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「Carbon Copy Cloner」のスケジュール機能を使う

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Carbon Copy Cloner
更新日:2021年04月17日

投稿日:2020年11月30日
この記事は約7分で読めます。

このページでは、Macのバックアップアプリ「Carbon Copy Cloner」で「スケジュール機能」を使う方法を説明します。

「スケジュール機能」には設定できる項目がとても多く、なんとなく使いにくい印象が強いのですが、図も使いながらわかりやすく説明します。

 

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「Carbon Copy Cloner」のスケジュールを使いこなすコツ

冒頭にも書きましたが、「Carbon Copy Cloner(以下、CCCと略します)」のスケジュールは多機能なので使いこなすのは難しいように見えます。

スケジュールは7種類あります。

そこで、使いこなすコツとしては、以下2つを分けて理解することです。

  • ① 7種類ごとに違う【スケジューリング】の部分
    • 種類ごとに違うので、それぞれの内容を理解する
  • ② 7種類で共通する【実行条件】より下の部分
    • 共通する部分なので、最初きちんと理解すればすべて理解できる

そうすると、ごちゃごちゃしたスケジュールの設定方法が見えてきます。

「Carbon Copy Cloner」のスケジュールの設定画面

 

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設定できるスケジュールの種類

以下の図の、①【スケジューリング】の中の項目について説明します。

「Carbon Copy Cloner」のスケジュールの設定画面

 

ドロップダウンリストで選択できるスケジュールの種類は、以下のように全部で7種類がありますので、ここからはそれぞれどんなことができるのかを説明していきます。

「Carbon Copy Cloner」のスケジュールの種類

 

このタスクをスケジュールで実行しない

「Carbon Copy Cloner」の「スケジュール」の「このタスクをスケジュールで実行しない」

これに設定しておくと、自動的にコピーが実行されません。

手動でコピーを実行したい場合には、これに設定して下さい。

 

指定時間に1回

「Carbon Copy Cloner」の「指定時間に1回」

これに設定しておくと、【実行時間】に設定された時間に1回だけ実行されます。

実行されたあとは、成功・失敗にかかわらず、「指定時間に1回」の選択肢の部分が「このタスクをスケジュールで実行しない」に置き換われます。

 

時間単位

「Carbon Copy Cloner」の「時間単位」

これに設定しておくと、【開始時刻】に設定された時刻からスタートとして、【繰り返しの間隔】に従って繰り返されます。

なお、【繰り返しの間隔】を「1」にしておくと1時間ごとに実行、「2」にしておくと2時間おきに実行されます。

 

日単位

「Carbon Copy Cloner」の「日単位」

これに設定しておくと、【開始時刻】に設定された時刻からスタートとして、【繰り返しの間隔】に従って繰り返されます。

なお、【繰り返しの間隔】を「1」にしておくと1日ごとに(つまり毎日)実行、「2」にしておくと2日おきに(つまり隔日、別の言い方では1日飛ばしおきに)実行されます。

 

週単位

「Carbon Copy Cloner」の「週単位」

これに設定しておくと、【開始時刻】に設定された時刻からスタートとして、【曜日】で選択した曜日に、【繰り返しの間隔】に従って繰り返されます。

なお、【繰り返しの間隔】を「1」にしておくと1週間ごとに(つまり毎週)実行、「2」にしておくと2週間おきに(つまり隔週)実行されます。

 

月単位

「Carbon Copy Cloner」の「月単位」

これに設定しておくと、【開始時刻】に設定された時刻からスタートとして、【実行日】で選択した曜日に、【繰り返しの間隔】に従って繰り返されます。

なお、【繰り返しの間隔】を「1」にしておくと1週間ごとに(つまり毎週)実行、「2」にしておくと2週間おきに(つまり隔週)実行されます。

ちなみに、「毎月の1日」「毎月の10日」「毎月の末日」といった、日にちを指定した設定はできません。

 

