MacのFinderではFTP/WebDAV接続ができますが、いろいろと問題が多い。
たとえば、FTPはリードオンリーだったり、WebDAVはバックアップツールで使うとカーネルパニックを起こしたり。
こういった問題を解決できるアプリを探していて「Mountain Duck」がなかなか良さそうなので、ここで紹介します。
「Mountain Duck」はどんなアプリで、メリット・デメリットは?
入手方法
「Mountain Duck」は有料アプリで、およそ5,000円前後です。
アプリはApp Storeからインストールできますが、課金する前に公式サイトで使用版が使えます。
以下は、公式サイトのリンクです。
メリット・デメリット
値段だけ見ると腰が引ける値段ですが、冒頭にも書いたようにMac標準のFinderではFTPがリードオンリーだったりWebDAVでカーネルパニックが出るなど、はっきり言ってオマケ機能のようなもので、日常的に使えるレベルではありません。
また、同類のアプリに「ocsmount」というものがありますが、日本語化されていなかったり、接続先がデスクトップにアイコン表示されなかったりして、使い勝手があまり良くありません。
一方、「Mountain Duck」だと日本語化されて、マウントしたボリュームがデスクトップに表示されるので、外付けHDDやNASと同じ感覚で使うことが出来ます。
また、バックアップソフトのコピー先の指定には、Finderからマウントしたボリューム内のフォルダをドラッグ・アンド・ドロップで指定できるなど、まさにFinderと一体化した使い方ができます。
以下の動画は、Macのバックアップアプリ「backupList+」のコピー先を、ドラッグ・アンド・ドロップで指定しているところです。
「Mountain Duck」と各種バックアップアプリを組み合わせて速度調査してみた
それぞれの調査は、次のような条件で行いました。
- WebDAVサーバ:Xdrive(Xserver社のビジネス向けWebDAVサーバ)
- Mac:MacBook Air M1 2020(16GBRAM/1TBSSD)
- ネット回線:IIJmioひかりIPoE接続(IPv4 over IPv6)
最後の「Mountain Duck + backupList+」ではファイルサイズや経過時間の表示はありませんが、いずれも500MBほどを10分強でコピーできています。
1時間で3GBほどでしょうか。
内蔵ドライブなどのフルバックアップは速度的に現実的ではありませんが、選択的にバックアップをするなら、クラウドバックアップとしての使いみちはあるのではないでしょうか?
このページの速度テストで使った「Xdrive」は、レンタルサーバで有名な「Xserver」社のクラウドストレージサービスです。
以下のページから、特徴や料金体系が見られます。
以下のリンクは、10日間無料試用期間付きの申し込みフォームです。
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