このページでは、Macのバックアップアプリ「Carbon Copy Cloner」でNASにバックアップを取る方法を説明します。
NASでうまく設定できない方は、ぜひご覧ください。
インストール方法
ライセンス購入方法
内蔵ドライブのブート可能クローンを作る
内蔵ドライブのイメージファイルを作る
メール通知を設定する
スケジュール機能を使う
NASにバックアップを取る(当ページ)
タスク機能を使う
事前準備
NASのIPアドレスは、【固定IPアドレス】にしておいて下さい。
【DHCP】で自動設定でもMacから接続できますが、安定して接続するために【固定IPアドレス】を強くおすすめします。
【DHCP】だと、NASの再起動のタイミンや、一定の時間ごとにIPアドレスが変わってしまうので、Macから接続できなくなることがあるためです。
【固定IPアドレス】の設定方法は、NASのマニュアルやサポートサイトで調べて下さい。
基礎知識:MacからNASへの接続方法
この項目は、MacからNASにつないだことがない・つなぎ方がわからない人向けの説明です。
既にやり方がわかっている方は、この項目は飛ばし【AFP接続とSMB接続のどちらが良いのか?】に進んで下さい。
- ①
- ②
以下のように「サーバへ接続」の画面が表示されたら、NASに接続するIPアドレスを入力します。
接続方式が【AFP接続】か【SMB接続】によって、IPアドレスの前の3文字が変わってきます。
- 【AFP接続】:afp://〜と入力(例:afp://192.168.100.40)
- 【SMB接続】:smb://〜と入力(例:smb://192.168.100.40)
NASによっては【AFP接続】【SMB接続】のどちらか一方、または両方対応している場合があります。
よって、まずは試しに【AFP接続】でマウントできるか確かめて、次に【SMB接続】でマウントできるか確かめてみて下さい。
【AFP接続】や【SMB接続】は、MacとNASの接続方式の違いです。
【AFP接続】はアップルが開発した接続方式で、主にMacで使われていて、市販のNASでは対応していない場合も多いです。
【SMB接続】はマイクロソフトが開発した接続方式で、Windows以外にもMacや市販のNASなどでも広く使われています。
アドレスを入力したら、「接続」をクリックします。
- ③
- ④
- ⑤
マウントされたNASのボリュームのアンマウントの方法は、外付けHDDやUSBメモリと同じです。
つまり、デスクトップに表示されたアイコン右クリックしてアンマウントするか、Finderのサイドバーからアンマウントします。
AFP接続とSMB接続のどちらが良いのか?
「Carbon Copy Cloner(以下、CCCと略します)」のコピー先にNASを使う場合には、ベストは【AFP接続】です。
NASが【AFP接続】に対応してない場合は【SMB接続】になりますが、その場合はいくつかの注意点があります。
以下から、【AFP接続】がベストな理由と、【SMB接続】の注意点を説明していきます。
CCCのコピー先でなく、Finderで普通にファイルを保存する場合は、【SMB接続】でも問題はありません。
市販のNASでは、【AFP接続】に対応しておらず【SMB接続】のみ対応の製品が多いです。
AFP接続のほうが良い理由
「CCC」でNASにバックアップする場合、保存先の保存形式として次の3つが選べます。
- ①そのままコピー
- ②スパース・バンドル形式
- ③スパース・イメージ形式(古いmacOSとの互換用で、普段は使わない)
上記の①か②で保存することになるのですが、①は【AFP接続】【SMB接続】のどちらでもOKです。
しかし、②は【AFP接続】でないと保存ができません。
よって、NASが【SMB接続】しか対応してない場合は、①そのままコピー、を使わなければなりません。
「CCC」のサポートサイトにも、このことが明記されています。
以下の引用の「ディスクイメージ」というのは、②スパース・バンドル形式と③スパース・イメージ形式のことを言っています。
(Google翻訳)macOSがさまざまなNASデバイスによってホストされているSMBボリューム上にディスクイメージを作成できないといういくつかの報告を受けています。
(原文)We have received several reports that macOS is unable to create disk images on SMB volumes hosted by various NAS devices.
“macOS Catalina Known Issues | Carbon Copy Cloner | Bombich Software.webloc“より一部引用
SMB接続ではバージョンに注意
【SMB接続】の方式にはバージョン1から3まであって、古いNASではバージョン1しか対応していません。
一方、macOSでは10.15 Catalina以降からはバージョン1では接続できなくなっています。
接続方式のまとめ
「CCC」でNASにバックアップを取る場合の接続方式のまとめです。
①そのままコピー | ②スパースバンドル形式 | |
AFP接続 | ◯ | ◯ |
SMB接続 ただし、SMBバージョンに注意 |
◯ | ✕ |
NASをバックアップ先にする手順
ここでは、普通に「CCC」で外付けHDDにバックアップをする方法は、既に知っている前提で説明を進めます。
よくわからない場合は、あらかじめ以下の記事に目を通しておいて下さい。
- ①
- ②
- ③
- ④
- ⑤
- ⑥
- ⑦
- ⑧
- ⑨
- ⑩
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