 11 ハードウェアキーボードレイアウトの設定

▶ 設定を変更したら、ボタン「今すぐ再起動する」をクリックします。

Windows 11 ハードウェアキーボードレイアウトの設定

▶ Windowsが再起動したら、Microsoft Edgeなどで、正しく文字入力できることを確認してください。

例:@など

問題なければ、次の章に進みます。

Windows 11 Microsoft Edge

c) 「かな」「英数」の設定

▶ ①タスクバーの「A」「あ」を右クリックして、②「設定」をクリックします。

Windows 11 タスクバー 日本語 設定

▶ 「Microsoft IME」の設定画面が表示されたら、「キーとタッチのカスタマイズ」をクリックします。

Windows 11 設定>時刻と言語>言語と地域>Microsoft IME

▶ 「キーとタッチのカスタマイズ」の設定画面が表示されたら、①「各キー/キーの組み合わせに好みの機能を割り当てます」のスイッチをオンに変えて、②「キーの割り当て」で次のように変更します。

  • 無変換キー:IME-オフ
  • 変換キー:IME-オン
Windows 11 設定>時刻と言語>言語と地域>Microsoft IME キーの割り当て
変更前
Windows 11 設定>時刻と言語>言語と地域>Microsoft IME キーの割り当て
変更後

▶ 設定を変更したら、試しにMicrosoft Edgeなどで「かな」「英数」が使えるかを確認してください。

Windows 11 Microsoft Edge

▶ 設定は以上です。

かわうそ君
かわうそ君

おつかれさまでした。

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Windows 10の設定

a) 優先する言語の設定

この章では、優先する言語を確認して、日本語だけになっているか、なっていなかったら日本語だけに変更します。

▶ Windowsのスタートメニューから、「設定」をクリックします。

Windows 10 スタートメニュー 設定

▶ 「設定」が開いたら、「時刻と言語」をクリックします。

Windows 10 スタートメニュー 設定

▶ 「時刻と言語」が表示されたら、左の列から「言語」をクリックします。

Windows 10 スタートメニュー 設定>言語

▶  「優先する言語」のリストを確認します。

「日本語」だけ表示されていたら、次の章に進みます。

「日本語」以外の言語も表示されていたら、「日本語」を一番上にドラッグして移動させます。

Windows 10 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語>優先する言語
移動前
Windows 10 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語>優先する言語
移動後

▶ リストの2番目以降の言語を、右端のボタン「削除」をクリックします。

以下の図では、「英語(米国)」を削除しています。

Windows 10 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語>優先する言語

▶ 日本語以外の言語設定を削除したので、タスクバーに「A」「あ」と表示されるようになります。

引き続いて、次の章に進みます。

Windows 10 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語>優先する言語

b) キーボードレイアウトの設定

この章では、Macのキーボードレイアウトを確認して、日本語になっているか、なっていなかったら日本語に変更します。

▶ 「日本語」の右端のボタン「オプション」をクリックします。

Windows 10 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語>日本語のオプション設定

▶ 「オプション」が表示されたら、 見出し「ハードウェアキーボードレイアウト」のボタン「レイアウトを変更する」をクリックします。

Windows 10 スタートメニュー 設定>時刻と言語>言語>日本語のオプション設定

▶ 「ハードウェアキーボードレイアウトの変更」が表示されたら、表示内容を確認します。

もしも、「日本語キーボード (106/109キー)」になっていたら、ボタン「キャンセル」をクリックしてから次の章に進みます。

一方、「接続済みキーボードレイアウトを使用する」や「英語キーボード (101/102キー)」になっていたら、ドロップダウンリストから「日本語キーボード (106/109キー)」を選択します。

Windows 11 ハードウェアキーボードレイアウトの設定
Windows 11 ハードウェアキーボードレイアウトの設定

▶ 設定を変更したら、ボタン「今すぐ再起動する」をクリックします。

Windows 11 ハードウェアキーボードレイアウトの設定

▶ Windowsが再起動したら、Microsoft Edgeなどで、正しく文字入力できることを確認してください。

例:@など

問題なければ、次の章に進みます。

Windows 10 Microsoft Edge

c) 「かな」「英数」の設定

▶ ①タスクバーの「A」「あ」を右クリックして、②「設定」をクリックします。

Windows 10 タスクバー 日本語 設定

▶ 「Microsoft IME」の設定画面が表示されたら、「キーとタッチのカスタマイズ」をクリックします。

Windows 10 設定>時刻と言語>言語と地域>Microsoft IME

▶ 「キーとタッチのカスタマイズ」の設定画面が表示されたら、①「各キーに好みの機能を割り当てる」のスイッチをオンに変えて、②「キーの割り当て」で次のように変更します。

  • 無変換キー:IME-オフ
  • 変換キー:IME-オン
Windows 10 設定>時刻と言語>言語と地域>Microsoft IME キーの割り当て
変更前
Windows 10 設定>時刻と言語>言語と地域>Microsoft IME キーの割り当て
変更後

▶ 設定を変更したら、試しにMicrosoft Edgeなどで「かな」「英数」が使えるかを確認してください。

Windows 10 Microsoft Edge

▶ 設定は以上です。

小悪魔キツネ
小悪魔キツネ

おつかれさまでした。

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まとめ

Paralles DesktopのWindows11や10のキーボードや日本語入力の問題について解決法を紹介しました。

Parallels Desktopは購入場所やタイミングによって、おトクに購入できる場合があります。

詳しくは、次の記事をご覧ください。

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当ページの更新履歴

  • 2023/12/16更新
    • タイトルの見直し
  • 2023/12/8更新
    • タイトルの見直し、更新履歴の追加。
  • 2022/2/28
    • 最初の公開

コメント

  1. hinano nishioka より:

    日本語入力はできるようになったのですが、日本語でのローマ字打ちができなくなってしまいました。対策を教えてください。

    • yamafd より:

      hinano nishiokaさん、コメントありがとうございます。

      かな入力の方法ですが、次の手順で設定可能です。

      ===

      (1) Windowsの右下にある、タスクバーの「あ」「A」を右クリックして、表示された項目の中から「設定」をクリック。

      (2) 右の画面の、「全般」をクリック

      (3)
      常にかな入力をする場合 :「ハードウェアキーボードでかな入力を使う」・・・オンにする

      必要なときに切り替えたい場合:「かな入力/ローマ字入力をAlt+カタカナ/ひらがなローマ字キーで切り替える」・・・オンにする

      ===

      設定はここまでです。

      なお、かな入力・ローマ字入力の切り替えをする場合は、Macでは「Alt」キーがないので、「option ⌥」キーを使います。

      以上、以下のサイトからの情報です。

      https://support.lenovo.com/jp/ja/documents/HT118901#a03

  2. 通りすがり より:

    ずっと入力しづらいままで使ってましたが、b)の設定で解消できました。
    本当にありがとうございますm(_ _)m

  3. Windows初心者 より:

    ありがとうございます!!!すっごくイライラしてたので、、この設定で本当に助かりました!!!

  4. 感謝です より:

    ありがとうございます。
    ご教示いただいた手順で無事にPrallels desktop のWindows環境でもMacのキーボードで日本語入力ができるようになりました。

  5. KATSUO ONO より:

    このページに辿り着くまでかなりイライラしました。
    おかげさまで快適になりました。
    ありがとうございました!

  6. マキパラ より:

    とても使いやすくなりました わかりやすい記事をありがとうございます!

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