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macOSインストール用USBメモリを作る方法を4つ紹介

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USBメモリ 4
更新日:2023年06月26日

投稿日:2023年06月26日
この記事は約4分で読めます。

macOS(OS X)の起動可能なインストール用USBメモリを作成する方法を4つ紹介します。

それぞれの方法の違いや、メリット・デメリット、具体的な手順について説明します。

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macOSインストール用USBメモリを作る方法4つ

ここでは、以下の4つの方法を比較します。

全て無料で使用可能です。

各方法で、以下の項目について比較を行います。

  • a) メリット・デメリット
  • b) アプリが動作可能なmacOSバージョン
  • c) 作成可能なUSBメモリのmacOSバージョン

結論から言うと、おすすめの方法は操作が簡単な「① Mist」または「② DiskMaker X」です。

1つのUSBメモリ内に複数のmacOSインストーラを共存させたい場合は、「③ DiskMaker X Pro」でも良いでしょう。

こういった操作が簡単なアプリが使えない場合は、「④ ターミナル」を使うことをオススメします。

「① アプリMist」は、macOSインストーラのダウンロードからUSBメモリ作成までがマウス数クリックだけで完了する、画期的なアプリです。

その他の方法は、自分でmacOSインストーラをダウンロードしなければならないので、これがなかなか大変で。。。(ダウンロードリンクが切れていたり、Macの環境によってはダウンロードできなかったり等々)

a) メリット・デメリット

① Mist② DiskMaker X③ DiskMaker X Pro④ ターミナル
メリット
  • macOSのダウンロードからUSBメモリ作成まで、アプリ上のボタンクリックで出来る
  • USBメモリ作成はアプリ上で可能
  • 1つのUSBメモリ内に最大7つまでインストーラが作成可能
  • 基本的にどのmacOSバージョンでも使用可能
デメリット
  • macOS 12 Monterey以上でないとMistが使えない
    macOS 11 Big Sur以上では使えない
  • macOSのインストーラは別途自分でダウンロードが必要
  • macOS 10.15 Catalina以上では使えない
  • macOSのインストーラは別途自分でダウンロードが必要
  • コマンドライン操作が必要で初心者には敷居が高い
  • macOSのインストーラは別途自分でダウンロードが必要

b) アプリが動作可能なmacOSバージョン

① Mist② DiskMaker X③ DiskMaker X Pro④ ターミナル
13 Venturacheck circle bluecheck circle blue
12 Montereycheck circle bluecheck circle blue
11 Big Surcheck circle blue
10.15 Catalinacheck circle bluecheck circle blue
10.14 Mojavecheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.13 High Sierracheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.12 Sierracheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.11 El Capitancheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.10 Yosemitecheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.9 Maverickscheck circle blue
10.8 Mountain Lioncheck circle blue
10.7 Lioncheck circle blue

c) 作成可能なUSBメモリのmacOSバージョン

① Mist② DiskMaker X③ DiskMaker X Pro④ ターミナル
13 Venturacheck circle bluecheck circle blue
12 Montereycheck circle bluecheck circle blue
11 Big Surcheck circle bluecheck circle blue
10.15 Catalinacheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.14 Mojavecheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.13 High Sierracheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.12 Sierracheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.11 El Capitancheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.10 Yosemitecheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.9 Maverickscheck circle bluecheck circle bluecheck circle blue
10.8 Mountain Lioncheck circle bluecheck circle blue
10.7 Lioncheck circle bluecheck circle blue
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① アプリ「Mist」を使う

当サイトの次の記事で詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。

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② アプリ「DiskMaker X」を使う

当サイトの次の記事で詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。

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③ アプリ「DiskMaker X Pro」を使う

当サイトの次の記事で詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。

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④ Mac標準アプリ「ターミナル」を使う

当サイトの次の記事で詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。

このページの記事は、ここまでです。

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当ページの更新履歴

  • 2023/6/26
    • 新規公開

コメント

  1. 質問者 より:

    詳しい解説有り難うございます。
    10.13以降のOSのインストール用USBメモリーもAPFSでなく、HFS+ですか。

  2. Masanori Hirata より:

    こんばんは。いつも勉強させていただいています。

    さて、当方ですが数日前に2020年Macbook Pro(catalina)を購入したものです。

    これまで仕事でイラストレータCS5を使っていたため、catalinaをパーティションで区切り、そこに今まで使用していたSierraをインストールして使おうとしています。

    SierraのOSはダウンロードし、サイトを参考にしてUSBに起動ディスクを作成しようとしていました。

    サイトでは「現OSより古いバージョンのOSのインストーラーを〜実行できません」となっています。結局、OSのインストーラーから「OS Sierra.app」を取り出さないとUSBでの起動ディスクの作成ができないと感じています。

    InstallOS.dmg→InstallOS.pkgをすると「このバージョンのmacOS 10.12.6は、このコンピュータにはインストールできません」とエラーが出てしまいます。どのようにして開いたのかをご教授願えればと思い、不躾ながらご連絡させていただきました。

    お返事いただけましたら幸いです。

    よろしくお願いいたします。

    • yamafd より:

      コメントありがとうございます。
      明日、こちらでも動作確認して、結果を報告します。

  3. Masanori Hirata より:

    お返事ありがとうございます。

    いろいろググってみたのですが手詰まりで、申し訳ございません。
    よろしくお願いいたします。

    • yamafd より:

