「Carbon Copy Cloner」でメール通知を設定する
更新日:2021年04月17日
投稿日:2020年11月29日
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このページでは、Macのバックアップアプリ「Carbon Copy Cloner」で「メール通知」を設定する方法を説明します。
「メール通知」にはGmailを使う人が多いのですが、「2段階認証」の設定をしている場合は少しコツがあるので、図解入りで詳しく説明します。
メール通知の概要
「Carbon Copy Cloner(以下、CCCと略します)」では、以下の図のように「スケジュール」の下の「@」の部分のドロップダウンリストで、メール通知の設定が選択できます。
選択できる項目と、それぞれの使い方のサンプルです。
②と③の使い分けが難しいですが、頻繁にメール通知を受信するとわずらわしくて、かえって重要な通知を見落とす危険があります。
よって、上の表のサンプルでも書いたとおり、②の「重要な結果を確実に知りたい」とか③の「エラーが起きたときだけ知りたい」のように、絶対に必要な通知以外は設定しないほうが良いです。
逆に、スケジュールで自動実行しているのに全くメール通知を設定しないと、「バックアップが取れていると思ったら取れていなかった」という最悪の事態になります。
これはなんとしても避けなければなりません。
メール通知の設定方法
①
「CCC」の画面の上にある「環境設定」のアイコンをクリックします。
②
「環境設定」が開いたら、「メール通知」のアイコンをクリックして画面を切り替えます。
以下は切り替え後の画面です。
③
以下のように「アカウントを選択」の画面が出たら、表示されたメールアカウントから選択するか、一番下の「Other…」をクリックします。
④
以下のように「メールの送信に使用する設定を指定して下さい。」という画面が表示されたら、各項目を入力または確認して、右下の「OK」をクリックします。
一般のメールアドレス
Gmailのメールアドレス
⑤
以下の画面に戻ったら、左下の「テストメールを送信…」をクリックします。
⑥
以下のように「テストメールの送信先」が表示されたら、メールアドレスを確認してから、「メールを送信」をクリックします。
⑦
メール送信のテスト中は、以下の画面のように丸いカーソルがぐるぐると回転します。
テストは10秒ぐらいで終わるので、それまで待ちます。
⑧
テストがうまく行ったら、「メールが送信されました。」と表示されます。
うまくいかなかった場合は、設定を見直してやり直して下さい。
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テストメール送信成功
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テストメール送信失敗
また、Gmailの2段階認証を設定している場合は、以下のように「GmailはCCCのアプリケーション用パスワードを必要としています。」と表示されます。
表示されたら、次の【Gmailの2段階認証の追加設定】に進んで下さい。
Gmailの2段階認証の追加設定
①
Gmailの2段階認証を設定している場合は、以下のように「GmailはCCCのアプリケーション用パスワードを必要としています。」と表示されます。
表示されたら、「Appパスワードに進む」をクリックします。
②
以下のようにGoogleアカウントのログイン画面が表示されたら、①でGoogleアカウントとパスワードを入力して、②の「次へ」をクリックします。
③
以下のように「アプリ パスワード」という画面が表示されたら、「アプリを選択」をクリックします。
④
以下のようにドロップダウンリストが表示されたら、一番下の「その他(名前を入力)」を選択します。
⑤
①で名前の入力欄に「CCC」と入力して、②で「生成」をクリックします。
⑥
アプリパスワードが生成されると、以下のように「生成されたアプリパスワード」の画面に切り替わって、パスワードが表示されます。
表示されたら、アプリパスワードを選択して、キーボードの【⌘ + C】でクリップボードにコピーしておきます。
これは後で使います。
⑦
CCCの画面に戻って、「編集…」のボタンをクリックします。
⑧
以下のように「メールの送信に使用する設定を指定して下さい。」の画面が表示されたら、①で「パスワード」の欄に先ほどクリップボードにコピーしたパスワードをペースト【command + V】します。
ペーストしたら、②で「OK」をクリックします。
⑨
以下の画面に戻ったら、左下の「テストメールを送信…」をクリックして、ふたたびテストメール送信を実行します。
⑨
テストメール送信に成功すると、以下のように画面表示され、テスト成功のメールも届きます。
テストメール送信成功
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