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MacとWindowsの「パーティションマップ形式」「ファイルフォーマット形式」対応表

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MacでWindowsを使えるソフトウェア【Parallels】

更新日:2023年06月28日

投稿日:2020年10月16日
この記事は約8分で読めます。

Macについては、AppleシリコンMac・インテルMac・Power PC MacのOS 9以降の全てのOSバージョン、WindowsはXp以降の全てのOSバージョン(64ビット版/32ビット版)が、一覧で見られます。

HDDやUSBメモリのフォーマットをするときに、Mac/Windowsの両方でアクセスできる形式を決めるときに使ってください。

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パーティションマップ形式

かわうそ君
かわうそ君

いろいろごちゃごちゃ書いてるけど、AppleシリコンMac/インテルMac/Windows Vista以降なら、「GUID(=GPT)」で問題ないよ。
ただし、スマホやデジカメで使うときは「MBR」ってところだけ注意!

小悪魔キツネ
小悪魔キツネ

それと、2TBまでの外付けのHDDを買ったばっかりのときは、たいてい「MBR」になっている。
もちろんそのままでも使えるけど、AppleシリコンMac/インテルMac/Windows Vista以降でしか使わないなら、「GUID(=GPT)」に変更しておくことをオススメする。

各パーティションマップ形式の特徴や制限

特に注意したほうがいい部分には、赤線を引いています

GUID(=GPT)

  • 全般
    • MacではGUID、WindowsではGPTと呼ばれるが、同じもの
    • 後からパーティションを追加・削除・サイズ変更ができる
    • 使用するディスクのサイズ上限は2TB超えて事実上無制限
    • ファイルサイズ上限は事実上無制限
    • 古い外付けHDDケースでは対応していない場合がある
  • Mac
    • AppleシリコンMac/インテルMacで起動ディスクではGUID必須
    • APFSを使うにはGUIDが必須
    • Power PC Macでデータディスクとして対応しているのは10.4.x Tiger 〜 10.5.x Leopardのみ
    • Power PC Macで起動ディスクには使えない
  • Windows
    • Windowsでデータディスクとして対応しているのは32ビット版Vista以降と64ビット版Xp以降
    • Windowsで起動ディスクに使えるのは64ビット版のVista SP1以降から
  • その他
    • スマホやデジカメのSDメモリには使えない

Appleパーティションマップ

  • 全般
    • 後からパーティションを追加・削除・サイズ変更ができない
    • 作成できるパーティションは4つまで
    • 使用するディスクのサイズ上限は2TBまで
    • 保存できるファイルのサイズは4GBまで
  • Mac
    • AppleシリコンMac/インテルMacで起動ディスクには使えない(OS X 10.5 Leopard除く)
    • AppleシリコンMac/インテルMacでデータディスクとして使えるが、APFSは使えない
    • Power PC Macで起動ディスクではAppleパーティションマップ必須
  • Windows
    • Windowsでは使えない
  • その他
    • スマホやデジカメのSDメモリには使えない

MBR

  • 全般
    • 後からパーティションを追加・削除・サイズ変更ができない
    • 作成できるパーティションは4つまで
    • 使用するディスクのサイズ上限は2TBまで
    • 保存できるファイルのサイズは4GBまで
  • Mac
    • AppleシリコンMac/インテルMac / Power PC Macの起動ディスクには使えない
    • APFSは使えない
    • HFS+の暗号化オプションは設定できない
  • Windows
  • その他
    • スマホやデジカメのSDメモリや2TB以下のHDDの標準形式

AppleシリコンMac

バージョンGUID
(=GPT)
Apple
パーティションマップ
MBR
11 Big Sur以降
  • 起動ディスク
  • データディスク
  • データディスク
  • データディスク
End of List

インテルMac

バージョンGUID
(=GPT)
Apple
パーティションマップ
MBR
10.6 Snow leopard以降
  • 起動ディスク
  • データディスク
  • データディスク
  • データディスク
10.5 Leopard
(注1下記参照)
  • 起動ディスク
  • データディスク
  • 起動ディスク
  • データディスク
  • データディスク
10.4 Tiger
  • 起動ディスク
  • データディスク
  • データディスク
  • データディスク
End of List
注1:インテルMacの10.5では、ユニバーサル起動ディスクとして、Appleパーティションマップでも起動可能、らしい

Power PC Mac

バージョンGUID
(=GPT)
Apple
パーティションマップ
MBR
10.4 Tiger ~ 10.5 Leopard
  • データディスク
  • 起動ディスク
  • データディスク
  • データディスク
10.0 Cheetah ~ 10.3 Panther
  • 起動ディスク
  • データディスク
  • データディスク
OS 9
  • 起動ディスク
  • データディスク
  • データディスク
End of List
「-」の表記は、対応していないことを表しています