      おまたせしました。
      長文になりますが、こちらでの検証結果と対応策を記載します。

      <① USBメモリ作成の検証結果>

      macOS 10.12 SierraのUSBメモリが作成できない件ですが、当方の次の機種では問題なく動作の確認ができました。

      ・機種 : MacBook Pro 15インチ Late 2013
      ・macOSバージョン : 10.15 Catalina
      ・確認内容 : macOS 10.12 SierraのUSBメモリの作成、その作成したUSBメモリからの起動

      ========================================

      <② お問い合わせのMacの対応macOSバージョンについて>

      次に、Hirataさんご使用のMacBook Pro 2020ですが、Catalinaが入っているとのことなので、アップルシリコンMacではなくインテルMacと思われます。

      Macでは、使用機種によってインストールできるmacOSの最小バージョンと最大バージョンが決まっています。
      MacBook Pro 2020では、次のようになっています。

      ・インテルMac : macOS 10.15 Catalina 〜 macOS 12 Monterey
      ・アップルシリコンMac : macOS 11 Big Sur 〜 macOS 12 Monterey

      よって、ご使用のMacBook Pro 2020には、いずれもmacOS 10.12 Sierraはインストールすることはできません。
      (そもそも、アップルシリコンMacでは、macOS 11 Big Surより下のバージョンで動く機種は存在しません。)

      Macの機種とmacOSの対応は、以下のページで紹介しています。
      https://yama-mac.com/macos_correspondence_table/

      ========================================

      <③ 解決方法>

      仮想環境アプリの使用 : VMWare FusionやVirtualBox(以上は無料)やParallels Desktop(これは有料)といった仮想環境アプリを使い、仮想環境上にSierraをインストールする方法があります。

      インテルMacであれば、上記の仮想環境アプリでSierraをインストールした検証結果を次のページで紹介しています。
      https://yama-mac.com/diskutility_create_macos_install_iso/#toc2

      MacではVMWareだと動いていますが、VirtualBoxはNGみたいですね。

      別の方法としては、最近の性能の良いWindowsなら、VMWareにSierraをインストールする方法もあります。
      すでにWindowsパソコンを持っているなら、試しにやってみるのが良いと思います。

      ただし、Windowsのバージョンやパソコンの機種によってはインストールできない・動かない場合も考えられるので、注意してください。
      さらに、この方法についてはmacOSやアドビアプリのライセンス的にどうなるかが不明なので、自己責任で行ってください。

      ========================================

      以上です。

      • Masanori Hirata より:

        yamafd さま

        ご検証ありがとうございます。最も基本的な「対応機種」のことが抜けておりました。
        10年使用していたMacbook proがクラッシュして、冷静さに書いていたようです汗。

        代案までご用意していただき、申し訳ございません。
        windowのマシン含めて、再検討してみようと思います。(ライセンスは大丈夫です)

        ありがとございました。

        • yamafd より:

          2010年代前半のMacBook Proだと、HDD/SSDの換装が比較的カンタンなので、トライしてみてもいいかもしれません。
          その際に、SSDの場合はSATA接続でないと、Sierraからは認識できないので、インストールができないので注意してください。

          最近はNVMeのSSDが多く販売されていますが、本来SATA接続のMacでNVMeを使う場合は、通称ゲタというアダプタを使う必要があります。
          しかし、ゲタを使ってNVMe接続にすると、Sierraはインストールできません。

          以下の記事は、本来SATA接続のMBPにゲタを使ってNVMeのSSDを換装したものですが、これだとNVMe接続になるのでSierraはインストールできません。
          https://yama-mac.com/replace_ssd_mbp15_late2013/

          以上です。

          • Masanori Hirata より:

            以前使用していましたMacbook Pro(2011 Early?)は、3年前にSSDに載せ替えてSierraを使っていました。

            それが先週、本当に突然お亡くなりになり、1週間いろいろとトライしたのですがダメで、良い機会なので新しいMacbook Proを購入した次第です。

            Windowのマシンも持っているのですが、あまり性能が良くないのでAdobeでは使いたくないと考えています。

            とりあえず、VMwareをやってみようかと思っています。

  4. yamafd より:

    10.12 Sierraは最近のmacOSと比べて動作が軽いので、VMWareでもサクサクだと思います。

  5. anonimousT より:

    High Sierra用のを作るのに参考にさせていただきました。
    が、「MyVolume is not a valid volume mount point.」というエラーが出てしまいました。

    CHECKのところの方法などを全部試しても同様の状況だったので、試しにUSBをアンマウントせずに(USBがマウントされたままの状態で)上記のコマンドをコピペして実行したら作成できました。

    関係ないかもしれませんが、その際のディスクユーティリティの画面はUSBでした(BuffaloのMyVolumeのところ)。
    ちなみにマシーンは MBP 15inch mid2015、OS 10.13.6 です。
    上記の確認方法でブートドライブとして認識されたのを確認しただけなので、ちゃんと動作するかはわかりません。
    誰かの役に立つかも?と思い一応コメントしてみました。

    いつもわかりやすい説明でご教示くださりありがとうございます。
    これからも色々と参考にさせていただきます。

  6. High Sierra より:

    コピペするコマンドでエラーが出ました。
    「\ 」が足りないようです。

    ですが、どのサイトよりも丁寧で、諦めかけていたインストール用USBメモリを作成することができました。
    このサイトに辿り着けて本当に良かったです。
    ありがとうございました。

    • yamafd より:

      コメントありがとうございます。

      記事をリライトしたときに、”\”が抜け落ちていました。
      修正しました。

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