ソースまたはコピー先が再接続された時

「Carbon Copy Cloner」の「ソースまたはコピー先が再接続された時」

これに設定しておくと、コピー元とコピー先の両方の接続されたタイミングで実行されます。

他のスケジュールと違い、時刻のタイミングではありません。

この設定をどういうときに使うと効果的かというと、外付けHDDにコピーを取っていて、接続するたびに自動的にコピー実行させたい、といった例が思いつきます。

外付けHDDがコピー専用(バックアップ専用)ならこれでOKでしょうが、一つの外付けHDDにコピーデータと通常データを共存させている場合、接続するたびに実行されるのはわずらわしいです

そこで、以下のようなチェック項目が設定できるようになっています。

  • 【先に進む前に確認する】
    • これにチェックを入れていると、コピーを実行する前に確認画面が表示されます。
  • 【次の期間にこのタスクが最近実行されていれば、スキップ】
    • 設定された日数以内にコピーされていれば、スキップされます。
    • 以下は、3日に設定した場合のイメージ図です。前回の実行から3日以内は、コピーは自動実行されません。3日経過後からは、自動実行されます。
    • 「Carbon Copy Cloner」の自動実行スキップのイメージ

 

また、コピーし忘れを防ぐために、次のような項目が設定できるようになっています

  • 【このタスクが最近実行されていない場合、実行するよう通知】
    • 設定した経過日数を超えていると、コピーを取るように通知が表示されます。
    • 以下は、5日に設定した場合のイメージ図です。前回の実行から5日経過すると、コピーを取るように通知が表示されます。
    • 「Carbon Copy Cloner」の実行を促す通知のイメージ

 

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スケジュールの実行条件、その他の項目

以下の図の、②【実行条件】以下の中の項目について説明します。

「Carbon Copy Cloner」のスケジュールの設定画面

別のタスクが同じ書き込み先に書き込まれている場合、延期

  • チェックした場合:
    • 別のタスクが完了次第、このタスクを実行する
  • チェックしない場合:
    • 別のタスクが実行中でも、同時にこのタスクも実行する

 

このタスクを実行する条件

  • 【今日が終末でなければスキップ】をチェックした場合:
    • 月曜日〜金曜日まではスキップして、土日のみ実行する
  • 【今日が終末であればスキップ】をチェックした場合:
      • 月曜日〜金曜日までは実行して、土日はスキップする

 

このタスクを実行する時間を制限

  • チェックをした場合:
    • 設定した時間内であれば実行する

 

システムのスリープ状態

以下の4項目から選択できます。

「Carbon Copy Cloner」の「システムのスリープ状態」の設定

  • システムをスリープ解除する
    • スリープの場合は解除してタスク実行する
    • 電源オフの場合はタスク実行しない
  • スリープ解除する、またはシステムの電源をオンにする
    • スリープ解除または電源オンにしてタスク実行する
  • 次回システムがスリープ解除されている時にこのタスクを実行
    • インテルMacの場合は、「システム環境設定」で【PowerNap】が有効化されている場合は、2時間おきにスリープ解除されて最新のデータが更新されます。そのタイミングでタスクが実行されます。
    • AppleシリコンMacの場合は、「システム環境設定」で【PowerNap】の設定がなくなっていて、標準状態で一定時間ごとにスリープ解除されて最新データが更新されます。そのタイミングでタスクが実行されます。
    • 【PowerNap】については、以下にmacOS 11.0 Big Surのインテル版とAppleシリコン版の「システム環境設定」の画面を掲載しています。
  • このタスクをスキップ
    • Macが起動していない場合は、このタスクは実行されません。

 

参考画像:「システム環境設定」の【PowerNap】の設定

 

ソースまたはコピー先が見つからない場合

  • エラー通知を送信しない:
    • 画面上の通知だけでなく、メール通知も行わない
  • みつからなかったボリュームが再度表示されたらすぐにこのタスクを実行:
    • 両方の接続が有効になったタイミングで実行する

 

このページの記事は、ここまでです。

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