MacをBig Surにアップデートして、動作が重くなったかな?と思った人はいませんか?
ここでは、Macの買い替えやmacOSのダウングレード以外に、動作を軽くする方法を紹介します。
また、Big Sur以外のバージョンの場合でも、動作を軽くするのに効果があります。
- macOS Big Surにアップグレードしたら、動作が重くてイライラしている人
- Big Surではないが、インテルMacの古い機種を使っていて、動作が遅いためストレスを感じている人
概要
macOSは最初のバージョンが出てから20年以上経っていますが、グラフィックの処理方法を何度か大きく変更しています。
変更時には最新のMacに最適化されているため、それ以前のMacは「とりあえず動くが、最適化されていない」状態になります。
よって、グラフィックの処理方法をシンプルな設定に変更することにより、Macの動作速度をスピードアップしよう、というのがこのページの趣旨です。
この方法のメリットは、Macの標準機能だけで変更できるため、カンタンに設定出来る上、リスクが低いことです。
デメリットは、リスクが低い範囲でしか変更しないので、大きな効果は現れないこともある、ということです。
とはいえ、古いMacで動作の遅さに悩んでいる人は、タダで試せるので、とりあえずはやってみてください。
① ディスプレイの視覚効果・透明度を変更する
以降の設定をすると、次のような効果があります。
設定内容 | 効果 |
視覚効果を減らす |
以上のアニメーションを停止 |
透明度を下げる |
以上の効果を停止 |
前者の「視覚効果を減らす」の方は、グラフィック処理の負荷が大きいため、結構効果があります。
後者の「透明度を下げる」の方は、前者ほど大きな効果はありませんが、やや動きがスムーズになります。
以下、手順です。
▶ Macのメニューバーから、「システム環境設定…」を選択します。
▶ 「システム環境設定」が開いたら、「アクセシビリティ」を選択します。
▶ 「アクセシビリティ」が開いたら、左側の列から「ディスプレイ」を選択します。
▶ 「ディスプレイ」の項目が開いたら、以下の設定を変更します。
設定内容 | 変更内容 |
視覚効果を減らす | いずれもチェックを入れる |
透明度を下げる |
② ウィンドウをしまうときのエフェクトを変更する
以降の設定では、ウィンドウをしまうときの設定を「ジニーエフェクト」から「スケールエフェクト」に変更します。
「ジニーエフェクト」は、派手なアニメーションが目を引きますが、グラフィックの負荷が大きいため、これを切り替えるとMacの動作が軽くなります。
「ジニーエフェクト」と「スケールエフェクト」の違いは、以下の動画を参考にしてください。
【ジニーエフェクト】
【スケールエフェクト】
以下、手順です。
▶ 「システム環境設定」から、「Dockとメニューバー」を選択します。
▶ 「Dockとメニューバー」の項目が開いたら、以下の設定を変更します。
設定内容 | 変更内容 |
ウィンドウをしまうときのエフェクト | 「スケールエフェクト」に変更 |
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