Windows

バージョンGUID
(=GPT)
Apple
パーティションマップ
MBR
64ビット版
11/10/8.1/8/7/Vista Sp1
  • 起動ディスク
  • データディスク
  • 起動ディスク
  • データディスク
64ビット版
Vista/Xp
  • データディスク
  • 起動ディスク
  • データディスク
32ビット版
10/8.1/8/7/Vista
  • データディスク
  • 起動ディスク
  • データディスク
32ビット版
Xp
  • 起動ディスク
  • データディスク
End of List
「-」の表記は、対応していないことを表しています
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ファイルフォーマット形式

かわうそ君
かわうそ君

ファイルフォーマット形式は、いっぱいあってわかりにくいね〜

小悪魔キツネ
小悪魔キツネ

MacとWindowsのどっちでも読み書きできるのは「exFAT」の一択しかない。
Windowsだけで使うなら、データ破損に強い「NTFS」一択。
Macだけで使うなら「HFS+」か「APFS」。
「APFS」の方が新しくてデータ破損に強くて柔軟にパーティション設定できるけど、考え方や使い方に慣れてないとつらいかも。
だから、最初は「HFS+」を使って、慣れてきてチャレンジしたくなったら「APFS」でいいかな。

各ファイルフォーマット形式の特徴や制限

APFS

  • macOS 10.13 High Sierraから段階的に導入
  • GUIDパーティション必須
  • 1つの物理的なパーティションの中に、複数の論理パーティションを作成可能
  • 上記の特徴により、論理パーティション間で空き容量の共有が可能
  • さらに、論理パーティションを柔軟に追加・削除することが可能

HFS+(Mac拡張フォーマット)

  • 1998年のMac OS 8.1から導入されて、2020年最新のmacOS 11.0 Big Surまで読み書きできて対応範囲が広い

HFS(Mac標準フォーマット)

  • Mac OS 10.5 Leopardまでは読み書き可能、10.11 El Capitanまで読み込みのみ可能で、現在では古いデータの読み出し以外使うことはない

exFAT

  • FAT(FAT32)の後継として作られたので、4GB以上のファイルも保存可能
  • MacやWindowsの起動パーティションには使えず、データ保存専用

FAT(FAT32)

  • ファイルサイズ上限は4GBまで
  • MacやWindowsの起動パーティションには使えず、データ保存専用

NTFS

  • Windows Xp以降の標準フォーマット
  • Windows Xp以降の起動パーティションに使用可能で、データ保存用パーティションにも使える
  • MacではOS X 10.3 Panther以降で読み出しのみ可能

AppleシリコンMac/インテルMac / Power PC Mac

  • RW:読み書き可能
  • R:読み込み可能&書き込み不可
  • -:認識しない
バージョンAPFSHFS+
(Mac拡張
フォーマット)
HFS
(Mac標準
フォーマット)
exFATFAT
(FAT32)
NTFS
13 VenturaRWRWRWRWR
12 MontereyRWRWRWRWR
11 Big SurRWRWRWRWR
10.15 CatalinaRWRWRWRWR
10.14 MojaveRWRWRWRWR
10.13 High SierraRWRWRWRWR
10.12 SierraRWRWRWR
10.11 El CapitanRWRRWRWR
10.10 YosemiteRWRRWRWR
10.9 MavericksRWRRWRWR
10.8 Mountain LionRWRRWRWR
10.7 LionRWRRWRWR
10.6.5〜10.6.8 
Snow Leopard
(注1下記参照)
RWRRWRWR
10.6〜10.6.4 
Snow Leopard
RWRRWR
10.5 LeopardRWRWRWR
10.4 TigerRWRWRWR
10.3 PantherRWRWRWR
10.2 JaguarRWRWRW
10.1 PumaRWRWRW
10.0 CheetahRWRWRW
OS 9RWRWRW
End of list
注1:Mac mini Mid 2010、iMac Mid 2010の10.6.4含む

Windows

Windowsでは全バージョンで、「APFS」「HFS+(Mac拡張フォーマット)」「HFS(Mac標準フォーマット)」は使えません。

  • RW:読み書き可能
  • R:読み込み可能&書き込み不可
  • -:認識しない
バージョンexFATFAT
(FAT32)
NTFS
10/8.1/8/7/
Vista SP1
(注1下記参照)
RWRWRW
Vista/XpRWRW
End of list
注1:XpはパッチKB955704適用後にexFATがRWになるが、現在はパッチ入手不可

コメント

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